GetFieldSelections() は、項目内の現在の選択の string を返します。
すべての値の中で一部を除外して選択する場合、除外する値が 2 つの場合は「NOT x,y」、1 つの場合は「NOT y」形式を使用します。すべての値を選択し、その値のカウントが max_values よりも大きい場合、ALL のテキストが返されます。
構文:
GetFieldSelections ( field_name [, value_sep [, max_values [, state_name]]])
戻り値データ型: 文字列
| 書式 | 説明 | 
|---|---|
| 'a, b, c' | 選択された値の数が max_values 以下の場合、返される文字列は選択値のリストになります。 値は value_sep を区切り記号として区切ります。 | 
| 'NOT a, b, c' | 非選択値の数が max_values 以下の場合、返される文字列は、非選択値のリストに NOT を前置したものです。 値は value_sep を区切り記号として区切ります。 | 
| 'x of y' | x = 選択値の数 y = 値の合計数 max_values < x < ( y - max_values) のときに返されます。 | 
| 'ALL' | すべての値が選択されている場合に返されます。 | 
| '-' | 値が選択されていない場合に返されます。 | 
| <search string> | [検索] を選択した場合、検索文字列が返されます。 | 
引数:
- field_name: メジャー対象となるデータ範囲が含まれている項目です。
- value_sep: 項目値の間に配置される区切り記号。デフォルトは「 , 」です。
- max_values: 個々にリストされる項目値の最大数です。この数が大きくなると、「x of y value」(x/y 個) という表記が使用されます。デフォルトは 6 です。
- state_name: 特定のビジュアライゼーションのために選択された並列ステートの名前。state_name 引数が使用されると、特定のステート名に関連付けられた選択のみが対象になります。詳細については、「並列ステート」を参照してください。
例
以下の例では、リスト ボックスに読み込まれた First name 項目を使用しています。
例1: First name で John が選択されている場合
GetFieldSelections ([First name])
'John' を返します
例2: John と Peter が First name で選択されている場合
GetFieldSelections ([First name])
'John,Peter' を返します
例3: John と Peter が First name で選択されている場合
GetFieldSelections ([First name],'; ')
'John; Peter' を返します
例4: John、Sue、Mark が First name で選択されている場合
GetFieldSelections ([First name],';',2)
NOT Jane;Peter を返します。(max_values 引数の値に 2 が指定されているため) それ以外の場合は、John; Sue; Mark. が返されます。
例で使用されているデータ:
Names:
LOAD * inline [
"First name"|"Last name"|Initials|"Has cellphone"
John|Anderson|JA|Yes
Sue|Brown|SB|Yes
Mark|Carr|MC |No
Peter|Devonshire|PD|No
Jane|Elliot|JE|Yes
Peter|Franc|PF|Yes ] (delimiter is '|');