GetExcludedCount

GetExcludedCount() は、特定した項目に含まれる除外された個別の値の数を検出します。除外された (灰色セルに白文字) 値のみがカウントされます。代替値 (白いセルに灰色文字) および選択除外値（灰色セルに緑文字) はカウントされません。

構文:  

GetExcludedCount (field_name)

戻り値データ型： 文字列

引数：  

• field_name: メジャー対象となるデータ範囲が含まれている項目です。

次の表には、この関数に関連するその他の関数が示されています。

リスト ボックスの選択状態の色

このページのすべての情報は、リスト ボックスの選択状態の色について言及しています。

• QlikView ドキュメントの [配色] を [クラシック拡張] に設定します。参照: 選択スタイル設定

• [代替値の表示] がオンに設定されたリスト ボックス参照: 選択状態の表示切替

次の表は、この設定によるリスト ボックスの各選択状態の配色の概要を示しています。

例

以下の例では、異なるリストボックスにロードされた 3 つの項目を使用しています (1 つは First name のもの、1 つは Last name のもの、もう 1 つは Initials のもの)。

例1： First name に選択された値がない場合

GetExcludedCount (Initials)

0を返します。選択項目はありません。

例2： First name で John が選択されている場合

GetExcludedCount (Initials)

5 を返します。Initials には灰色表示の除外値が 5 つあります。JA 値は、First name の John という選択に関連付けられているため、白色で表示されます。

例3： John と Peter が First name で選択されている場合

GetExcludedCount (Initials)

3 を返します。Initials では、John は 1 つの値に関連付けられ、Peter は 2 つの値に関連付けられます。

例4： John と Peter が First name で選択されており、Franc が Last name で選択されている場合

GetExcludedCount ([First name])

結果は 3 になります。First name には 3 つの除外値があり、灰色で表示されます。GetExcludedCount() では除外値のみがカウントされます。代替値および選択された除外値はカウントに含まれません。

例5： John と Peter が First name で選択されており、Franc と Anderson が Last name で選択されている場合

GetExcludedCount (Initials)

4 を返します。Initials には灰色表示の除外値が 4 つあります。他の 2 つの値 (JA と PF) は、First name での選択 John および Peter と関連付けられているため、白色または薄い黄色で表示されます。

例6： John と Peter が First name で選択されており、Franc と Anderson が Last name で選択されている場合

GetExcludedCount ([Last name])

3 を返します。Last name には 3 つの除外値があります。Brown、Carr、Elliot。値 Devonshire は代替値なので、カウントには含まれません。

例で使用されているデータ：

Names:

LOAD * inline [

"First name"|"Last name"|Initials|"Has cellphone"

John|Anderson|JA|Yes

Sue|Brown|SB|Yes

Mark|Carr|MC |No

Peter|Devonshire|PD|No

Jane|Elliot|JE|Yes

Peter|Franc|PF|Yes ] (delimiter is '|');