Execute
Execute ステートメントはその他のプログラムの実行に使用しますが、QlikView ではデータのロードを行います。例えば、必要な変換を行う場合などです。
構文:
execute commandline
引数:
引数 | 説明 |
---|---|
commandline |
オペレーティング システムがコマンド ラインとして解釈するテキスト。 |
QlikView での Execute の有効化
既定値では、リロード中の Execute ステートメントの実行は、QlikView Server および QlikView Desktop の両方で無効化されます。QlikView Server または QlikView Desktop のインストールで Execute コマンドを手動で有効にすることができます。
QlikView Server
QlikView Batch Settings.ini ファイルを変更することによって、QlikView Server の Execute ステートメントを有効にすることができます。
次の手順を実行します。
- C:\Windows\System32\config\systemprofile\AppData\Roaming\QlikTech\QlikViewBatch に移動して、Settings.ini ファイルを開きます。
- AllowExecuteCommand 行を探して、次のように値を 1 に設定します。
AllowExecuteCommand=1
ここで、QlikView Management Console からドキュメントのリロードを実行すると、Execute ステートメントが有効になります。
EnableQVBLog=1
QlikView Desktop
次の手順を実行します。
- QlikView Desktop スタート ページで、[設定] ドロップダウン メニューをクリックして [ユーザー プロパティ] を選択します。
- [セキュリティ] タブで、[スクリプトからのデータベースへの書込/実行ステートメントの実行を許可する] を選択して、セキュリティの上書きを有効にします。
参照: ユーザー プロパティ: セキュリティ
- Execute ステートメントを実行する QlikView ドキュメントを開き、[ファイル] ドロップダウン メニューから [ロード スクリプトの編集] を選択してスクリプト エディタを開きます。
- スクリプト エディタ ウィンドウの下部で、[設定] タブに移動して [外部プログラムを実行する] を選択します。
これで、リロード中にスクリプトでこのステートメントを実行できるようになりました。
スクリプト エディタの設定で [外部プログラムを実行する] 設定が有効になっていない場合でも、リロード中にこのステートメントを実行できます。この場合は、Execut ステートメントを含むスクリプトを実行するたびに、[Security Alert] (セキュリティ アラート) ウィンドウが表示されます。スクリプトで Execute ステートメントの実行を許可するには、[Security Alert] (セキュリティ アラート) ウィンドウにあるオプションから [Override Security, Execute This Statement] (セキュリティを上書きしてこのステートメントを実行する) を選択します。
Execute "C:\Program Files\Office12\Excel.exe";
Execute "winword macro.doc";
Execute cmd.exe /C "C:\BatFiles\Log.bat";