ピボット テーブルの行の合計
QlikView のストレート テーブルでは、行の単純な合計と計算式の合計のいずれかを選択できます。QlikView のピボット テーブルでは、この選択はできません。ピボット テーブルの合計は、常に数式の合計として計算されます。
この 2 つが異なる場合に行全体の合計が関連することはめったにないため、通常はこれで問題ありません。
次のセクションでは、そのことに注意をして、全体の列の合計が望み通りの結果となる例が表示されます。
この例では、学生 3 人で一組のチームが、異なる 3 つの教科で成績ごとにポイントを獲得する、学校のコンテストがあると仮定します。チームは、教科ごとにグループ内の最も高いスコアを選択し、この 3 つの上位のスコアを合計に追加します。次のデータは、スクリプトから読み取られています。
軸としてClassと、数式としてMax(Score)が備わるストレート テーブルは、行の合計を次のように行います。
行の合計ではなく、数式の合計として常に計算されるピボット テーブルに、ストレート テーブルが変換される場合、問題が起こる場合があります。
この例の場合は、合計が 12 となるはずですが、5 では目的に適っていません。この場合、Aggr 関数は軸ではなく、数式で使用されます。
囲まれているチャートの軸を Aggr 関数の軸としても使用し、元の数式を Aggr 関数で囲みます。これでこのバンドルは、引数として、Sum 集計関数に使用されます。テーブルには、予測される合計が表示されます。
高度な集計関数の利点は、個々の行では、1 つの値に評価されることです。これは、軸は通常のデータ行ごとに 1 つの絞込値だけを持つためです。内部の軸および数式は、囲まれているチャートの場合と同じであるため、各値は、もちろん、囲まれた Sum関数および高度な集計関数がなくても、まったく同じ結果になります。
ただし、合計行の場合、高度な集計関数は、3 つの値 (軸項目の値ごとに 1 つ) を返します。これらは、Sum集計関数によって合計されます。正式には数式の合計ですが、結果は行の合計と等しくなります。