Qlik NPrinting と Qlik Sense との接続

レポートで Qlik Sense チャートが必要な場合には、 Qlik NPrinting インストールを Qlik Sense に接続する必要があります。1 つの Qlik Sense ハブを Qlik NPrinting レポートの受信用に指定することができます。

Qlik Sense 証明書が含まれている Qlik NPrinting サーバー フォルダー (C:\Program Files\NPrintingServer\Settings\SenseCertificates) は、アップグレードしている間は保持されますが、Qlik NPrinting をアンインストールした場合には削除されます。

要件

Qlik Sense バージョンの互換性については、Qlik Sense の互換性 を参照してください。

• QMC では、Qlik NPrinting Engine Windows サービスを実行する Windows ユーザーに、RootAdmin 権限を付与する必要があります。Windows ユーザーはドメイン ユーザーである必要があります。参照先:ユーザー アカウント。
• Qlik Sense プロキシでの Microsoft Windows NTML 認証。SAML と JWT はサポートされていません。仮想プロキシが SAML または JWT 認証を使用する場合、 NTLM が Qlik NPrinting 接続で有効になっている新しい仮想プロキシを追加する必要があります。以下を正しく設定する必要があります。

• Qlik Sense プロキシ。

• Qlik Sense 仮想プロキシ。

• プロキシと仮想プロキシ間のリンク。

• レポートを作成するためのデータを取得するには、Qlik NPrinting Engine マシンから Qlik Sense 仮想プロキシに到達できる必要があります。Qlik Sense ハブに公開するには、Qlik NPrinting サーバー から到達可能である必要があります。

制限

• 追加の Qlik Sense サーバーに接続すると、Qlik NPrinting サーバー システム リソースに影響を及ぼします。複数の Qlik Sense サーバーに接続すると、Qlik NPrinting Engine および Qlik NPrinting サーバー のコンピュータ上で RAM と CPU の使用率が上がる場合があります。参照先:パフォーマンス。
• 複数の Qlik Sense ハブへの公開には対応していません。
• Qlik Sense Desktop には対応していません。

Qlik Sense への接続の検証

Qlik NPrinting は証明書を使用して Qlik Sense への接続を検証する必要があります。

Qlik NPrinting からQlik Sense ハブへレポートを配布するには、すべての Qlik NPrinting スケジューラー サービス コンピューターに証明書をインストールする必要があります。Qlik Sense アプリへの接続を作成するには、すべての Qlik NPrinting Engine コンピューターに証明書もインストールする必要があります。Qlik NPrinting スケジューラー サービス と Qlik NPrinting Engine が同じコンピューターにインストールされている場合は、証明書を一度だけインストールします。

からの証明書のエクスポートQMC

以下を実行します。

1. QMC に Qlik Sense 管理者または RootAdmin アクセスを持つユーザーとしてログインします。

2. QMC スタート ページまたは メニューから [Certificates] (証明書) を選択します。

   [Certificates] (証明書) の [Export] (エクスポート) ページが表示されます。

3. [Machina name] (マシン名) ボックスに、証明書を作成している Qlik NPrinting サーバー コンピュータのフル コンピューター名を入力します。MYMACHINE.mydomain.com または IP アドレスです。

4. [Certificate password] (証明書パスワード) ボックスは空白のままにします。

5. [Export file format for certificates] (証明書のファイル形式をエクスポート) ドロップダウン リストから .pfx ファイルを選択します。

6. 操作バーで [Export certificates] (証明書をエクスポート) をクリックします。

7. エクスポートが終了すると、[Certificates exported] (証明書がエクスポートされました) ダイアログが表示されます。[Certificates will be exported to this disk location] (証明書はこのディスクの場所にエクスポートされます) にエクスポート先のディレクトリが表示されます。

   既定の場所は次のとおりです。C:\ProgramData\Qlik\Sense\Repository\Exported Certificates\QlikNPrintingServerName

8. このディレクトリに移動します。以下のフィアルが含まれています: client.pfx、server.pfx、および root.cer。これらは、Qlik NPrinting 展開にインストールする必要のあるファイルです。

   

複数の Qlik Sense サーバーに接続している場合、各サーバーに対してエクスポート プロセスを繰り返し、証明書ファイルの名前を変更する必要があります。

Qlik Sense クライアント証明書のインストール

からの証明書のエクスポートQMC 中にエクスポートされた client.pfx ファイルが必要です。証明書を複数の Qlik Sense サーバーからインストールしている場合は、client.pfx ファイルの名前を一意の名前に変更する必要があります。例:YourQlikNPrintingServerName.pfx. それぞれの Qlik NPrinting Engine に同じ手順を行います。それぞれの client.pfx に一意の名前を付ける必要があります。

証明書エクスポート プロセスは、Qlik NPrinting サーバー と Qlik NPrinting Engine を接続する各Qlik Sense サーバーごとに繰り返す必要があります。

以下を実行します。

1. Qlik Sense システム管理者からエクスポートして名前を変更した Qlik Sense 証明書を受信します。

2. Qlik NPrinting スケジューラー サービス を実行している Qlik NPrinting サーバー に Windows Qlik NPrinting サーバー サービス管理者としてログインします。

3. 証明書を C:\Program Files\NPrintingServer\Settings\SenseCertificates に追加します。Qlik NPrinting では自動的に各接続に使用される正しいフォルダーが識別されます。

   情報メモ

   Qlik NPrinting が使用するアクティブな Qlik Sense 証明書は、C:\Program Files\NPrintingServer\Settings\SenseCertificates フォルダーにのみ保存する必要があります。

   使用していない証明書があれば削除することを推奨します。

4. Windows Qlik NPrinting Engine サービス管理者を利用して、Qlik NPrinting Engine サービスを実行している各 Qlik NPrinting Engine に同じ手順を行います。

ユーザーが Qlik Sense ハブでレポートを表示するために、Qlik Sense でユーザー アクセスの割り当てをさらに行う必要はありません。

Qlik Sense 接続のサーバー証明書認証を構成する

サーバー証明書検証を行うと、データ取得 (Qlik Sense アプリからデータまたは画像を取得する) と、Qlik Sense ハブにレポートを公開するために、Qlik NPrinting は信頼された Qlik Sense サーバーのみに接続されるようになります。これらの証明書をインポートすると、Qlik NPrinting が Qlik Sense への接続を検証できます。

要件

• インストール場所:Qlik Sense root.cer ファイルは Qlik NPrinting サーバー および Qlik NPrinting Engine マシンに、対応する Windows Qlik NPrinting サーバー サービス管理者または Windows Qlik NPrinting Engine サービス管理者 (証明書が、現行ユーザーによってインストールされ、ローカル マシンにインストールされない場合) としてログインした担当者がインストールする必要があります。

• 完全修飾ドメイン名 (FQDN): [Qlik Sense サーバー証明書検証を適用する] が有効な場合、データ取得とレポート公開の両方について、完全修飾ドメイン名 (FQDN) のみを Qlik Sense サーバーへの接続に使用できます。

  すべての Qlik Sense 接続と Qlik Sense ハブ プロキシ アドレスには、フル アドレスが含まれている必要があります: http(s)://mysenseserver.mydomain.com/with_proxy_prefix_if_used。

  簡略化されたアドレスは使用できません: http(s)://mysenseserver/with_proxy_prefix_if_used。Qlik Sense 接続で FQDN プロキシ アドレスを使用しない場合、Qlik NPrinting 管理者が手動で変更する必要があります。

サーバー証明書のインストール

からの証明書のエクスポートQMC 中にエクスポートされた root.cer ファイルが必要です。これは、Qlik NPrinting サーバー と Qlik NPrinting Engine マシンにインストールする必要があるファイルです。サーバー証明書は次にインストールしてください:

• Qlik Sense ハブがレポート公開先として使用される場合、Qlik NPrinting サーバー コンピュータ。

• Qlik Sense への接続が使用される場合、各 Qlik NPrinting Engine マシン。データの取得に QlikView のみが使用される場合は、Engine マシンに証明書をインストールする必要はありません。

以下を実行します。

1. 正しいサービス管理者アカウントで Qlik NPrinting サーバー または Qlik NPrinting Engine にログインします。

2. コピーした root.cer ファイルをダブルクリックして、[証明書をインストール…] をクリックします。

   これにより、証明書インポート ウィザードが開始されます。

3. 最初のダイアログ ボックスは、現行ユーザーにのみ証明書をインストールすることを提案します。これは、Server または Engine Windows サービス ユーザー アカウントのいずれかです。[ローカル マシン] を選択した場合、すべてのユーザーが証明書を使用できます。[次へ] をクリックします。

   

4. [証明書をすべて次のストアに配置する] を選択してから、[参照…] をクリックします。

5. [信頼されたルート証明機関] を選択してから、[OK] を選択します。[次へ] をクリックします。

6. 選択をレビューします。選択した項目は、下記の画像、特に ユーザーが選択した証明書ストア: 信頼されたルート証明機関] に一致する必要があります。

   

7. [終了] をクリックします。

8. [セキュリティ警告] ダイアログが表示される可能性があります。その場合は、それを読んだうえで [はい] をクリックします。

インポートに成功したことを示すメッセージが表示されます。すべての Qlik NPrinting 接続と、Qlik Sense (使用されている場合) がハブ プロキシ アドレスを公開し、FQDN を使用していることを確認します。詳しくは、「要件」を参照してください。

必須の Qlik NPrinting サーバー と Qlik NPrinting Engine マシンに証明書をインストールした場合、手動で機能を有効化することができるようになっています。

サーバー証明書検証をオンにする

サーバー証明書検証をオンにした後、対応する Qlik Sense root.cer 証明書ファイルが Qlik NPrinting サーバー と顧各 Qlik NPrinting Engine マシンに適切にインストールされていない場合、Qlik Sense 接続を使用する構成済みタスクは実行時に失敗します。

以下を実行します。

1. 管理者として Qlik NPrinting ウェブ コンソール にログインします。

2. トップ メニューで [管理] > [設定] > [タスク] を選択します。

3. [セキュリティ] セクションで、[Qlik Sense サーバー証明書の検証を適用する] チェックボックスをクリックします。

4. [構成] ボタンをクリックします。

この機能をオンにすると、各 Qlik Sense 接続ページと Qlik Sense ハブ展開先セットアップ ページの株にメッセージが表示されます。