開始失敗
Talend Management Consoleにおけるタスクまたはプランの実行ステータスの1つです。Misfired (開始失敗)というステータスは、タスクまたはプランが問題のために開始できないことを示します。これは、実行中の失敗を示す[Failed] (失敗)ステータスとは異なります。
ルート、データサービスタスク、プランに[Misfired] (開始失敗)ステータスが適用されることはありません。これらに問題が発生した場合は、引き続き[Failed] (失敗)と表示されます。
実行の開始失敗のよくある原因:
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エンジンが利用不可である
ネットワークの問題やリソースの不足によってエンジンが一時的に利用できなくなり、ハートビートの欠落が発生します。エンジンが再び利用可能になるまで、ハートビートが欠落している間にトリガーされたタスクは失敗します。
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タスクが複数実行されている:
前のインスタンスがまだ実行されている間に同じジョブがトリガーされることで、競合につながります。これは、スケジューリングが重複していたり、リソース制約のために前の実行が時間内に終わらなかったりするために発生します。
問題の診断方法:
- [Get task execution status] (タスク実行ステータスを取得)エンドポイントを呼び出し、レスポンス内のmisfiredExecutionReasonフィールドをチェックします。これによって、以下のような詳細が得られます:
- 必要なサービスが利用不可である
- 最大限度に到達した
- タスクの設定や依存項目に関する問題である
考えられる解決方法:
- ハートビートを維持できるよう、エンジンに十分なリソースとネットワーク接続があることを確認する。
- 実行が重複しないよう、実行スケジュールを変更する。
- 必要であればハートビートを増やす。
開始に失敗したタスクやプランの通知を有効にする方法は、メール通知をご覧ください。