Dynamic EngineとDynamic Engine環境
Dynamic Engineインスタンスは、Talend Management Consoleで作成された論理エンティティと、Kubernetesクラスターでプロビジョニングされた物理エンティティで構成されます。物理エンティティは、割り当てられたDynamic Engine環境ネームスペースでポッドのセットとして動作し、Talendタスクの実行に必要なサービスをすべて統合します。Talend Management ConsoleとそのAPIサービスは、ユーザー、タスク、Dynamic Engineをはじめとする関連のエコシステムを管理します。
Dynamic Engineインスタンスは、関連するDynamic Engine環境にデプロイされたサービスを使用してタスクを実行します。
前述のとおり、Talend Management Consoleは、APIサービスと共にDynamic Engineインスタンスと環境をシームレスに管理します。Talend Management Consoleを使用すれば、Dynamic Engineインスタンスとその環境のライフサイクルをリアルタイムで簡単にデプロイ、監視、管理でき、Kubernetesの自動化とスケーラビリティ機能を活用してさまざまなワークロードの需要に効率的に対応できるようになります。
Dynamic Engineは自動化とコンテナー管理にKubernetesを活用し、データ処理により現代的で柔軟なアプローチを提供します。このソリューションでは、インフラ管理の多くをKubernetesにオフロードすることで運用のオーバーヘッドを削減し、最小限の手作業でパフォーマンスを最適化できます。Dynamic Engineはさらに、データ主権と厳格な規制要件へのコンプライアンスが保証されるSaaSデプロイメントモデルをサポートしています。将来的にDynamic EngineはTalend Cloudサービス全体でさらに緊密な統合を進め、単一かつ統一されたフレームワークで処理業務を簡素化するよう位置付けられています。