プロジェクト参照を定義
参照プロジェクトとは、プロジェクト用に設定するプロパティで、これによりプロジェクト項目の一部またはすべてが別のプロジェクトにより参照できるようになります。
あるプロジェクトが別のプロジェクトを参照した場合、参照されるプロジェクトの項目(ジョブ、メタデータなど)は再利用できます。
プロジェクトがGitに保管されている場合に、どのレベルでも参照を確立できるようにその項目がメインとブランチで構成されており、プロジェクトのより柔軟な使用を保証します。
情報メモ注:
- 参照として使われるプロジェクトのタイプが、参照しているプロジェクトの従属タイプの場合にのみ、プロジェクト間で参照関係を確立できます。たとえば、データ管理プロジェクトはマスターデータ管理プロジェクトの参照として使用できますが、その逆はできません。
- 新バージョンに移行したり、またはパッチを適用したりすると、プロジェクトに対して移行のみを目的とする読み書きアクセスが必要です。
- 以下の操作はできません。
- 1つのプロジェクトの複数のブランチを別のプロジェクトへの参照として定義すること。
- 2つのプロジェクトの間に参照のサイクルを作成すること。
- プロジェクトとその参照の両方に同じ名前のプロジェクト項目(ジョブレットを除いて、ジョブ、コンテキスト、メタデータなど)があること。
以下の手順では、Talend Studioでプロジェクト参照を定義する方法を説明しています。また、コマンドaddReferenceとdeleteReferenceを使用してTalend CommandLine内にプロジェクト参照を作成し、管理することもできます。これらのコマンドについてはhelp <commandName>コマンドをご確認ください。
参照プロジェクトの作業については、参照プロジェクトを使って作業をご覧ください。