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Talend Studioでカスタムコンポーネントを共有

リモートプロジェクトでの作業時に、Talend Studioにカスタムコンポーネントがインストールされ、それが1つまたは複数のジョブで使用されている場合、同じリモートプロジェクトに接続する他のTalend Studioインスタンスにも同じカスタムコンポーネントがインストールされていることが必要です。

この操作は、ジョブを正しく開くために必要です。必要なカスタムコンポーネントがないと、ジョブを開くために使用しているシステムで未インストールのカスタムコンポーネントを使ってジョブを開いた場合、Some components are not loaded (ロードされなかったコンポーネントがあります)という警告メッセージが表示されます。

Talend Studioは、カスタムコンポーネントを自動的にインストールする機能を提供します。Talend Studioでカスタムコンポーネントをインストールして手動で共有した場合、他のTalend Studioインスタンスによる同じリモートプロジェクトへの接続によってカスタムコンポーネントが自動的に検出され、インストールされます。

外部ジョブを作成

Before you begin

TalendForge Exchange (英語のみ)からカスタムコンポーネントをダウンロードし、Talend Studioに(この例ではtFileOutputPDFに)インストールします。詳細は、カスタムコンポーネントをインストールカスタムコンポーネントをアップデートをご覧ください。

Procedure

  1. Talend Studioを起動し、リモートプロジェクト(この例ではp3)に接続させます。
  2. SharingCustomComponentという名前の例ジョブを作成します。
  3. [Palette] (パレット)からデザインワークスペースに、tFixedFlowInputとカスタムコンポーネントであるtFileOutputPDFを配置します。
  4. [Row] (行) > [Main] (メイン)接続を使って、2つのコンポーネントを接続させます。

コンポーネントを設定

Procedure

  1. tFixedFlowInputをダブルクリックして[Basic settings] (基本設定)ビューを表示します。
  2. [Edit schema] (スキーマを編集)の横にある[...]ボタンをクリックし、入力スキーマを定義します。
  3. [+]ボタンをクリックし、入力スキーマカラムを2つ(この例ではIntegerとしてid、およびStringとしてname)追加します。
    [Values] (値)リストに2つのスキーマカラムが自動的に表示されます。
    [Schema columns] (スキーマのカラム)
  4. [Value] (値)カラムをクリックし、入力カラムの値をそれぞれ入力します。
    • id1に設定します。
    • name"talend"に設定します。
  5. tFileOutputPDFをダブルクリックして[Basic settings] (基本設定)ビューを表示します。
    [Basic settings] (基本設定)
  6. [Sync columns] (カラムを同期)をクリックすると、出力ファイルのスキーマと入力ファイルのスキーマが同期されます。
  7. Destination Name] (デスティネーション名)フィールドの横の[...]ボタンをクリックして、データを入力する出力ファイル、この例ではout.pdfを参照します。
  8. Ctrl + Sを押し、ジョブを保存して閉じます。
    ジョブを実行する必要はありません。この例は、カスタムコンポーネントが含まれているジョブが別のTalend Studioインスタンスで正しく開くことができるかどうかを確認することだけが目的です。

Talend Component Kitを使ってカスタムコンポーネントを共有

Talend Studioでは、次の手順で、Talend Component Kitを使って作成されたカスタムコンポーネントを他のユーザーと共有できます。

Procedure

  1. 次のいずれかアプリケーションで、カスタムコンポーネントを共有するためのアーティファクトリポジトリーを設定します。
  2. 共有したいカスタムコンポーネントがインストールされていないTalend Studioインスタンスを起動します。
  3. Talend Studioインストールディレクトリーの下にpatchesという名前のフォルダーを作成します。
  4. 共有したいカスタムコンポーネントが含まれている.carアーカイブファイルをpatchesフォルダーにコピーします。
  5. Talend Studioを再起動し、Talend Management ConsoleまたはTalend Administration Centerによって管理されているリモートプロジェクトを開きます。
    カスタムコンポーネントがアーティファクトリポジトリーに自動的にデプロイされ、同じアーティファクトリポジトリー設定でリモートプロジェクトを開くことで他のユーザーも利用できるようになります。

他のカスタムコンポーネントを共有

Talend Studioでは、カスタムコンポーネント(ただしTalend Component Kitを使って作成したものを除く)を次の手順で共有できます。

Before you begin

Talend Management ConsoleまたはTalend Administration Centerによって管理されているリモートプロジェクトが既に開かれていること。

Procedure

  1. Talend Studioのメインウィンドウのツールバーで[Project settings] (プロジェクト設定)をクリックするか、メニューバーで[File] (ファイル) > [Edit Project Properties] (プロジェクトプロパティを編集)とクリックして[Project Settings] (プロジェクト設定)ダイアログボックスを開きます。
  2. ダイアログボックスのツリービューで[Custom component] (カスタムコンポーネント)ノードをクリックし、該当するビューをダイアログボックスの右に開きます。
    [プロジェクト設定]ダイアログボックス。

    Talend Studioに既にインストールされているカスタムコンポーネントがあれば、そのコンポーネントは[Custom component] (カスタムコンポーネント)ビューの左側に表示されます。

    カスタムコンポーネントの詳細は、カスタムコンポーネントを使用カスタムコンポーネントをインストールカスタムコンポーネントをアップデートをご覧ください。

  3. 目的のカスタムコンポーネントをクリックし、[Move right] (右に移動)矢印をクリックして、選択したコンポーネントを[Shared Components] (共有コンポーネント)リストに移動させます。
    この共有を取り消す場合は、共有を停止するコンポーネントを[Shared Components] (共有コンポーネント)リストで選択し、[Move left] (左に移動)矢印をクリックして、選択したコンポーネントを[Custom Components] (カスタムコンポーネント)リストに移動させます。
  4. [Apply] (適用)をクリックし、この移動を確定します。
  5. [Apply and Close] (適用して閉じる)をクリックし、ダイアログボックスを閉じます。

別のTalend Studioインスタンスで例ジョブを開く

Procedure

  1. Talend Studioの別のインスタンスを起動し、同じリモートプロジェクト(この例ではp3)に接続させます。
    起動中、Talend StudioはリモートのGitリポジトリーからカスタムコンポーネントを自動的に検出し、ローカルにインストールします。
  2. 例ジョブであるSharingCustomComponentを開き、警告メッセージSome components are not loaded (ロードされなかったコンポーネントがあります)が表示されていないこと(つまりカスタムコンポーネントがこのTalend Studioに正しくインストールされたこと)を確認してください。

    カスタムコンポーネントは、ローカルディレクトリー(この例では<Talend Studio_installation_path>\plugins\org.talend.designer.components.localprovider_6.4.1.20170623_1246\components)にインストールされます。

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