メイン コンテンツをスキップする 補完的コンテンツへスキップ

データサービスジョブをSpring Bootマイクロサービスとしてビルド(非推奨)

Availability-note非推奨

このタスクについて

[Build Job] (ジョブをビルド)ダイアログボックスで、データサービスジョブをビルドするビルドタイプをSpring-BootベースのESB Microserviceに変更できます。

8.0 R2024-02以降、このビルドタイプは非推奨となっており、R2024-09に削除されます。新しいマイクロサービスビルドタイプでデータサービスジョブをビルドする場合は、次の操作が必要です:
  • マイクロサービスの設定をチェックする
  • データサービスジョブのビルドタイプをマイクロサービスに変更し、リビルド/テスト/再デプロイする
詳細は、データサービスジョブをマイクロサービスとしてビルドをご覧ください。
情報メモ警告: マイクロサービスとしてビルドできるのは、tRESTRequestコンポーネントを含むジョブのみです。

手順

  1. Talend Studioのツールバーで[Project properties] (プロジェクトプロパティ)をクリックするか、メニューバーから[File] (ファイル) > [Edit Project Properties] (プロジェクトプロパティを編集)を選択して、[Project Settings] (プロジェクト設定)ダイアログボックスを開きます。
    Spring Bootマイクロサービスのデフォルト設定
  2. ダイアログボックスの左側にあるツリーで、[Build] (ビルド) > [Spring Boot microservices] (Spring Bootマイクロサービス) > [Default configuration] (デフォルト設定)と選択して対応するビューを表示させ、必要に応じてSpring Bootマイクロサービスの設定をカスタマイズします。
  3. ダイアログボックスの左側にあるツリーでLog4jを選択し、該当するビューを表示します。
    Log4jの設定
  4. 必要に応じてLog4j設定をカスタマイズします。デフォルトのLog4j XML命令は、WARNログのみをコンソールに出力します。
    Log4j設定の一例は次のとおりです。これもESB Microserviceの開始時にtesb.logファイルを提供します。Log4j設定は、Talend StudioでもESB Microserviceでも同じです。ただし、log4j.xmlファイルは実行時にMicroserviceの外部設定フォルダーに置けば、本番デプロイ用の特定のLog4j設定を提供することも可能です。
    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
    <!DOCTYPE log4j:configuration SYSTEM "log4j.dtd">
    <log4j:configuration xmlns:log4j="http://jakarta.apache.org/log4j/">
        <appender name="stdout" class="org.apache.log4j.ConsoleAppender">
            <layout class="org.apache.log4j.PatternLayout">
                <param name="ConversionPattern" value="%d | %-5.5p | %-16.16t | %-32.32C %4L | %m%n"/>
            </layout>
        </appender>
        <appender name="rollingFile" class="org.apache.log4j.RollingFileAppender">
            <param name="file" value="tesb.log"/>
            <param name="MaxFileSize" value="1024KB"/>
            <param name="MaxBackupIndex" value="10"/>
            <layout class="org.apache.log4j.PatternLayout">
                <param name="ConversionPattern" value="%d | %-5.5p | %-16.16t | %-32.32C %4L | %m%n"/>
            </layout>
        </appender>
        <root>
            <priority value="info"/>
            <appender-ref ref="stdout"/>
            <appender-ref ref="rollingFile"/>
        </root>
    </log4j:configuration>
  5. ジョブのtRESTRequestコンポーネントで、絶対URLの代わりに相対エンドポイントURLを使用する必要があります。Microserviceが実行されている場合、デフォルトの8065ポートを持つ埋め込みTomcatコンテナーは、スプリングブートによって開始されます。RESTサービスもこのポートで実行されます。デフォルトのポートをオーバーライドする場合は、コマンドで--server.portオプションを使用するか、Microservice jarで/configフォルダーのapplication.propertiesファイルで設定します。
    ESBインフラストラクチャーサービスが1つ以上使用されている場合は、ジョブをビルドする前に、以下を実行する必要があります。
    • サービスアクティビティモニターが有効の場合は、必要に応じて<Studio_Home>/esb/agent.propertiesファイルを編集し、Service Activity Monitoringエージェントを設定します。agent.propertiesのプロパティについては、Service Activity Monitoring Agent configurationをご覧ください。

    • Service Locatorが有効の場合は、必要に応じて<Studio_Home>/esb/locator.propertiesファイルを編集し、Service Locatorを設定します。locator.propertiesのプロパティについては、Configuring the Service Locatorをご覧ください。

    • ジョブがサービスプロバイダーで、ユーザー名トークン認証が有効な場合は、Studio_Home/esb/microservice/users.propertiesファイルを編集し、形式<USERNAME>=<PASSWORD>に従って、認証されたユーザー認証情報を指定します。たとえば、次の設定では2人のユーザーが定義されます。

      tadmin=tadmin
      tesb=tesb
    • SAMLトークン認証で、認証サービスが有効な場合は、コンソールウィンドウから次のコマンドを使用して、ESBエンタープライズアーティファクトをローカルMavenリポジトリーにインストールする必要があります。

      cd <TalendRuntimePath>/add-ons/maven-repo
      mvn clean package -s <Studio_Home>/configuration/maven_user_settings.xml
  6. デザインワークスペースで、マイクロサービスとしてビルドするジョブを開きます。[Job] (ジョブ)タブの[Deployment] (デプロイメント)ビューで、[Build Type] (ビルドタイプ)リストから[Microservice (Spring Boot)] (マイクロサービス(Spring Boot))を選択します。ジョブを保存します。
    [Job] (ジョブ)タブの[Deployment] (デプロイメント)ビュー。
  7. [Repository] (リポジトリー)ツリービューでビルドするジョブを右クリックし、[Build Job] (ジョブをビルド)を選択して[Build Job] (ジョブをビルド)ダイアログボックスを開きます。
    [Build Job] (ジョブをビルド)ダイアログボックス。
  8. [To archive file] (ファイルのアーカイブ先)フィールドで、ビルドしたジョブを保存するディレクトリーまで移動します。
  9. 複数バージョンのジョブが作成されている場合、[Job Version] (ジョブバージョン)エリアでビルドするジョブのバージョン番号を選択します。
  10. [Build Type] (ビルドタイプ)エリアでMicroservice Spring Bootを選択します。
  11. オプションエリアで:
    • ジョブを.zipファイルにエクスポートするには、[Export as ZIP] (ZIPとしてエクスポート)オプションを選択します。これにより、外部設定フォルダーと開始スクリプトが提供され、Linux (.sh)用とWindows (.bat)用の外部設定フォルダーでマイクロサービスを開始できます。このオプションを選択していないと、ジョブはデフォルトで.jarファイルとしてエクスポートされます。

    • [Enable Prometheus metrics endpoint] (Prometheusメトリクスエンドポイントを有効化)チェックボックスをオンにしてPrometheusメトリクスエンドポイントをマイクロサービスに構築し、ルートの実行、JVMメモリ、CPU消費量などを監視します。デフォルトでは、この機能はすべてのJMX属性と値をPrometheusにブリッジします。Prometheusの詳細は、Prometheusのドキュメンテーション (英語のみ)をご覧ください。
  12. [Finish] (終了)をクリックして変更を確定し、エクスポート操作を完了してダイアログボックスを閉じます。ESB MicroserviceをビルドするにはMavenをオンラインに設定する必要があることを知らせるポップアップウィンドウが表示されます。一部のライブラリーはリモートMavenリポジトリーからダウンロードする必要があるためです。ESB Microservice機能を使用する際には、Talend Studioにはインターネットアクセスが必要です。Talend Studioには、ESB Microserviceのビルド操作用に純粋なオフラインモードは提供されていません。[Yes] (はい)をクリックしてMavenをオンラインモードに変更します。
    Maven Onlineを設定。
    [Finish] (終了)操作がエラーになる場合は、Talend Studioのログファイル<Studio_Home>\workspace\.metadata\.logで詳しい情報を参照できます。

タスクの結果

定義された場所にジョブ用の.jarまたは.zipファイルが作成されます。スタンドアロンモードでは、Talend Studioから独立して実行できます。マイクロサービスを実行する方法の詳細は、Spring Bootマイクロサービスとしてビルドされたルートを実行(非推奨)をご覧ください。

このページは役に立ちましたか?

このページまたはコンテンツにタイポ、ステップの省略、技術的エラーなどの問題が見つかった場合はお知らせください。