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ジョブをビルド

[Build Job] (ジョブをビルド)機能を使うと、Talend Studioとは独立に任意のサーバー上で、ジョブをデプロイおよび実行できます。

ただし、Talend Management Consoleでジョブを実行するには、ジョブをビルドする代わりにTalend Cloudに公開する必要があります。

このタスクについて

[Build Job] (ジョブをビルド)機能は、プロジェクト設定で定義したテンプレートから生成されたビルドスクリプトを実行することで、ジョブの実行に必要なすべてのファイルを、.batおよび.shを含め、コンテキストパラメーターファイルやその他の関連ファイルと共に、アーカイブに追加します。

情報メモ注: Talend Studioには、一連のデフォルトビルドスクリプトテンプレートが提供されています。実際のニーズにあわせてそれらのテンプレートをカスタマイズできます。詳細は、シェルコマンドテンプレートをカスタマイズMavenビルドスクリプトテンプレートをカスタマイズをご覧ください。

デフォルトでは、ジョブをビルドする際に、すべての必要なjarは.batまたは.shコマンドに含まれています。多数のjarが関連する複雑なジョブの場合、オペレーティングシステムによってはバッチコマンドの文字数がコマンド長の制限を超える可能性があります。この制限によってバッチコマンドの実行が失敗することを回避するため、ジョブをビルドする前に、[Window] (ウィンドウ) > [Preferences] (環境設定) > Talend > [Import/Export] (インポート/エクスポート)に移動して、[Add classpath jar in exported jobs] (エクスポートジョブにクラスパスjarを追加)チェックボックスをオンにして、ビルドされたジョブに追加されるclasspath.jarファイル内にjarをラッピングします。

情報メモ警告: 上述のオプションは、Talend JobServerTalend Remote Engineと互換性がありません。ビルドしたジョブをTalend Administration CenterTalend Management Consoleでデプロイして実行する場合は、このチェックボックスをオフにしてからジョブをビルドするようにしてください。
情報メモ注: サービス操作を実装するtESBProviderRequestコンポーネントが含まれているSOAPデータサービスジョブを独立してビルドすることはできません。ジョブは、ジョブに割り当てられるサービスと共にビルドする必要があります。SOAPサービスをエクスポートする場合は、サービス操作を実装するすべてのデータサービスジョブも同様にサービスアーカイブファイルにビルドされます。

手順

  1. [Repository] (リポジトリー)ツリービューでビルドするジョブを右クリックし、[Build Job] (ジョブをビルド)を選択して[Build Job] (ジョブをビルド)ダイアログボックスを開きます。
    情報メモ注: [Build Job] (ジョブをビルド)ダイアログボックスで[Double right arrow to show the tree view] (ツリービューを表示させる右二重矢印)ボタンまたは[Double left arrow to hide the tree view] (ツリービューを非表示にする左二重矢印)ボタンをそれぞれクリックすれば、Talend Studioで作成したすべてのジョブのツリービューの表示/非表示を直接切り替えることができます。Talend Studioツリービューで以前に選択したジョブは、選択したチェックボックス付きで表示されます。これにより、エクスポート対象の選択アイテムを修正する際に、ダイアログボックスを閉じてTalend Studio[Repository] (リポジトリー)ツリービューに戻って修正せず、直接ダイアログボックスから操作できます。
    [Build Job] (ジョブをビルド)ダイアログボックス。
  2. [To archive file] (ファイルのアーカイブ先)フィールドで、ビルドしたジョブを保存するディレクトリーまで移動します。
  3. 複数バージョンのジョブが作成されている場合、ビルドするジョブのバージョン番号を[Select the Job version] (ジョブバージョンの選択)エリアから選択します。
  4. リストから[Build Type] (ビルドタイプ)を選択します。
    • [Standalone Job] (スタンドアロンジョブ)
    • Talend Runtime (OSGI)
    • マイクロサービス
    • マイクロサービスをDockerイメージとして
    • Availability-noteDeprecated
      マイクロサービスSpring Boot
    • Availability-noteDeprecated
      DockerイメージとしてのマイクロサービスSpring Boot
    • [Docker Image] (Dockerイメージ)
    tRESTRequestコンポーネントが含まれているデータサービスジョブは、次の項目としてのみビルドできます。
    • Talend Runtime (OSGI)
    • マイクロサービス
    • マイクロサービスをDockerイメージとして
    • Availability-noteDeprecated
      マイクロサービスSpring Boot
    • Availability-noteDeprecated
      DockerイメージとしてのマイクロサービスSpring Boot

    データサービスジョブにtRESTClientコンポーネントかtESBConsumerコンポーネントが含まれ、そのコンポーネントでService RegistryService Locator、またはService Activity Monitoringも有効でなければ、このデータサービスジョブはTalend Runtime (OSGI)[Standalone Job] (スタンドアロンジョブ)としてビルドできます。Service RegistryService LocatorService Activity Monitoringが有効な場合、tRESTClientまたはtESBConsumerコンポーネントが含まれているデータサービスジョブはTalend Runtime (OSGI)としてのみビルドできます。

  5. ターゲットディレクトリー内でアーカイブファイルを自動的に抽出する場合は、[Extract the zip file] (zipファイルの抽出)チェックボックスをオンにします。
  6. [Options] (オプション)エリアで、アーカイブファイルに追加したいファイルタイプに対応するチェックボックスを選択します。ジョブの実行に必要なファイルタイプに対応するチェックボックスは、デフォルトで選択されています。ビルドするものに合わせて、これらのチェックボックスをオフにできます。
    オプション 説明
    [Binaries] (バイナリ) このオプションは、ジョブを実行可能なジョブをビルドするためにデフォルトで選択済みです。
    [Shell launcher] (シェルランチャー) このチェックボックスをオンにして、ビルドしたジョブの起動に必要な.bat.shファイルをエクスポートします。
    • [All]: .batおよび.shファイルをエクスポートします。
    • [Unix]は、.shファイルをエクスポートします。
    • [Windows]は、.batファイルをエクスポートします。
    [Context scripts] (コンテキストスクリプト) このチェックボックスをオンにすると、対応するリストで選択したものだけでなく、"すべての"コンテキストパラメーターをエクスポートします。
    情報メモ注: 1つのコンテキストのみをエクスポートするには、適切なコンテキストパラメーターを保持している.batまたは.shファイルを含めて、[Context scripts] (コンテキストスクリプト)からニーズに合ったコンテキストを選択します。その後、必要に応じて.batおよびshファイルを編集して、コンテキストタイプを手動で修正できます。
    [Apply to children] (子に適用) リストから選択したコンテキストをすべての子ジョブに適用する場合に、このチェックボックスをオンにします。
    [Custom log4j level] (カスタムlog4jレベル) Log4j出力レベルリストを有効にしてビルトジョブに出力レベルを選択するには、このチェックボックスをオンにします。

    Log4j設定の詳細は、Log4jを有効化して設定をご覧ください。

    [Items] (項目) このチェックボックスをオンにして、.itemおよび.propertiesファイル、Javaおよび Talend ソースなど、ジョブの実行中にジョブが使用するソースをエクスポートします。
    情報メモ注: [Items] (項目)または[Source files] (ソースファイル)のチェックボックスをオンにすると、他のマシンにインストールされたTalend Studio内でビルドされたジョブを再利用できます。これらのソースファイルは、Talend Studioでのみ使用されます。
    [Execute tests] (テストを実行) ジョブのビルド時にジョブのテストケースを実行し、ビルドアーカイブのsunfire-reportsフォルダーにテストレポートファイルを含めるには、このチェックボックスをオンにします。

    このチェックボックスは、[Binaries]オプションが選択されている場合のみ利用可能です。

    テストケースの作成方法は、テストケースを使ってジョブとサービスをテストをご覧ください。

    [Java sources] (Javaソース) このチェックボックスをオンにして、ジョブデザイン時にジョブが生成したJavaクラスを含む.javaファイルをエクスポートします。

    このチェックボックスは、[Binaries]オプションが選択されている場合のみ利用可能です。

  7. 必要に応じて、[Override parameters' values] (パラメーターの値の上書き)ボタンをクリックします。
    開いたウィンドウで、コンテキストパラメーターおよびリスト内で選択したジョブコンテキストと値をアップデート、追加、または削除できます。
  8. [Finish] (終了)をクリックして変更を確定し、ビルド操作を完了してダイアログボックスを閉じます。

タスクの結果

定義された場所にジョブ用のzipファイルが作成されます。

情報メモ注: ビルドするジョブがユーザールーチンを呼び出し、そのルーチンがユーザールーチンと同じ名前のパブリッククラスと並行して、1つ(または複数)の追加Javaクラス群を含んでいる場合には、この追加クラスまたはクラス群はエクスポートされるファイルには含まれていません。このようなクラスをエクスポートするには、ルーチン名のクラス内に内部クラスとして含めておく必要があります。ユーザールーチンの詳細は、ユーザールーチンを管理をご覧ください。クラスおよび内部クラスの詳細は、関連するJavaマニュアルをご覧ください。

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