複数の環境でのプレパレーションのプロモーション
Talend Cloud Data Preparationを使用する場合のベストプラクティスは、プロダクションチェーンの環境ごとに1つのインスタンスを設定する方法です。
プレパレーションを環境間でプロモートするには、ソース環境からエクスポートしてから、ターゲット環境にインポートする必要があります。
インポートを実行するには、エクスポートでベースにしたものと同じ名前とスキーマのデータセットがターゲット環境に存在する必要があります。
顧客データを格納したExcelファイルから無効な値とフォーマットエラーを削除するために使うシンプルなプレパレーションの例を見てみましょう。このプレパレーションはcustomers preparationとして保存されています。
以下の手順では、このシンプルなプレパレーションをファイルにエクスポートして、新しい環境に再インポートする方法について説明します。
ソース環境からプレパレーションをエクスポート
Procedure
Results
プレパレーションが.jsonファイルとしてエクスポートされ、ダウンロードが自動的に始まります。任意の場所に保存して名前を変更(たとえばcustomers_preparation.json)します。
ターゲット環境へのプレパレーションのインポート
Before you begin
エクスポートでベースにしたものと同じ名前とスキーマのデータセットをターゲット環境に置く必要があります。
これは、プレパレーションを.jsonファイルとしてエクスポートすると、適用されたプレパレーションステップのほか、ソースデータセットの名前とスキーマがエクスポートされるためです。ターゲット環境には、ソースデータセットのこの情報、つまり、同じ名前とスキーマのデータセットを保管する必要があります。保管されていない場合、インポート中にエラーが発生します。
Procedure
Results
ホームページの[Preparations] (プレパレーション)ビュー内のプレパレーションのリストに、customers preparationが追加されます。たとえば、Talendジョブ内で本番対応のアイテムとして安全に使用して、同じモデルのデータを容易にクリーニングすることが可能になります。