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複数の環境でのプレパレーションのプロモーション

Talend Cloud Data Preparationを使用する場合のベストプラクティスは、プロダクションチェーンの環境ごとに1つのインスタンスを設定する方法です。

プレパレーションを環境間でプロモートするには、ソース環境からエクスポートしてから、ターゲット環境にインポートする必要があります。

インポートを実行するには、エクスポートでベースにしたものと同じ名前とスキーマのデータセットがターゲット環境に存在する必要があります。

顧客データを格納したExcelファイルから無効な値とフォーマットエラーを削除するために使うシンプルなプレパレーションの例を見てみましょう。このプレパレーションはcustomers preparationとして保存されています。

シンプルなプレパレーションが開かれている状態。

以下の手順では、このシンプルなプレパレーションをファイルにエクスポートして、新しい環境に再インポートする方法について説明します。

ソース環境からプレパレーションをエクスポート

プレパレーションがソース環境上で確定されたので、ターゲット環境にエクスポートして送ることができます。

Procedure

  1. Talend Data Preparationソース環境にログインします。
  2. 左パネルメニューの[Preparations] (プレパレーション)をクリックして、既存のプレパレーションのリストを開きます。
  3. customers_preparationにマウスを置くと、このプレパレーションで利用できるアクションが表示されます。
  4. [Export Preparation] (プレパレーションのエクスポート)ボタンをクリックします。
    [プレパレーションのエクスポート]ボタンが強調表示されている状態。

Results

プレパレーションが.jsonファイルとしてエクスポートされ、ダウンロードが自動的に始まります。任意の場所に保存して名前を変更(たとえばcustomers_preparation.json)します。

ターゲット環境へのプレパレーションのインポート

ターゲット環境にアクセスして、以前エクスポートしたプレパレーションをインポートします。

Before you begin

エクスポートでベースにしたものと同じ名前とスキーマのデータセットをターゲット環境に置く必要があります。

これは、プレパレーションを.jsonファイルとしてエクスポートすると、適用されたプレパレーションステップのほか、ソースデータセットの名前とスキーマがエクスポートされるためです。ターゲット環境には、ソースデータセットのこの情報、つまり、同じ名前とスキーマのデータセットを保管する必要があります。保管されていない場合、インポート中にエラーが発生します。

Procedure

  1. Talend Data Preparationターゲット環境にログインします。
  2. 左パネルメニューの[Preparations] (プレパレーション)をクリックして、プレパレーションに関わる使用可能なアクションを表示します。
  3. [Import Preparation] (プレパレーションのインポート)ボタンをクリックします。
  4. ファイルエクスプローラウィンドウで、前にエクスポートされたcustomers_preparation.jsonファイルを選択します。
    インポートプロセス中、ローディングバーが表示されます。同じ名前のプレパレーションが既に存在する場合は、上書きするか、別の名前のプレパレーションをインポートします。

Results

ホームページの[Preparations] (プレパレーション)ビュー内のプレパレーションのリストに、customers preparationが追加されます。たとえば、Talendジョブ内で本番対応のアイテムとして安全に使用して、同じモデルのデータを容易にクリーニングすることが可能になります。

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