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プレパレーションを実行

データセットのクレンジングが完了したら、プレパレーションの結果を新規または既存のデータセットに送信します。

[Run history] (実行履歴)ページでは、実行の状態を確認したり、デスティネーションデータセットへのリンクをクリックしたりできます。詳細については、 実行履歴ページをご覧ください。

このファンクションには以下の制限が伴います:

  • 実行できるのはプレパレーションの現在のバージョンのみです。現在のところ、プレパレーションの特定バージョンを実行することはできません。
  • データベースのデータセットでプレパレーションを実行する場合、100,000 行を超える新しい行をアップデートするとパフォーマンスの問題が発生することがあります。

デスティネーションを選択

プレパレーションを実行する前に、実行を設定する必要があります。最初のステップでは、デスティネーションデータセットの選択または追加が必要です。

Before you begin

この機能は、Remote Engine Gen2 R2024-06以降のバージョン、またはCloud Engine for Designでのみ利用できます。最新のアップデートが有効になるよう、最初に必ずRemote EngineかCloud Engineを再起動してください。

現在の制限により、次のタイプの接続に基づくデータセットにはプレパレーションを実行できません。

  • Amazon DynamoDB (データベース)
  • Apache Kudu (データベース)
  • Azure Synapse (データベース)
  • REST (Webサービス)
  • FTP (ファイルシステム)
  • Azure Event Hubs (メッセージング)
  • RabbitMQ (メッセージング)

Procedure

  1. 画面右上の[Run] (実行)ボタンをクリックし、パラメーターパネルを開きます。
  2. 次のオプションからデスティネーションのタイプを選択します:
    • 既存のデータセット。リストから、プレパレーションの結果をエクスポートするデータセットを選択します。
    • 新規データセット。新しいデータセットに名前を付け、基になる接続を指定します。
    • ソースデータセット。プレパレーションのソースとして使われたデータセットが、準備されたデータでアップデートされます。

      以下は、[Source dataset] (ソースデータセット)を接続先として選択した場合に使用できる接続のリストです:

      • Amazon Aurora (データベース)
      • Azure Cosmos DB (データベース)
      • Delta Lake (データベース)
      • Google BigQuery (データベース)
      • MariaDB (データベース)
      • Microsoft Dynamics 365 (ビジネスアプリケーション)
      • MongoDB (データベース)
      • MySQL (データベース)
      • NetSuite (ビジネスアプリケーション)
      • Oracle (データベース)
      • PostgreSQL (データベース)
      • SalesForce (ビジネスアプリケーション)
      • SingleStore (データベース)
      • Snowflake (データベース)
    • [Direct download] (直接ダウンロード): 準備されたデータがローカルファイルにエクスポートされます。
    デスティネーションタイプが強調表示されている状態。
  3. [Next] (次へ)をクリックします。
  4. 必要であれば他のパラメーターも設定します。
    表示されるパラメーターは選択したデータセットの種類によって異なります。接続の詳細は、Talend Cloudアプリコネクターガイドをご覧ください。
  5. [Next] (次へ)をクリックし、実行設定を続けます。

プレパレーションカラムとデスティネーションカラムをマッピング

マッピングステップによって、定義済みのデスティネーションに書き込む前にカラムをマッピングできるようになります。

リレーションシップは、選択されたプレパレーションカラムとデスティネーションカラムの間の線で表されます。

情報メモImportant: [Data Mapping] (データマッピング)ステップは、HTTPベースのデータセットでは利用できません。

マッピングを開始するためには、次のいずれかを行います。

  • プレパレーションカラムをデスティネーションカラムにドラッグ&ドロップする。
  • 選択ドロップダウンリストからプレパレーションカラムを直接選択するか、選択エリアにカラム名を入力する。
プレパレーションカラムとデスティネーションカラム間のビジュアルマッピング。

カラムを一緒にマッピングする場合は、次のルールが適用されます。

  • (ベータ版)自動マッピングは実行設定の第2ステップを開始する時に行われます。
  • マッピングされていないプレパレーションカラムは無視され、デスティネーションカラムには表示されません。

    例: プレパレーションデータセットにfirst_namelast_nameemailphoneというカラムが、デスティネーションデータセットにfirstnamelastnameaddressphoneというカラムがあるとします。

    first_namefirstnameで、last_namelastnameで、phonephoneでマッピングすると、デスティネーションデータセットにfirstnamelastnameaddressphoneというカラムが含まれるようになります。マッピングされていないemailカラムは無視されます。addressというデスティネーションカラムは空になります。

  • 必須のデスティネーションカラムがマッピングされていなければ、ほとんどの場合エラーになります。プレパレーションの実行は可能ですが、データが損失したりエラーがさらに発生する可能性があるため、事前にマッピングを修正しておくことをお勧めします。
  • デスティネーションデータセットがJDBCデータセットの場合: マッピングされたプレパレーションカラムの値は、実行設定の最初のステップ時にデータベースで設定された操作(挿入、アップデート、削除)に従って、対応するデスティネーションカラムに追加されます。

    例:[Insert] (挿入)アクションを選択し、AliceJohnという値が含まれているfirstnameというプレパレーションカラムが、WillAlimaという値が含まれているfirst_nameというデスティネーションカラムにマッピングされた場合、マッピング後のプレパレーションカラムにはこれらすべての値(AliceJohnWillAlima)が含まれるようになります。これは挿入アクションに相当します。

  • カラムのマッピング時にスキーマは変更されません。そのため、プレパレーションカラムがマッピングされる時は、マッピングされたデスティネーションカラムの名前がプレパレーションカラムの名前よりも優先して保持されることになります。

    例:firstnameというプレパレーションカラムをfirst_nameというデスティネーションカラムにマッピングすると、マッピングされたデスティネーションカラムはfirst_nameという名前になります。

実行環境を設定

実行設定の最後のステップは環境の設定です。

Procedure

  1. オプション:[Keep row order] (行の順序を保持)ボタンを切り替えれば、デスティネーションデータセットでもソースデータセットと同じ行順を維持できます。ただし、この操作によってプレパレーションの実行時間が長くなることがあります。プレパレーションに順序依存のファンクションが含まれている場合、このオプションはデフォルトで有効になっており、変更することはできません。[実行]メニューが開かれている状態。
  2. 設定されたプレパレーションを実行するため、既存の実行プロファイルを選択します。

    実行プロファイルは、Talend Management Consoleで特定のロールを持つユーザーによって作成されます。

    所有するライセンスタイプに応じて、実行プロファイルにはRemote Engine Gen2Cloud Engine for Designでパイプラインを実行するための設定一式が含まれています。ランタイムに実行プロファイルで使用される適切なリソースの割り当てと詳細プロパティを定義できます。ライセンスやエンジンタイプに基づいて、さまざまな実行プロファイルのタイプを使用できます。

    デフォルトでは、選択された実行プロファイルはリストの最初にある利用可能なエンジンに基づきます。

    実行プロファイルの詳細は、実行プロファイルを管理をご覧ください。

  3. [Run] (実行)をクリックします。

Results

プレパレーションの実行が開始されます。データセットのサイズやステップ数によって、終了までに数秒から数分かかる場合があります。実行ステータスに関する情報は[Run history] (実行履歴)ページで確認できます。

実行履歴の詳細は、実行履歴のページをご覧ください。

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