Binary
binary ステートメントは、別の QlikView アプリや ドキュメントからデータ (セクション アクセス データなど) をロードする際に使用します。 レイアウト情報や変数はロードされません。
最適化されたデータ モデル、つまり合成キーを含まないデータ モデルを含むドキュメントから、binary ステートメントを含むデータのみをロードすることを推奨します。その他の合成キーを参照するのみの合成キーを含むドキュメントからデータをロードした場合、データ セット全体がロードされないことがあります。
このスクリプト内で許可される binary ステートメントは 1 つのみです。binary ステートメントは、必ず最初のステートメント (通常スクリプトの先頭に置かれる SET ステートメントよりも前) でなければなりません。
構文:
binary [[path] filename ]
引数:
引数 | 説明 |
---|---|
path |
このスクリプト行を含む .qvw または .qvf ファイルへの絶対パスまたは相対パスで指定します。ファイルが QlikView パスに存在しない場合に必要になります。
|
filename |
ファイル拡張子 .qvw または .qvf を含むファイル名。ファイル名が提供されない場合、ステートメントはアプリ自体からロードします。つまり、binary ステートメントを含んだアプリからロードします。 |
例と結果:
例 | 結果 |
---|---|
Binary ; |
これにより、アプリ自体からデータをロードします。 |
Binary customer.qvw; |
この例では、customer.qvw は QlikView 作業ディレクトリになければなりません。 |
Binary c:\qv\customer.qvw; |
この例では絶対ファイル パスを使用しています。 |