レポートセキュリティ
ユーザー、タスク、またはレポート レベルでパスワード保護を実装することにより、ユーザーが各自、該当するアクセス権のあるレポートにしかアクセスできないようにすることができます。レポートには、読み取りに対する保護、書き込みに対する保護、またはその両方を設定することができます。
要件
読み取り保護付きのレポートは、正しいパスワードがなければ開けません。書き込み保護付きのレポートは、正しいパスワードがなければ編集できません。ドキュメントには、読み取りに対する保護、書き込みに対する保護、またはその両方を設定することができます。パスワードを有効にしても、Qlik NPrinting Designer プレビューで作成されたドキュメントには影響しません。ドキュメントのパスワードは、無いままにすることもできます。
パスワードに使用できるのは、文字、数字、および次の特殊文字です: $ & + , : ; = ? @ # | ' < > . - ^ * ( ) % !
制限
Qlik NPrinting では出力ドキュメント タイプのネイティブ パスワード保護機能が使用されます。たとえば、Microsoft Word ではパスワードでドキュメントを保護することができ、Qlik NPrinting はこの機能にアクセスできます。レポートに新機能は追加されません。これは、.jpg のような一部の出力形式では、パスワードをサポートしていないためパスワードで保護できないということです。
次のレポート出力タイプをパスワードで保護できます。元のテンプレート タイプは関係ありません。
- .pptx
- .doc, .docx
- .xls, .xlsx, .xlsm
参照先: レポート出力形式 (英語のみ)
サイクル化したレポートをパスワードで保護すると、レポートはパスワードで保護されますが、.zip 形式のアーカイブは保護されません。
パスワードで保護されたレポートは NewsStand では異なる形で表示されます。読み取り保護されたレポートには、通常のサムネイルの代わりに、既定のプレースホルダー画像が表示されます。NewsStand のプレビュー機能はこれらのドキュメントでは動作しません。クリックすると、ブラウザのダウンロード プロンプトが表示されます。
パスワードを管理するための自動化されたメカニズムはありません。例えば、会社のポリシーで 90 日ごとにユーザーパスワードを変更する場合は、手動で変更するか、新しいユーザー インポート タスクを実行する必要があります。
ユーザー レベルのパスワードの追加
ユーザーは、ユーザー レベルのパスワード保護が割り当てられたレポートにアクセスするこれらのパスワードを使用できます。これらのパスワードは、Qlik NPrinting ウェブ コンソール または NewsStand にログインするために使用されたパスワードとは異なります。
以下を実行します。
- 一番上のメニューから [管理] をクリックし、[ユーザー] を選択します。
- パスワードを割り当てるユーザーを選択するか、新しいユーザーを作成します。
- [レポート セキュリティ] の下で、[読み取りパスワード]、[書き込みパスワード]、またはその両方を入力します。
- [保存] をクリックします。
選択されたユーザーは、割り当てられたユーザー パスワードでレポートにアクセスできるようになりました。
また、ユーザーをインポートする際にユーザー パスワード設定を構成することもできます。「」を参照してください。「ユーザーのインポート (英語のみ)」を参照してください。
タスク レベルのパスワードの追加
同じ公開タスク内の各ドキュメントには、同じパスワード セットを使用してアクセスできます。これらのパスワードを持つユーザーはみな、タスクに付随するすべてのレポートを開くことができます。
以下を実行します。
- 一番上のメニューから、[タスク] をクリックして [タスクの公開] を選択します。
- パスワードで保護するタスクを選択するか、新しいタスクを作成します。
- [概要] タブの [レポート セキュリティ] 領域で、[読み取りパスワード]、[書き込みパスワード]、またはその両方を入力します。
- [保存] をクリックします。
このタスクに関連するすべてのレポートがパスワードで保護されるようになりました。
レポート レベルのパスワードの追加
タスクの各レポートに異なるパスワードを追加することもできます。これらはタスクに設定されているパスワードとは異なるものにできます。
以下を実行します。
- 一番上のメニューから、[タスク] をクリックして [タスクの公開] を選択します。
- パスワードで保護するレポートを含むタスクを選択します。
- [レポート] タブをクリックします。パスワードで保護するレポートを選択するか、新しいレポートを追加します。
- [レポート セキュリティ] の下で、ドロップダウン リストから [パスワード保護] をクリックします。以下から選択してください。
- パスワード無し: レポートは誰でも開いて編集できます。
- ユーザー パスワード: ユーザー パスワードを入力すれば、レポートを開いて編集できます。
- タスクパスワード: タスク パスワードを入力すれば、レポートを開いて編集できます。
次のパスワードを使用: レポートに特定のパスワードを入力することで、レポートを開いて編集することができます。
このオプションを選択すると、レポート レベルのパスワードを指定するよう求められます。
- [保存] をクリックします。
この個別のレポートはパスワードで保護されました。