Qlik Cloud 移行ツールの設定

Qlik Cloud 移行ツールでは、Qlik Cloud への移行を計画して実行することができます。

ツールセットに含まれる機能:

• Qlik Sense から SaaS への移行アプリ— 移行のシーケンシングおよびモニタリングの管理に使用される Qlik Sense アプリ。

• QlikView から SaaS への移行アプリ— 移行のシーケンシングおよびモニタリングの管理に使用される QlikView アプリ。QlikView Governance Dashboard の活用。

• 移行ワークシート— この Microsoft Excel スプレッドシートを使用して、ユーザー、役割、セキュリティルール、ライセンス、スペースなどをリスト化します。

• 移行スクリプト— Qlik Cloud へ移行するプロセスで使用されます。

次の画像は、移行を実行する方法、および移行ツールによりどのようにユーザーとアセットをクラウドに移行できるかを示しています。QlikView からのデータと Qlik Cloud からのメタデータが移行アプリにプルされます。qlik-cli スクリプトにより、移行データ テーブルが CSV ファイルに保存され、Qlik Cloud にインポートされます。移行アプリがリロードされ、移行ステータスが反映されます。このプロセスは、移行するすべてのアイテムで同様です。

移行スクリプト

移行アプリを使用して.csv メタデータ ファイルをダウンロードします。スクリプトは、QlikView アセットをクラウドにインポートするのに使用されます。詳細については、「移行スクリプトの使用」を参照してください。

移行の準備

次のアイテは移行を容易にし、奨励される作業手順を提供します。

• トピック: 「Qlik Cloud への移行の計画」。アセスメントと準備は移行を成功させるのに不可欠です。

• Qlik Cloud 移行ツール — 次を含む Zip ファイル:

  • QlikView to SaaS Migration App移行のシーケンシングおよびモニタリングの管理に使用される。
  • 移行ワークシート: Excel ファイル。このスプレッドシートを使用して、ユーザー、役割、セキュリティルール、ライセンス、スペースなどをリスト化します。
  • QlikView から Qlik Cloud にアイテムを移行させるための移行スクリプト。

• qlik-cli: コマンド ライン インターフェイス (CLI)、Qlik Cloud Developer にあります

アセスメントと計画後、次を実行します。

1. 移行アプリの設定。

2. テナントの ID を調べます。テナントの ID は、[About] (概要) のユーザー プロファイル メニューの Qlik Cloud で確認できます。

3. 移行スクリプトを構成します。

4. タグを作成して、アプリとデータ接続へ適用します。

の設定 QlikView to SaaS Migration App

このセクションでは、QlikView to SaaS Migration App を設定および構成する方法について説明します。QlikView to SaaS Migration App は QlikView Governance Dashboard に基づいており、QlikView から Qlik Cloud への移行プロセスに役立つ一連のツールが追加されています。

1. ダウンロードした QlikView to SaaS Migration App に移動します。

2. QlikView Desktop がインストールされているサーバー、できれば QlikView Server に QlikView to SaaS Migration App をアップロードします。

3. [構成]タブを開き、必須パスに必要な情報を入力します。

   詳細については、「ガバナンス ダッシュボードを開始する (英語のみ)」を参照してください。

   

4. [移行ツール] タブの [ユーザーのエクスポート] で、Qlik Cloud 移行ツール パッケージを解凍するパスを入力します。

   

ユーザー取得の設定

Qlik Cloud 移行ツールのいくつかのコンポーネントでは、QlikView Server ユーザーとそのロール タイプの識別が必要です。QlikView to SaaS Migration App は、ユーザーとその必須属性を含むリストを生成します。これには初期構成が必要で、2 つのオプションが考えられます。

1. [移行ツール] タブで [ユーザーのエクスポート] を選択し、[Users Data Setup] (ユーザー データ設定) 画面を表示します。

   情報メモこれが QlikView to SaaS Migration App の初期構成ではない場合は、[Open Users Directory Source Setup] (ユーザー ディレクトリ ソース設定を開く) ボタンを見つけてクリックします。

   ユーザーと必須属性を取得する方法には、2 つのオプションがあります。

   1. オプション 1: 手動の CSV ファイル

      LDAP ディレクトリを使用している場合は、このオプションを選択します。

      前提条件:

      • LDAP ディレクトリをクエリして、次の属性を取得します。

        • ユーザー ID

        • 名前

        • 件名

        • メール

      • 提供された構造に従って、取得した属性の CSV ファイルを構築し、移行ツール ルートフォルダーの Data\QlikView\imports フォルダー内に配置します。

   2. オプション 2: Active Directory からの自動抽出

      ユーザーの認証に Active Directory を使用している場合は、このオプションを選択します。

      前提条件:

      • QlikView ユーザーは、PowerShell スクリプトの実行と Active Directory へのクエリを許可される必要があります。

      • Windows PowerShell 用の Active Directory モジュールがインストール済み

   

   適切なオプションを選択します。

qlik-cli の設定および移行スクリプトの構成

次の手順を実行します。

1. Qlik-CLI for Windows、 Qlik Cloud 分析 の子面戸業インターフェイスをインストールします。コマンド ラインを通してすべてのパブリック API へのアクセスを提供し、新旧のワークフローのスクリプトと自動化を簡単にします。

2. qlik.exe が Windows 実行パスにあることを確認します。qlik-cli をどのようにインストールしたかにより、qlik.exe は既定の Windows パスでない可能性があります。

3. Qlik Cloud への接続を構成します。「はじめに」を参照してください。

4. QlikView への接続を構成します。「Qlik Sense: JWT 認証を設定する方法」を参照してください。

5. 0_globals.ps1を編集し、以下のコンテキスト名を設定します:

   • $QlikSaaSContext

   • $tenantid

     TenantID は、[あなたのユーザープロファイル] > [バージョン情報]にあります。

   • $MIGRATIONFROM = “QlikView”