Talend Remote Engineのクリーンアップサイクルについて
Talend Remote Engineは、データクリーニングパラメーターに基づいて、ジョブアーティファクトをスケジュールどおりにクリーンアップします。Talend Remote Engineのクリーンアップスケジュールは、一時的データクリーニングパラメーターの下にリスト表示されているorg.talend.remote.jobserver.server.cfgファイルのパラメーターを変更することでカスタマイズできます。これらの値の設定はオプションです。
情報メモ注: 複数のRemote Engineをデプロイの説明にあるように、Remote Engineの各インスタンスにTalendJobServersFilesフォルダーが個別に存在することを確認します。
一般的なクリーンアップの頻度
一般的なクリーンアップスケジュールは、FREQUENCY_CLEAN_ACTIONパラメーターによって定義します。このパラメーターを0に設定すれば、一般的なクリーンアップが無効なります。
ジョブリポジトリーとアーカイブのクリーンアップ
ジョブアーティファクトは、以下の条件が満たされると次のクリーンアップサイクルでクリーンアップされます:
- ジョブが実行中でないこと。
- MAX_DURATION_BEFORE_CLEANING_OLD_JOBSパラメーターとMAX_OLD_JOBSパラメーターのいずれかが条件を満たしていること。
ジョブ実行ログのクリーンアップ
ジョブログは、以下の条件が満たされると次のサイクルでクリーンアップされます。
- MAX_DURATION_BEFORE_CLEANING_OLD_EXECUTIONS_LOGSパラメーターとMAX_OLD_EXECUTIONS_LOGSパラメーターのいずれかが条件を満たしていること。
- ジョブの実行がリリースされていること。50のジョブ実行の後で1つのジョブがリリースされていること。ジョブのリリース頻度を変更するには、MIN_NUMBER_JOB_EXECUTIONS_BEFORE_RELEASEパラメーターを変更します。
ログの開始からの経過時間がパラメーターMAX_DURATION_BEFORE_JOB_EXECUTION_RELEASE_NORMAL_CASEおよびMAX_DURATION_BEFORE_JOB_EXECUTION_RELEASE_ABNORMAL_CASEで定義されている時間を上回ると、エラーなしのログがリリースされます。
情報メモ注: MAX_OLD_*とMAX_DURATION_*の各パラメーターペアで、先に到達した方がクリーニングアクションをトリガーします。
Talend Remote Engineのクリーンアップパラメーター
各クリーンアップパラメーターのデフォルト値を次のテーブルにリスト表示します。
情報メモ注: このファイル内のパラメーターにはすべてorg.talend.remote.jobserver.commons.config.JobServerConfigurationのプレフィックスが付いています。
パラメーター | デフォルト | [Description] (説明) |
---|---|---|
FREQUENCY_CLEAN_ACTION | 10分 | 各Talend Remote Engineのクリーニングアクションの間隔を定義します。自動クリーニングを無効にするには、この値を0に設定します。 |
MAX_OLD_JOBS | 200 | アーティファクトと保持するデプロイ済みのジョブの最大数を定義します。この値を超えると、アーティファクトは古いものから順に削除されます。このパラメーターを無効にするには、値を0に設定します。 |
MAX_DURATION_BEFORE_CLEANING_OLD_JOBS | 3か月 | アーカイブとデプロイ済みのジョブをクリーニングするまでの最大数を定義します。このパラメーターを無効にするには、値を0に設定します。 |
MAX_OLD_EXECUTIONS_LOGS | 1000 | 保持する実行ログの最大数を定義します。この値を超えると、ログは古いものから順に削除されます。このパラメーターを無効にするには、値を0に設定します。 |
MAX_DURATION_BEFORE_CLEANING_OLD_EXECUTIONS_LOGS | 3か月 | 実行ログがクリーニングされるまでの最長時間を定義します。このパラメーターを無効にするには、値を0に設定します。 |
MIN_NUMBER_JOB_EXECUTIONS_BEFORE_RELEASE | 50 | ジョブがリリースされる条件となるジョブ実行の最小回数数を定義します。ジョブのログは、ジョブがリリースされるまでクリーニングできません。 |
MAX_DURATION_BEFORE_JOB_EXECUTION_RELEASE_NORMAL_CASE | 5分 | ジョブがリリースされるまでの正常な実行の最長時間を定義します。 |
MAX_DURATION_BEFORE_JOB_EXECUTION_RELEASE_ABNORMAL_CASE | 24時間 | 実行が異常とされ、ジョブがリリースされるまでの最長時間を定義します。この異常期間は、エラーが含まれているジョブ実行ログファイルに適用されます。 |