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Talend Studio 8.0の共有モードを設定

共有モードによって、Talend Studioがインストール済みであるマシンの各ユーザーは、さまざまな設定やワークスペースで作業できるようになります。

Talend Studio 7.3の共有モードを有効にする手順については、Talend Studioで共有モデルを有効化をご覧ください。

このタスクについて

共有モードは管理者ユーザーによって有効化され、その後で個々のユーザーが共有インスタンスの設定をコピーします。

Talend Studioで共有モデルを有効化

管理者ユーザーは、マンスリーバージョンの設定、すべての機能のインストール、Talend Studioの共有モードの有効化を行います。

始める前に

  • 共有モードを再び有効および無効にできるのは管理者ユーザーのみです。
  • 管理者ユーザーがTalend Studioのアップデート設定を変更し、アップデートを適用し、機能をインストールできるのは、共有モードが有効になっていない場合のみです。
  • 共有インスタンスを使用している個々のユーザーは、共有ユーザーは、アップデートの通知を受けても、Talend Studioのアップデートの設定を変更したり、アップデートを適用したり、機能をインストールしたりしてはいけません。

手順

  1. Talend Studioインストールディレクトリーの下で、該当する.iniファイルを開きます。
  2. 次の行を追加し、Talend Studioの機能パッケージとアップデートのリポジトリーのURLを指定します。
    -Dtalend.studio.p2.update=<update-url>

    <update-url>は、適用するアップデートが含まれているリポジトリーのURLです。たとえば、https://update.talend.com/Studio/8/updates/R2025-05を使用します。

    情報メモ重要: アップデートURLは、管理者ユーザーのみがアップデートのトリガーとなるよう、固定のマンスリーバージョンに対応していルことが必要です。https://update.talend.com/Studio/8/updates/latest/は使用しないでください。
  3. Talend Studioのアップデートを適用し、全機能をインストールするためには、Talend Studioインストールディレクトリーの下でcommandline_upgrade.batファイルを実行します。
  4. アップデートを適用し、お好みの方法で利用可能な機能をすべてインストールします:
    • commandline_upgrade.batスクリプトを実行します。このスクリプトによって、Talend Studioがアップデートされ、利用可能な機能がすべてインストールされます。次に、Talend Studioを起動し、ローカルプロジェクトを作成して開きます。
    • Talend Studioを起動し、ローカルプロジェクトを作成して開きます。[Feature Manager] (機能マネージャー)をクリックしてアップデートを適用します。Talend Studioを再起動し、[Feature Manager] (機能マネージャー)をもう一度クリックして、利用可能な機能をすべてインストールします。
  5. 前のステップのローカルプロジェクトを削除します:
    1. [Manage Connections] (接続を管理)ダイアログボックスを開きます。
    2. [Delete Existing Project(s)] (既存プロジェクトを削除)をクリックします。
    3. ポップアップダイアログボックスで、先ほど作成したローカルプロジェクトを選択し、OKをクリックして削除します。
      このステップによって、プラグインの初期化が確実に完了します。
  6. <studio>/configuration/config.iniファイルに次の2つのパラメーターを追加するか、アップデートします:
    osgi.configuration.area=@user.home/studio/configuration
    osgi.instance.area=@user.home/studio/workspace

    この2つのプロパティによって、各共有ユーザーごとにTalend Studioの設定とワークスペースが指定されます。

  7. Talend Studioインストールディレクトリーの下にあるp2フォルダーを、新しい名前(この例ではp2_bak)に変更します。
  8. <studio>/p2/org.eclipse.equinox.p2.engine/profileRegistryというディレクトリーを作成します。

次のタスク

管理者ユーザーが共有モードを有効にした後は、各ユーザーは共有モードに入ることができます。

個人ユーザー用の共有モードでTalend Studioにアクセス

個々のユーザーは、自分のユーザーフォルダーにTalend Studioの設定をコピーします。

手順

  1. Talend Studioインストールディレクトリーの下にあるp2_bakフォルダーを@user.home/studioフォルダーにコピーし、コピーしたp2_bakフォルダーの名前をp2に変更します。
  2. <studio>/configurationの下にある次のフォルダーとファイルを、osgi.configuration.areaパラメーターを使って定義されているフォルダー(この例では@user.home/studio/configuration)にコピーします。
    • .settingsフォルダー
    • org.eclipse.equinox.simpleconfiguratorフォルダー
    • org.eclipse.updateフォルダー
    • talendフォルダー
    • config.iniファイル
  3. <studio>/licenseファイルを、osgi.configuration.areaパラメーターを使って定義されているフォルダー(この例では@user.home/studio/configuration)にコピーします。

共有モードでTalend Studioをアップデート

Talend Studioのより新しいバージョンを共有モードで使用するためには、Talend Studioで共有モデルを有効化の説明に従ってTalend Studioの新しいインスタンスをインストールし、設定することがベストプラクティスです。個人ユーザー用の共有モードでTalend Studioにアクセスで説明されているように、個々のユーザーはその後、新しいインスタンスから設定をコピーしてから使用を開始します。

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