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WindowsにTalend JobServerをサービスとしてインストール

始める前に

Javaアプリケーションに渡されるTalend JobServerのパラメーターを設定する場合は、jsl_static64.iniファイルの最後の行を編集する必要があります。このファイルは、さまざまなファイル(設定ファイル、.jarファイル、Javaライブラリーなど)へのパスを示しています。
パラメーターを次のように編集します。
params = 5
param00 = -cp
param01 = c:\jobserver;c:\jobserver\lib\*
param02 = -Dcom.sun.management.jmxremote
param03 = -Dtalend_props=<JobServerPath>\conf\TalendJobServer.properties
param04 = org.talend.remote.jobserver.service.WindowsJobServer
ここで<JobServerPath>は、Talend JobServerアプリケーションのインストールディレクトリーを表し、Xはパッケージのバージョン番号を表しています。インストーラーを使ってTalend Studioをインストールした場合、このパスは<JobServerPath>\agentになります。
情報メモ注: 指定された最初のパラメーターはparam01ではなくparam00で、スペースが含まれる文字列を引用符で囲む必要はありません。各パラメーター値は個別のパラメーターに表示される必要があります。

手順

  1. ジョブのJava互換性レベルに基づいて、適切なJavaバージョンを使ってジョブを実行できるようJobServerを設定します。
    次の2つのアプローチがあります:
    • [Adaptive mode] (適用モード) (R2025-01でリリースされたバージョンである8.0.2.20250129_0823_patch以降のJobServerインスタンスを推奨):
      1. jsl_static64.iniファイルを開きます。
      2. paramXXパラメーターを追加します。これらのパラメーターによって、ジョブ実行の候補として使用するJavaインスタンスのbinフォルダーへのパスが指定されます。例:
        <!-- Other parameters skipped for brevity -->
        param05 = -Dorg.talend.execution.JAVA_8_PATH=<pathToJava8BinFolder>
        param06 = -Dorg.talend.execution.JAVA_11_PATH=<pathToJava11BinFolder>
        param07 = -Dorg.talend.execution.JAVA_17_PATH=<pathToJava11BinFolder> 
    • JobServerのバージョンが古く、アップグレードできない場合は、実行に使用するJavaのバージョンを次の手順で指定します:
      情報メモ注: このアプローチは動的ではなく、指定できるバージョンは1つだけです。
      1. jsl64.iniファイルのJAVA_HOME変数に、Javaインスタンスへのパスで定義します。
      2. PATH値を、ジョブの実行に使用するJavaバージョンへのパスで設定します。
      3. jrepath値を、Talend JobServerの起動に使用するJavaバージョンへのパスで設定します。
      例:
      • Java 17をあらゆる場所で使用するためには、また、ユーザー環境に%JAVA_HOME%変数がまだ設定されていない場合は、[defines]セクションと[java]セクションの下に次の行を追加します:
        [defines]
        JAVA_HOME = c:\java\17.0.11-zulu
        PATH = %JAVA_HOME%\bin;%PATH% 
                                      
        [java]
        jrepath = c:\java\17.0.11-zulu
      • Talend JobServerでJava 17を、ジョブの実行でJava 11を使用するためには、[defines]セクションと[java]セクションの下に次の行を追加します:
        [defines]
        PATH = c:\java\11.0.23-zulu\bin;%PATH% 
                                      
        [java]
        jrepath = c:\java\17.0.11-zulu
    情報メモヒント: このステップをスキップすると、Talend JobServerのJavaインスタンスがにジョブの実行で使用されます。
  2. 管理者モードでCMDウィンドウを開き、使用するTalend JobServerインストールディレクトリーのconfディレクトリーまで移動します。
  3. 以下のコマンドを実行します:
    jsl_static64.exe -debug
  4. Ctrl+Cを押すと実行を停止します。
  5. CMDウィンドウで、次のコマンドを実行します: jsl_static64.exe -install
    その結果、システムはTalend JobServerがWindowsサービスとしてインストールされていることを示します。

タスクの結果

Talend JobServerサービスが作成されます。このサービスは、Windowsの[スタート]メニューから[コントロール パネル] > [管理ツール] > [サービス]の順に選択して表示できます。

Windowsがシャットダウンまたは再起動する時に、Talend JobServerサービスは停止しません。起動時に問題を回避するために、コンピューターをシャットダウンまたは再起動する前にサービスを停止する必要があります。

サービスを削除するには、同じコマンドウィンドウで以下のコマンドを入力できます: jsl_static64.exe -remove

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