メイン コンテンツをスキップする 補完的コンテンツへスキップ

Talend Studioでのアップデートリポジトリーの基本認証

Talendが提供する8.0 R2022-09以降のTalend Studioマンスリーアップデートをインストールしている場合、Talend Studioは、Eclipseセキュアストレージを使って実装されたアップデートリポジトリーで基本認証をサポートします。

アップデートリポジトリーの詳細は、Talend Studioと継続的インテグレーションのアップデートリポジトリーを設定をご覧ください。Eclipseセキュアストレージの詳細は、Secure storageをご覧ください。

アップデートリポジトリーで基本認証が有効である場合は、Talend Studioでそのアップデートリポジトリーを設定した後に機能マネージャーを開いた時、またはそのアップデートリポジトリーを再起動した時に認証Talend Studioダイアログボックスが表示されるので、アップデートリポジトリーのユーザー名とパスワードをそのボックスに入力します。

認証ダイアログボックス。

アップデートリポジトリーの設定方法は、アップデートリポジトリーを設定をご覧ください。

Talend Studioの機能パッケージのアップデートリポジトリーとTalend Studioのアップデートリポジトリーが別々のサーバーでホストされている場合は、それぞれについて[Authentication] (認証)ダイアログボックスがポップアップ表示されます。

Eclipseのセキュアストレージはマスターパスワードを使ってデータを暗号化および解読します。デフォルトでは:

  • アップデートリポジトリーのユーザー名とパスワードは、デフォルトのPBEWithMD5AndDES暗号化アルゴリズムと自動生成されるマスターパスワードを使って暗号化および解読されます。
  • 暗号化されたユーザー名とパスワードは、Eclipseの~/.eclipse/org.eclipse.equinox.security/secure_storageというデフォルトのキーリングファイルで永続的に保存されます。

ただし、自動生成されたマスターパスワードとEclipseのデフォルトキーリングファイルは移植できません。マスターパスワードとキーリングファイルをTalend Studioの他のインスタンスと共有する必要がある場合、またはTalend CommandLineや継続的インテグレーションでアップデートリポジトリーの基本認証を確認する必要がある場合は、次の手順でマスターパスワードとキーリングファイルのカスタマイズを行ってください。また、暗号化アルゴリズムをカスタマイズして、より強度が高いアルゴリズムを利用することもできます。

手順

  1. 暗号化アルゴリズムをカスタマイズする方法:
    1. Talend Studioを起動します。
    2. メニューバーで、[Window] (ウィンドウ) > [Preferences] (環境設定)の順にクリックし、[Preferences] (環境設定)ダイアログボックスを開きます。
    3. [General] (一般) > [Security] (セキュリティ)と展開し、[Secure Storage] (セキュアストレージ)をクリックして対応するビューを開きます。
    4. [Advanced] (詳細設定)タブのドロップダウンリストで、使用したい暗号化アルゴリズムを選択します。
    5. [Apply and Close] (適用して閉じる)をクリックして変更を保存し、ダイアログボックスを閉じます。
  2. マスターパスワードとキーリングファイルをカスタマイズする方法:
    1. マスターパスワードの保存用に新しいファイル(mymasterpasswordなど)を作成し、パスワードをそのファイルに追加します。
      マスターパスワードはどのような文字列でも構いません。
    2. お使いのオペレーティングシステムに応じて、Talend Studio.iniファイルの先頭に次の行を追加します。<keyring-file-path>にはキーリングファイルへの絶対パスが、<master-password-file-path>にはマスターパスワードファイルへの絶対パスが入ります。
      -eclipse.keyring
      <keyring-file-path>
      -eclipse.password
      <master-password-file-path>
    3. Talend Studioを再起動して変更を有効にします。
      アップデートリポジトリーの基本認証を確認すると、ユーザー名とパスワードがカスタムキーリングファイルに永続的に保存されます。これによって、Talend CommandLine、継続的インテグレーション、Talend Studioのその他のインスタンスでカスタムマスターパスワードファイルとカスタムキーリングファイルを使用できるようになります。

このページは役に立ちましたか?

このページまたはコンテンツにタイポ、ステップの省略、技術的エラーなどの問題が見つかった場合はお知らせください。