Talend Cloudでの操作、およびその用語と定義
Talend Cloudは、Talend StudioまたはTalend Cloud Pipeline Designerから公開されたアーティファクトを一元的に管理、オーケストレーション化、実行、およびプロモートするためのエレメントを提供します。
次のエレメントによって操作が容易になります。
エレメント | 説明 |
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環境 | 環境とは、他の環境に影響を与えずに、タスクを単独で実行できるようにする、必要なリソース(接続、エンジンなど)を備えた自己完結型のスペースのことです。 |
Cloud Engine | タスクを実行するクラウド内のTalendによって管理される計算リソースのことです。Cloud Engineは環境で使用できます。 |
Remote Engine | タスクを実行するクラウド内のTalendによって管理される計算リソースのことです。Remote Engineは環境とワークスペースに割り当てられます。 |
Remote Engineクラスター | Remote Engineはグルーピングできます。クラスターは環境内にいくつでも作成可能です。 情報メモ注: クラスターに追加されたRemote Engineをリモート実行サーバーとして使い、Talend Studioから直接タスクを実行することはできません。
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Remote Engine Gen2 | パイプラインタスクを実行するクラウド内のTalendによって管理される計算リソースのことです。 |
実行プロファイル | 実行プロファイルには、タスクを実行するための一連の設定が含まれており、ランタイムに実行プロファイルで使用される適切なリソースの割り当てと詳細プロパティを定義できます。 |
ワークスペース | 選択されたユーザーが共同で作業し、実行するタスクとリソースのプレパレーションを行うことができます。ワークスペースは環境内にいくつでも作成できます。ワークスペースは、タスク、 接続、リソースの共有に使用します。事前定義された権限により、ユーザーをワークスペースに追加できます。ユーザーのロールがワークスペースに影響することはありません。グループはワークスペースに追加できません。 |
アーティファクト | Talend Studioで作成されたジョブ、ルート、データサービス、またはTalend Cloud Pipeline Designerで作成されたパイプラインで、Talend Cloudに公開されたもの。アーティファクトはワークスペースに公開されます。 |
接続 | 外部システムにアクセスするための事前定義されたパラメーター値のことです。接続はワークスペースで作成されます。 |
[Resource] (リソース) | ファイルとディレクトリーを保存するためのクラウドデータソースのことです。リソースはワークスペースで作成されます。 |
タスク | ワークスペースで作成され、特定の実行設定を持つアーティファクトのことです。たとえば、RemoteEngine-1で実行中のConnection-1を使ったArtifact-1などです。適切に命名されたコンテキスト変数は、タスクの設定中に適切な接続またはリソースを指定する必要があることを示します。 |
プラン | シーケンシャルステップや並列ステップの組み合わせの中に編成された、スケジュール設定済みのタスクのことです。プランはワークスペースで作成しますが、同じ環境内の他のワークスペースのタスクを参照できます。 |
プロモーション | エレメントを1つの環境から別の環境にコピーするメカニズムを提供します。タスクとプランが確認されたら、プロモーションを使用してエレメントを次の論理環境に移動します。 |
下の図は、上記で説明されているTalend Studioとエレメントを使用するTalend Cloud内の環境のコンセプトの例です。
