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データ統合ジョブを作成する

このセクションでは、データ統合ジョブを作成して、データをMySQLデータベースに挿入します。

コンポーネントを追加してリンク

Procedure

  1. パレットからデザインワークスペースに、次のコンポーネントを配置します:
    • tPrejobコンポーネント
    • tMysqlConnectionコンポーネント
    • tRouteInputコンポーネント
    • tMapコンポーネント
    • tLogRowコンポーネント
    • tMysqlOuputコンポーネント
    • tPostjobコンポーネント
    • tMysqlCloseコンポーネント
    [Row] (行) > [Main] (メイン)接続を使って、これらのコンポーネントをリンクさせます。
    デザインワークスペース内のジョブのスクリーンショット。
  2. [Trigger] (トリガー) > [On Component Ok] (コンポーネントがOKの場合)接続を使用して、tPrejobコンポーネントとtMysqlConnectionコンポーネントをリンクさせ、プレジョブをビルドします。
  3. [Row] (行) > [Main] (メイン)接続を使用して、tRouteInputコンポーネントをtMapコンポーネントにリンクさせます。
  4. [Row] (行) > [New Output (Main)] (新規出力(メイン))接続を使用して、tMapコンポーネントをtLogRowコンポーネントに接続し、出力接続にrow2と名前を付けます。
  5. [Row] (行) > [Main] (メイン)接続を使用して、tLogRowコンポーネントをtMysqlOuputコンポーネントにリンクさせます。
  6. [Trigger] (トリガー) > [On Component Ok] (コンポーネントがOKの場合)接続を使用して、tPostjobコンポーネントをtMysqlCloseコンポーネントにリンクさせ、ポストジョブをビルドします。
    情報メモWarning:

    前述のルートとジョブの例で示したポストジョブでのtMysqlCloseの使用は、tESBProviderRequesttESBProviderResponsetESBProviderFault、またはtRestRequestのコンポーネントを含むデータサービスオペレーションジョブでは無効です。このようなジョブでは、tMySQLCloseのような接続終了コンポーネントを使用することはお勧めしません。データソースの接続の終了は、tESBProvider*コンポーネントおよびtRestRequestコンポーネントで直接実装されます。

プレジョブを設定する

プレジョブでは、コンポーネントに設定されるパラメーターまたはプロパティはありません。メインジョブを実行する前に、MySQLデータベースへの接続の初期化を行うのみです。その結果、必要な設定はすべてtMysqlConnectionコンポーネントで行われます。

Procedure

  1. tMysqlConnectionコンポーネントをダブルクリックし、[Component] (コンポーネント)タブで[Basic settings] (基本設定)ビューを開きます。
    [Basic settings] (基本設定)ビュー。
  2. データベース接続情報として、データベースサーバーのホスト名またはIPアドレス、リスニングポート番号、データベース名、データベース認証用ユーザー名とパスワードを、それぞれ該当するフィールドに設定します。
    これらの接続パラメーターは、Talend Studioでルートを実行してこのジョブを呼び出す際に使用されます。 Talend Runtimeでルートおよびジョブをデプロイする場合、これらのパラメーターを空のままにして、次の手順に直接進んでください。
  3. [Specify a data source alias] (データソースのエイリアスの指定)チェックボックスをオンにして、データソースのエイリアスを入力します。これは、 Talend Runtimeのデータソース設定ファイルで設定されています。
  4. [Advanced Settings] (詳細設計)タブで、[Auto Commit] (自動コミット)チェックボックスをオンにして、トランザクション発生時にデータベースへの変更を自動的にコミットします。
    [Advanced settings] (詳細設定)ビュー。

メインジョブを設定する

Procedure

  1. tRouteInputコンポーネントをダブルクリックし、[Component] (コンポーネント)タブで[Basic settings] (基本設定)ビューを開きます。
    [Basic settings] (基本設定)ビュー。
  2. [Edit Schema] (スキーマを編集)の横にある[...]をクリックします。スキーマダイアログボックスで、[+]ボタンをクリックしてString型の行を新規追加して、bodyという名前を付けます。このカラムの長さを50に設定します。OKをクリックしてダイアログボックスを閉じます。
    スキーマダイアログボックス。
  3. bodyエレメントの[Simple Expression] (単純式)カラムに"${in.body}"と入力して、ルートから入力メッセージの本文が取得されるようにします。
  4. tMapをダブルクリックしてtMapエディターを開きます。
    tMapエディター。
  5. tMapエディターの右下にある[+]をクリックして出力テーブルにString型のカラムを追加し、それにwelcomeTextという名前を付けます。このカラムの長さを50に設定します。
  6. エディターの左上にあるbodyカラムを選択して、それを出力テーブルに配置します。出力テーブルの[Expression] (式)フィールドに、ウェルカムテキストとして+ " Talend!"を追加します。終了したら[OK]をクリックして変更を確定し、エディターを閉じて変更を次のコンポーネントにプロパゲートします。
    tLogRowコンポーネントによりデータ処理が監視されるため、設定する必要はありません。
  7. tMysqlOuputコンポーネントをダブルクリックし、[Component] (コンポーネント)タブで[Basic settings] (基本設定)ビューを開きます。
    [Basic settings] (基本設定)ビュー。
  8. [Use an existing connection] (既存の接続を使用)チェックボックスをオンにして、[Component List] (コンポーネントリスト)tMysqlConnection_1を選択して、既に設定されている接続情報を再利用します。[Table] (テーブル)名前フィールドに、作成するテーブルの名前としてHelloと入力します。[Action on table] (テーブルでのアクション)リストで[Drop table if exists and create] (テーブルが存在する場合、削除してから作成)を選択して、データリストの[Action] (アクション)[Insert] (挿入)を選択します。[Sync columns] (カラムを同期)をクリックして、tMapで設定されたスキーマを取得します。

ポストジョブの設定

ポストジョブでは、tPostjobコンポーネントに、設定するパラメーターまたはプロパティはありません。データベース接続を閉じるのみです。

Procedure

  1. tMysqlCloseコンポーネントをダブルクリックし、[Component] (コンポーネント)タブで[Basic settings] (基本設定)ビューを開きます。
    [Basic settings] (基本設定)ビュー。
  2. [Component List] (コンポーネントリスト)には既にtMysqlConnection_1と入力されています。この設定を保持してCtrl+Sを押し、ジョブを保存します。

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