データサービスを作成する方法
Talend StudioのIntegrationパースペクティブを使ってデータサービスを作成するためには、データサービスジョブをデザインする必要があります。このデータサービスジョブは、データ統合処理に必要なさまざまなソースやターゲットすべてに対応しており、ウェブサービスを使ってデータ統合処理を行います。
Talend StudioのIntegrationパースペクティブでは、[Repository] (リポジトリー)ツリービューで定義されたWWHPからデータサービスジョブを作成するために役立つ[Services] (サービス)アイテムが提供されています。
次のセクションでは、WSDLファイルとデータサービスジョブを作成し、ウェブサービスを提供し利用する方法を示します。
シナリオの理解
Talend Studioでウェブサービスを使用してデータ統合を行う方法を説明するために、以下に実際に起こり得るサンプルシナリオを示します。このシナリオでは、WSDLファイルを作成して空港のウェブサービスを定義します。このウェブサービスに要求を送信して国コードを取得し、ウェブサービスからの応答を取得して、それを活用します。この場合、2つのデータサービスジョブを作成する必要があります。
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1つのジョブは、WSDLを使ってウェブサービスへのアクセスを可能にし、要求を送信して、応答を取得するものです。これはデータサービスプロバイダーとなります。
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もう1つのジョブは、ウェブサービスを要求するために実際にデータを送信するものです。これはデータサービスコンシューマーとなります。