コンテキスト変数を使用
Talend Data Mapperのファンクションによっては、コンテキスト変数を値として許容できるものがあります。
コンテキスト変数は、たとえばWriteURL、ReadURL、GetSequenceFromLocalFileといったファンクションでファイルをポイントするために使われます。これらの変数は${context.variable_name}という構文で参照できます。
たとえばコンテキストによって異なるファイルにマップ出力を書き込みたい場合は、fileコンテキスト変数を作成し、ファイルパスをその値として代入できます。
その後、URLフィールドにfile:///${context.file}と入力すれば、このファイルをマップのWriteURLファンクションで参照できるようになります。
これらの変数をデータベース情報でも同じように使用し、マップに変更を加えずにデータベースを切り替えることも可能です。そのためには、まずTalend Data Mapperで実際値を使ってデータベースを作成し、テーブルをインポートする必要があります。次に、データベースの情報をアップデートし、ジョブで定義されたコンテキスト変数で値を置き換えます。
また、GetMapPropertyファンクションを使えばコンテキスト変数の値を取得することもできます。この場合は、[Property Name] (プロパティ名)フィールドにcontext.variable_name.という構文でその変数を追加します。