正と負の寄与度をウォーターフォール グラフを使って結果で視覚化する
この例では、ウォーターフォール グラフを作成して、正の値と負の値の寄与度を最終結果で視覚化する方法について説明します。
大気中の CO2 に対する正の寄与度 (石油やガスなど) を、陸域による吸収などの負の要因との関連で示します。
データセット
この例では、テキスト ファイルにコピーできる簡単なデータセットを使用して、データ ソースとして使用します。これには 1870 年以降の大気の CO2 レベル (ppm 単位)、および 1870 年~ 2017 年の間の大気中の CO2 への正と負の貢献者が含まれています。
Atmosphere 1870,Coal,Oil,Gas,Cement,Land,Imbalance,Land sink,Ocean sink,Atmosphere 2017
288,94,72,31,5,88,-12,-89,-72,405
テキスト ファイルをデータ ソースとして空のアプリに追加し、データをロードします。項目の区切り文字としては、必ずカンマを使用してください。
ビジュアライゼーション
ウォーターフォール グラフをシートに追加し、項目を次の順序でメジャーとして追加します。Sum() 部分を削除するように、各メジャーのラベルを編集します。
- Sum(Atmosphere1870)
- Sum(Coal)
- Sum(Oil)
- Sum(Gas)
- Sum(Cement)
- Sum(Land)
- Sum(Imbalance)
- Sum(Land_sink)
- Sum(Ocean_sink)
2017 年の CO2 レベルの計算結果を示す棒を追加するため、[小計] を選択します。[小計ラベル] を「大気 2017」に設定することができます。
探索
チャートで確認できるように、大気中の CO2 レベルは 1870 年より 2017 年の方が高くなっています。石炭は CO2 の主な貢献者です。増加した分の一部は、CO2 を吸収する炭素吸収源、例えば海洋などによって相殺されます。お分かりのように、残念ながらこれでは大気中の CO2 の増加を止めるには不十分です。