autonumber - スクリプト関数
このスクリプト関数は、スクリプトの実行中に発生する expression の個々の評価値について、一意の整数値を返します。この関数は、複合キーのコンパクト メモリ表示を作成する場合などに使用します。
構文:
autonumber(expression[ , AutoID])
引数:
引数 | 説明 |
---|---|
AutoID |
autonumber 関数が 1 つのスクリプト内の複数のキーで使用されている場合に、複数のカウンタ インスタンスを作成するには、オプションのパラメータ AutoID を使用して各カウンタに名前を付けます。 |
複合キーの作成
この例では、メモリを保護するために、autonumber 関数を使用して複合キーを作成します。この例は、デモのために、簡略化したものになっていますが、この方法が効果的なのは、多数の行が含まれるテーブルで使用した場合です。
Region | Year | Month | Sales |
---|---|---|---|
North | 2014 | May | 245 |
North | 2014 | May | 347 |
North | 2014 | June | 127 |
South | 2014 | June | 645 |
South | 2013 | May | 367 |
South | 2013 | May | 221 |
インライン データを使用して、ソース データをロードします。次に、Region項目、Year項目、Month 項目から複合キーを作成する先行する Load を作成します。
この結果、テーブルは次のようになります。
Region | Year | Month | Sales | RYMkey |
---|---|---|---|---|
North | 2014 | May | 245 | 1 |
North | 2014 | May | 347 | 1 |
North | 2014 | June | 127 | 2 |
South | 2014 | June | 645 | 3 |
South | 2013 | May | 367 | 4 |
South | 2013 | May | 221 | 4 |
この例では、別のテーブルにリンクする必要がある場合、たとえば、文字列 "North2014May" の代わりに RYMkey の 1 を参照できます。
同様の方法で、Costs のソース テーブルをロードします。Region 項目、Year 項目、Month 項目は、autonumber 関数を使用しテーブルをリンクしてすでに複合キーを作成しているため、合成キーの作成を避けるために先行する Load から除外されます。
テーブル ビジュアライゼーションをシートに追加し、Region 項目、Year 項目、Month 項目、および Sales と Costs の Sum メジャーを追加できるようになりました。テーブルは次のようになります。
Region | Year | Month | Sum([Sales]) | Sum([Costs]) |
---|---|---|---|---|
Totals | - | - | 1952 | 784 |
North | 2014 | June | 127 | 199 |
North | 2014 | May | 592 | 56 |
South | 2014 | June | 645 | 64 |
South | 2013 | May | 588 | 465 |