On-demand アプリ
On-demand アプリを使用すると、Qlik Sense でビッグ データ ソースをロードし、分析することができます。
ビッグ データのストア全体を一度に分析しようとするのは非常に非効率的です。それでも、代表値によるビジュアライゼーションを行うには、すべてのデータをディスカバリ可能にする必要があります。Qlik Sense On-demand アプリを使用することによりユーザーは、ビッグ データ ストアの集計ビューを表示し、データの関連サブセットを特定およびロードして詳細な分析を行うことができます。
On-Demand アプリは複数の構成要素 (コンポーネント) で構成されており、その一部は高度なスクリプト作成機能を持つユーザーによって作成されています。
詳細については、「On-demand アプリによるビッグ データの管理」を参照してください。
On-demand アプリの生成
On-demand アプリは、管理可能なデータ サブセットを On-demand 選択アプリを使って選択した場合に生成されます。使用するすべての選択アプリの [アプリのナビゲーション] バーには、On-demand アプリを生成するためのナビゲーション リンクが 1 つ以上表示されます。
[アプリのナビゲーション] バーに表示される On-Demand アプリには完了インジケーターがあり、選択アプリで選択を行うと緑色に変わり始めます。[アプリのナビゲーション] バーの各 On-demand アプリには、取り込むことができるデータの量に制限があります。[アプリのナビゲーション] バーの各 On-demand アプリには、取り込むことができるデータの量に制限があります。 選択アプリでデータを選択すると、選択したデータの量が On-demand アプリに設定されている制限内である場合は完了インジケーターが表示されます。
On-demand アプリのインジケーターが完全に緑に変わったら、その時点で選択されているデータでそのアプリを生成できます。その app の以前に生成されたインスタンスを開くように選択することもできます。App ナビゲーション バーにあるオンデマンド app すべては、複数回生成でき、生成された app はアクセス可能な状態を維持します。最大数のアプリが生成された場合は、新しい On-demand アプリを生成するため、まず既存のアプリを削除する必要があります。On-Demand アプリには有効期限もあり、その後は自動的に削除されます。
アプリの最大数と保持時間は、On-Demand アプリのナビゲーション リンクで設定されます。アプリのナビゲーション リンクは、On-Demand アプリの構成要素の 1 つであり、通常、選択アプリの作成者によって追加されます。
次の手順を実行します。
- On-demand 選択アプリを開きます。
- 選択アプリでビジュアライゼーション オブジェクトを選択します。
-
[アプリのナビゲーション] バーの On-demand アプリの完了インジケーターが完全に緑色に変わったら、その On-demand アプリをクリックします。
[アプリのナビゲーション] バーで On-demand アプリ を選択して、その生成パネルを開くことができます。そのパネルで をクリックすると、[制約] (レコードの最大許容数) および現在選択されているレコードの数が表示されます。各項目で選択された値の数、およびその項目での制約も表示されます。On-Demand アプリの作成時に、個々の項目に制約を設定できます。例えば、[Year (年)] の項目は、2 つ以下の値しか選択できないように制限できます。
現在選択されているレコードの数 (行数) がレコードの最大許容数以下の場合、完了インジケーターは完全に緑に変わります。ただし、すべての制約に対処するまでは、アプリを生成することはできません。行数は制約以内であるが、1 つ以上の項目がその制約の要件を満たしていない場合には、[新規アプリの生成] ボタンは有効になりません。
情報メモ[新規アプリの生成] を選択しているときに制約パネルを開くと、生成されたアプリは表示されません。 をクリックしてパネルを閉じると、新しいアプリが問題なく生成されている場合は、それが表示されます。情報 -
[新規アプリの生成] ボタンをクリックして、現在選択されているデータで On-demand アプリの新規インスタンスを作成します。
アプリの新規インスタンスが生成され、[新規アプリの生成] ボタンの上の生成パネルに表示されます。
生成されたアプリの詳細を確認するには、その詳細パネルを開きます。
このビューでは、On-Demand アプリの名前を変更することもできます。既定では、On-Demand アプリには、アプリが生成されたナビゲーション ポイントの名前が割り当てられ、ユーザーの名前が追加されます。例えば、ナビゲーション ポイントの名前が「Ox Sample Detail」で、ユーザーが「John Doe」の場合、生成される On-demand アプリの既定での名前は「Ox Sample Detail_John-Doe」となります。上の図では、On-demand アプリの名前が「Ox Sample Detail_Airlines」に変更されています。On-demand アプリが公開されていても、名前は変更できます。
情報メモ 匿名ユーザーが生成した On-demand アプリには、登録ユーザーではなく匿名ユーザーが生成したものであることを示す既定の名前が付きます。登録ユーザーが自身のアプリの名前を変更できるのと同様に、匿名ユーザーは生成したアプリの名前を変更できます。[適用] ボタンは、生成された On-Demand アプリの [選択] タブに表示されている選択を、選択アプリに適用します。
-
メニューから [アプリを開く] を選択して、生成されたアプリを開きます。詳細
データをリロードして On-Demand アプリを再生成することもできます。詳細パネルを開くと、[リロード] メニューが使用可能になります。
[リロード] メニューの選択は、以下のように機能します。
- リロード: On-Demand アプリ内で選択されている現在の選択条件に基づいて、データをリロードします。
-
現在の選択条件を使用して再生成: 選択アプリ内で選択されている現在の選択条件に基づいて、On-Demand アプリを再生成します。
情報メモ[選択] タブにある [適用] ボタンは、On-Demand アプリの選択条件を選択アプリに適用します。On-Demand アプリの選択条件は、[このアプリの生成時に行われた選択] として表示されています。詳しくは、上記の図を参照してください。これは、[現在の選択条件を使用して再生成] を使用した場合に行われたことを元に戻します。
- 現在の選択条件を使用してコピーを再生成: 選択アプリ内で選択された現在の選択条件を使用して、On-Demand アプリを新規に生成します。以前に生成された On-Demand アプリは、現在の状態のままになります。
公開済みの On-demand アプリの探索
On-Demand アプリを使ってビッグ データ セットを調べるほとんどのユーザーは、公開アプリとしてこれらのアプリにアクセスします。ほとんどのユーザーは次の 2 つの場合に On-demand アプリを使用します。
- 公開された On-demand 選択アプリ: ユーザーはこのアプリでデータを選択し、[アプリのナビゲーション] バーから On-demand アプリを生成します。
- 生成された On-demand アプリが公開されるストリーム。
公開済みの On-demand アプリには、非常に大きなデータ ソースから事前に選択されたデータのサブセットが含まれています。On-Demand アプリのビジュアライゼーション オブジェクトを介してデータを探索できます。On-Demand アプリはこの点で、他のソースのデータで作成されたアプリに似ています。
アプリを公開後に変更することはできませんが、他の公開済みのアプリと同様に、正当なアクセス権があれば、プライベート シートとストーリーを追加することはできます。公開済みの On-demand アプリの操作は、他の公開済みのアプリの操作と同じ方法で実行できます。