データ マネージャーでクロスタブのデータのピボットを無効にする
クロスタブは、ヘッダー データが直交する 2 つのリストに値のマトリックスを持つ一般的なテーブルの種類です。
他のデータ テーブルにデータを関連付けたい場合は、必ずしも最適なデータ形式ではありません。このトピックでは、クロスタブ形式でロードされたデータのピボットを無効にする方法、つまりデータ マネージャーを使用して、データの一部を行と入れ替える方法を説明します。
クロスタブとは?
クロスタブには直接的な方法で読み取るいくつかの行見出しと、値のマトリクスが含まれます。この場合、行見出しとなる列 Year が 1 つあり、1 か月当たりの販売データのマトリクスがあります。
Year | Jan | Feb | Mar | Apr | May | Jun |
---|---|---|---|---|---|---|
2008 | 45 | 65 | 78 | 12 | 78 | 22 |
2009 | 11 | 23 | 22 | 22 | 45 | 85 |
2010 | 65 | 56 | 22 | 79 | 12 | 56 |
2011 | 45 | 24 | 32 | 78 | 55 | 15 |
2012 | 45 | 56 | 35 | 78 | 68 | 82 |
このテーブルを単純に Qlik Sense にロードすると、Year (年) に 1 つ、そして各月に 1 つずつ項目が生成されます。ただし、通常はこのようなテーブルではデータを適切に管理できません。3 つの項目を生成したいはずです。
- 行見出しとなる項目、この場合では Year には、上のテーブルで緑色の印が付いています。
- この場合では月の名前 Jan - Jun で表される属性項目には、黄色の印が付いています。この項目には、Month と名前を付けることができます。
- データ項目には、青色の印が付いています。この場合、値は販売データを表すので、Sales と名前を付けることができます。
これをするには、データマネージャー テーブル エディタで Unpivot オプションを使用し、Jan - Jun 項目を選択します。これにより、次のテーブルが作成されます。
Year | Month | Sales |
---|---|---|
2008 | Jan | 45 |
2008 | Feb | 65 |
2008 | Mar | 78 |
2008 | Apr | 12 |
2008 | May | 78 |
2008 | Jun | 22 |
2009 | Jan | 11 |
2009 | Feb | 23 |
... | ... | ... |
クロスタブ テーブルのピボットを無効にしてフラットなテーブルにする
次の手順を実行します。
- クロスタブ形式でデータ ファイルをアプリに追加します。
- データ マネージャーでテーブルの をクリックしてテーブル エディタを開きます。
- [ピボットを無効] をクリックします。
-
行に入れ替えをする項目を選択します。ピボットが無効になっていない見出し項目が少なくとも 1 つは必要です。選択には、2 つの方法があります。
- 入れ替える項目の項目ヘッダーをクリックします。見出し項目として残す項目は選択しないでください。
- 見出し項目として残す項目の項目ヘッダーをクリックし、フィールド メニューから [選択を反転] を選択します。入れ替える項目が多い場合はこれが最も簡単な方法です。
-
[ピボットの無効を適用] をクリックします。
選択されたデータが 2 つの項目 Tablename. [Attribute field] と Tablename. [Data field] の行に入れ替えられます。
- 上述の例のように Month、[Attribute field] を意味を持つ名前に変更します。
- 上述の例のように Sales、[Data field] を意味を持つ名前に変更します。
クロス集計はピボットが無効になりフラットな形式になりました。これでアプリの他のデータとの関連付けがしやすくなります。
元のクロスタブ テーブルに戻す
テーブル エディタの [ピボットを無効を取り消す] をクリックして、データ ソースの元のクロスタブ形式に戻すことができます。アプリの他のデータと関連付けをしていた場合は、その関連付けは削除されます。