メジャーの範囲へのグループ化
メジャーを範囲にグループ化し、ビジュアライゼーションの軸として使用することにより、メジャーから分析のためのインサイトをさらに得ることができます。
たとえば、項目に顧客の年齢が入力されている場合は、値を年齢の範囲にグループ化することができます。[バケット] データ プロファイリング カードでは、項目データを範囲にグループ化し、指定したグループで新しい項目を作成することができます。[バケット] カードには、[データ マネージャー] でテーブルを編集し、[サマリー] カードでメジャーとして設定されているテーブル項目を選択することによってアクセスできます。
要件
メジャーは、以下の要件を満たす項目を使用して範囲へとグループ化することができます。
- 各項目が [サマリー] カードでメジャーとして分類されている
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項目には 10 個以上のユニーク値が含まれている。
[バケット] カードは、低い範囲の値を含む項目には推奨されませんが、非推奨項目では [バケット ] カードの使用を選択できます。
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項目内の値は、20% を超える混合タイプを含むことはできません。
[バケット] カードは、混合タイプの値を含む項目には推奨されませんが、非推奨項目では [バケット] カードの使用を選択できます。
[バケット] カードによって作成されるバケット項目は、[サマリー] カードで軸としてカテゴリーに分類されます。ただしバケット項目には、[順序] カードを使用してカスタム順序を適用することはできません。バケット項目を計算された項目で使用することはできません。
概要
[バケット] カードには、提案された数のグループ化、グループ化のプレビュー、およびグループ化を含んだスライダー バーが表示され、スライダー バーにより各バケットの名前と値の範囲を変更することができます。提案されるグループ化の数は、新しい数を [バケット] 項目に入力することによって変更できます。Qlik Sense では、最大で 20 バケット、最小で 2 バケットがサポートされます。新しいバケットは、バケットが右から左に向かって削除される間に、バケット範囲の右側に追加されます。個々のバケットを何も変更していない場合、各バケットの範囲は、項目の値の範囲内に均等に適合するように調整されます。個々のバケットを変更した後にバケットの数を変更すると、新しいバケットがバケット範囲の右に追加され、右端から 2 番目のバケットのサイズと等しい値の範囲が指定されます。
[データ バケットのプレビュー] 棒グラフには、各バケット内のユニーク値のカウント数と一緒にバケット内のデータの概要が表示されます。このチャートは、バケットに変更を加えると更新されます。バケットに値がない場合、棒チャートの棒は表示されません。
[バケット] スライダー バーを使用してバケットを変更することができます。バケット セグメントをクリックすることにより、バケットの範囲を設定するか、バケットの名前を変更するか、またはバケットを全体的に削除することができます。マウス カーソルをバケットに合わせると、バケットの名前と値の範囲が表示されます。バケットはデフォルトで、時間間隔の表記規則に従い、バケットの値範囲を付けて命名されます。バケットの範囲には、開始値と終了値の間の値 (終了値自体は除く) が含まれます。
1 つのバケットの値範囲を調整すると、Qlik Sense はすべてのバケットの値をずらし、他のバケットの既存の数量範囲を順守しながらギャップや重なりがないようにします。左端バケットには常に下側の境界がなく、右端バケットには上側の境界がありません。これにより、すべてのバケットの設定範囲に入らない可能性があるすべての値をキャプチャすることができます。バケットの下限範囲を変更するとバケットの範囲が右側に変更され、バケットの上限範囲を変更するとバケットが左側に変更されます。
1 つの項目からバケットを作成すると、新しい項目が生成され、ソース項目の対応するメジャー値が入力されている行に割り当てられているすべてのバケットが取り込まれます。デフォルトでは、<項目> (バケット化済み) と命名されます。この項目は、他のテーブルの項目と同様に、名前変更、関連付け、ソート、および削除することができます。テーブルで項目を選択し、バケット オプションを変更することにより、生成されるバケット項目でバケットを編集できます。同じソース メジャー項目から複数のバケット項目を作成できます。
メジャーのグループ化
メジャー値を範囲にグループ化するには、以下の手順を実行します。
- [バケット] カードにアクセスします。
- 任意で、バケットの数を変更します。
- 任意で、個々のバケットを変更します。
- 任意で、バケットに対する手動調整をデフォルト設定にリセットします。
- バケット済み項目を作成します。
[バケット] カードへのアクセス
次の手順を実行します。
- [データ マネージャー] で、テーブルを選択し、 をクリックします。
- 新しい値範囲のグループを作成する場合は、項目を 1 つ選択します。
- 既存のバケット項目を編集する場合は、バケット項目を 1 つ選択します
バケットの数の変更
バケットの数を変更すると、範囲の終わりにバケットが追加されるか、範囲の終わりからバケットが削除されます。
次の手順を実行します。
- [バケット] カードで、[バケット] の前に新しい数を入力します。
バケットの変更
バケットの名前変更、バケットの値範囲の調整、またはバケットの削除を行うことができます。
バケットを変更する場合は、左端のバケット セグメントから右端のバケット セグメントにかけて順番にバケットを変更するようお勧めします。
バケットの名前変更
次の手順を実行します。
- [バケット] カードで、バケット セグメントをクリックします。
- [名前] 項目に新しい名前を入力します。
- 変更を適用するには、バケット セグメントの外側の任意の部分をクリックします。
バケットの値範囲の調整
10 進数値を使用する場合は、[開始値] フィールドと [最大値] フィールドに手動で値を入力する必要があります。
次の手順を実行します。
- [バケット] カードで、バケット セグメントをクリックします。
- 以下のいずれかを行います。
[開始値] と [最大値] の後に、新しい値を入力してバケットの範囲を設定します。
バケットには、[開始値] と最大値の間の値が含まれますが、[最大値] として入力した値自体は除外されます。
- セグメントのスライダーを調整してバケットの範囲を設定します。
- 変更を適用するには、バケット セグメントの外側の任意の部分をクリックします。
バケットの削除
次の手順を実行します。
- [バケット] カードで、バケットのセグメントをクリックします。
-
をクリックします。
項目のバケットのリセット
バケットをリセットすることにより、バケット カードの設定を既定の状態に復元することができます。これがメジャー項目の場合、既定の状態は Qlik Sense で推奨されるバケット状態です。これがバケット項目の場合、既定の状態は、最後に [バケットの作成] がクリックされた後の項目の状態です。
次の手順を実行します。
- [バケット] カードで、[既定にリセット] をクリックします。
バケット項目の作成
次の手順を実行します。
- [バケット] カードで、[バケットの作成] をクリックします。
- [OK] をクリックします。
データのグループ化が入力された新しい項目がテーブルに追加されます。