set 演算子を使った set 修飾子
set 演算子は、さまざまな要素セットを含めたり、除外したり、交差させたりするために使用されます。これらは、さまざまなメソッドを組み合わせて要素セットを定義します。
演算子は set 識別子に使用されるものと同じです。
演算子 | 説明 |
---|---|
+ | Union。この二項演算子は、2 つの SET オペランドのいずれかに属するレコードまたは要素を含むセットを返します。 |
- | Exclusion。この二項演算子は、2 つのうち最初の SET オペランドにのみ属するレコードまたは要素を含むセットを返します。また、単項演算子として使用する場合は、補集合を返します。 |
* | Intersection。この二項演算子は、両方の SET オペランドに属するレコードまたは要素を含むセットを返します。 |
/ | 対称差演算子 (XOR)。この二項演算子は、2 つの SET オペランドのどちらかに属している (両方には属していない) レコードまたは要素を含むセットを返します。 |
例えば、次の 2 つの修飾子は、同じ項目値のセットを定義します。
-
<Year = {1997, "20*"}>
-
<Year = {1997} + {"20*"}>
どちらの数式も 1997 年と 20 で始まる年を選択します。言い換えれば、これは 2 つの条件の和集合です。
set 演算子を使用すると、より複雑な定義も可能になります。例:
<Year = {1997, "20*"} - {2000}>
この数式は、上記と同じ年を選択しますが、さらに 2000 年を除外します。
詳細については、「set 演算子」を参照してください。
例: set 演算子を使用した set 修飾子のチャートの数式
例 | 結果 |
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sum( {$<Product = Product + {OurProduct1} – {OurProduct2} >} Sales ) | 現在の選択に製品 (Product) の OurProduct1 を追加し、OurProduct2 を削除した sales が返されます。 |
sum( {$<Year = Year + ({“20*”,1997} – {2000}) >} Sales ) |
現在の選択に対する sales が返されますが、Year 項目で追加の選択が行われます (1997 および 2000 以外の 20 から始まるすべての Year)。 2000 が現在の選択に含まれる場合、修飾子の後にもこの値が含まれることに注意してください。 |
sum( {$<Year = (Year + {“20*”,1997}) – {2000} >} Sales ) |
上記とほぼ同じ結果を返しますが、ここでは現在の選択に 2000 が含まれていても変更後は削除されます。この例が示すように、優先順位を定義するために括弧が必要となる場合があります。 |
sum( {$<Year = {“*”} – {2000}, Product = {“*bearing*”} >} Sales ) |
現在の選択条件に、[Year] における新規選択: 2000を除くすべての年、および、文字列 bearing を含む製品のみを追加した売上が返されます。 |