Max - チャート関数
Max() は集計データの最高値を検出します。rank n を指定することで、n 番目に高い値を探し出すことができます。 ヒント メモFirstSortedValueおよび rangemax 関数は、Max 関数と機能がよく似ています。必要に応じて、これらの解説も参照してください。
構文:
Max([{SetExpression}] [TOTAL [<fld {,fld}>]] expr [,rank])
戻り値データ型: 数値
引数:
引数 | 説明 |
---|---|
expr | メジャーの対象となるデータが含まれている数式または項目。 |
rank | rank のデフォルト値は 1 で、これは最大値に相当します。rank を 2 に指定すると、2 番目に高い値が返されます。rank を 3 に指定すると 3 番目に高い値が返され、以下同様に指定した順位に相当する値が返されます。 |
SetExpression | デフォルトでは、集計関数は選択されたレコード セットに対して集計を行います。Set 分析数式でレコード セットを定義することも可能です。 |
TOTAL | 関数の引数の前に TOTAL の文字が配置されている場合、現在の軸の値に関連しているものだけでなく、現在の選択範囲内にあるすべての可能な値に対して計算が実行されます。つまりチャート軸は無視されます。 TOTAL [<fld {.fld}>] (ここで、TOTAL 修飾子の後には、1 つまたは複数の項目名のリストがチャート軸変数のサブセットとして続く) を使用して、合計絞込値のサブセットを作成できます。 |
例と結果:
Customer | Product | UnitSales | UnitPrice |
---|---|---|---|
Astrida | AA | 4 | 16 |
Astrida | AA | 10 | 15 |
Astrida | BB | 9 | 9 |
Betacab | BB | 5 | 10 |
Betacab | CC | 2 | 20 |
Betacab | DD | - | 25 |
Canutility | AA | 8 | 15 |
Canutility | CC | - | 19 |
例 | 結果 |
---|---|
Max(UnitSales) | 10 (UnitSales の最大値) |
注文の値は、(UnitSales) で販売された個数に単価を乗じて計算されます。 Max(UnitSales*UnitPrice) | 150 ((UnitSales)*(UnitPrice) で算出されるあらゆる計算結果の最大値) |
Max(UnitSales, 2) | 9 (2 番目に大きい値) |
Max(TOTAL UnitSales) | 10 (TOTAL 修飾子は、最大値が特定され、チャート軸が無視されたことを意味するため)Customer が軸に設定されているチャートで TOTAL 修飾子を使用すると、各顧客の最大 UnitSales ではなく、全データセットにおける最大値が返されます。 |
Customer B を選択します。 Max({1} TOTAL UnitSales) | 10 (選択に関係なく、Set Analysis の数式 {1} では ALL として評価されるレコード セットが定義されるため) |
例で使用されているデータ:
ProductData:
LOAD * inline [
Customer|Product|UnitSales|UnitPrice
Astrida|AA|4|16
Astrida|AA|10|15
Astrida|BB|9|9
Betacab|BB|5|10
Betacab|CC|2|20
Betacab|DD||25
Canutility|AA|8|15
Canutility|CC||19
] (delimiter is '|');