既定により、Qlik Sense ではテーブル チャート内で数字とテキストが異なって表示されます。数字は右揃え、テキストは左揃えです。これにより、テキストから数字への変換の問題を容易に見つけることができます。Qlik Sense の結果を表示するこのページのいずれのテーブルもこの書式を使用します。
構文:
MoneyFormat
Set MoneyFormat='$ #,##0.00; ($ #,##0.00)';
この書式は、数値項目の Number Formatting プロパティが Money に設定されたときに、チャート オブジェクトに表示されます。さらに、数値テキスト項目が Qlik Sense によって解釈される際、テキスト項目の通貨記号が MoneyFormat 変数で定義された記号と一致する場合、Qlik Sense がこの項目を金額値として解釈します。
特に指定のない限り、このトピックの例では次の日付書式を使用しています: MM/DD/YYYY。日付書式は、データ ロード スクリプトの SET DateFormat ステートメントで指定されています。既定の日付書式は、地域の設定やその他の要因により、システムによって異なる場合があります。以下の例の書式は、要件に合わせて変更できます。または、これらの例に一致するようにロード スクリプトの書式を変更できます。
App の既定の地域設定は、Qlik Sense がインストールされているコンピューターまたはサーバーの地域システム設定に基づいています。アクセスしている Qlik Sense サーバーがスウェーデンに設定されてい場合、データ ロード エディターは、日付、時間、および通貨にスウェーデンの地域設定を使用します。これらの地域の書式設定は、Qlik Sense ユーザー インターフェースに表示される言語とは関係ありません。Qlik Sense は使用しているブラウザと同じ言語で表示されます。
SET MoneyThousandSep=',';
SET MoneyDecimalSep='.';
SET MoneyFormat = '$#,##0.00;-$#,##0.00';
Transactions:
Load
date,
id,
amount
Inline
[
date,id,amount
01/01/2022,1,'$10,000,000,441.45'
01/02/2022,2,'$212,3749,24,32.23'
01/03/2022,3,$249475336.45
01/04/2022,4,$24,313,369,837
01/05/2022,5,$7873578754
01/06/2022,6,$24313884663
01/07/2022,7,$545883436
01/08/2022,8,$35545828255
01/09/2022,9,$37565817436
01/10/2022,10,$3454343566
];
結果
データをロードしてシートを開きます。新しいテーブルを作成し、これらの項目を軸として追加します:
date
amount
このメジャーを追加します:
=Sum(amount)
[数値書式] で、[通貨] を選択して、Sum(amount) を金額値として構成します。
結果テーブル
日付
Amount
=Sum(amount)
合計
$119,548,811,911.90
01/01/2022
$10,000,000,441.45
$10,000,000,441.45
01/02/2022
$212,3749,24,32.23
$0.00
01/03/2022
$249475336.45
$249,475,336.45
01/04/2022
$24
$24.00
01/05/2022
$7873578754
$7,873,578,754.00
01/06/2022
$24313884663
$24,313,884,663.00
01/07/2022
$545883436
$545,883,436.00
01/08/2022
$35545828255
$35,545,828,255.00
01/09/2022
$37565817436
$37,565,817,436.00
01/10/2022
$3454343566
$3,454,343,566.00
スクリプトの開始時に、MoneyFormat システム変数は千単位区切り記号としてカンマを使用するよう変更されます。Qlik Sense テーブルで、書式はこの区切り記号を使っていることがわかります。さらに、誤った区切り記号が使われた行が誤って解釈され、テキストのままになっています。金額の合計に含まれていないのはそのためです。