パフォーマンス
このトピックの目的は、Qlik Sense Enterprise on Windows をインストールする前に考慮すべきパフォーマンスに関する基本情報を提供することです。Qlik Sense Enterprise on Windows 展開を計画するときに検討すべきいくつかの考慮事項があります。
- 展開のサイズ - 小規模なシングルノード、中規模、大規模なマルチノード サイトのどれか?
- サイト内のノード数は?
- ローカルのリポジトリ データベースか、専用のリポジトリ データベースか?
- ローカル ファイル共有か、ネットワーク ファイル共有か?
- 各ノードで必要な CPU コアの数は?
- 各ノードで必要な RAM は?
大規模展開の場合は、スケーラビリティをテストし、Qlik コンサルティング サービスを利用することもお勧めします。
処理能力とパフォーマンス
Qlik Sense は最大 12 台のノードに対応します。処理能力全体に寄与する要因は、 ノード数だけでなく他にも次のようなものがあります。
- ワークロード
- ハードウェア速度
- ネットワーク速度
たとえば、ファイル共有のディスク速度とセントラル ノードが遅すぎる場合、アプリのインポートや複製のような一部の操作でパフォーマンスの低下が見込まれる場合があります。
DMZ の展開
サイト内のノードは、エンジンなしのノードも含めてすべてデータベースとファイル共有へのアクセスが必要です。同期持続性を使用した非武装地帯 (DMZ) の展開に比べて、共有持続性を使用した DMZ の展開では、新たなポートを開くか、代替手法が必要な場合があります。
地理的展開
現在の持続性モデルは、地理的展開に対応していません。最適なパフォーマンスを得るため、ネットワーク遅延が 4 ミリ秒未満のリポジトリ データベースおよびファイル共有と同じ地理的場所またはデータ センターにすべての Qlik Sense サービスを配置することをお勧めします。
セントラル ノードとの依存関係
セントラル ノードはサイト内の重要な操作をいくつか担っています。セントラル ノードが障害になった場合、次のようないくつかの操作が実行できなくなります。
- マネージャー スケジューラー - リロードの実行
- ライセンスの配布 - 新規ユーザーによるライセンス取得
- エクステンション オブジェクト
セントラル ノードへの依存度を低減するため、1 つ以上のノードをフェールオーバー候補として構成することができます。詳細については、「セントラル ノードの回復力のためのフェールオーバーの構成」を参照してください。