QlikView Server で Qlik ライセンス サービス通信のプロキシを構成する
プロキシで Qlik ライセンス サービスとライセンス バックエンド間の通信を処理できます。
Qlik License Service は QlikView April 2019 以降のリリースに組み込まれており、QlikView Server が署名付きキー ライセンスを使用して有効化されている場合に使用されます。Qlik License Service にはライセンスに関する情報が保管され、製品の有効化と権利の管理の際に Qlik によってホストされている License Back-end Service と通信します。License Back-end Service へのアクセスとライセンス情報の取得にはポート 443 が使用されます。
マルチノード展開の場合は、Qlik License Service は QlikView Management Service (QMS) が実行されているマシンにインストールされます。Qlik License Service のステータスは、Windows マシンで実行中のサービスのリストにある Qlik Service Dispatcher を起動して停止することによって管理できます。
Qlik ライセンス サービスと Qlik ライセンス バックエンド間の通信をプロキシで処理するように構成できます。
QlikView Server で、Qlik ライセンス サービスのプロキシの構成は、コマンド行パラメータを使って実行されます。HTTP と HTTPS スキームは両方ともサポートされています。
HTTP トンネル経由で通信する際、QlikView Server June 2020 以降の NTLM およびライセンス サービスに対する基本認証機能を使用できます。これにより、トンネル プロキシ上の認証が可能となり、より安全な環境を構成できます。
次の手順を実行します。
-
Qlik Service Dispatcher を停止します。これは、Qlik ライセンス サービスの実行を処理します。
- service.conf ファイルに移動します。これは、デフォルトで次の場所にあります:
- セクション [licenses.parameters] の位置を確認します。これは、デフォルトで次の行を含みます:
- 下記のように行 -proxy-uri=http://myproxy.example.com:8888 を追加します:
-
%ProgramFiles%\QlikView\Licenses に進み、Encrypt-Password.ps1 [password for proxy access] を実行します。
Encrypt-Password.ps1 123456生成された暗号化パスワードをコピーして、次のステップで使用します。
- トンネリング プロキシで認証を必須とするには、services.conf ファイルに次の行を追加します:
-proxy-uri=[the uri of the proxy]
-proxy-auth-mode=ntlm|basic|(leave empty for no authentication)
-proxy-user=[username without domain]
-proxy-encrypted-password=[password]
-proxy-domain=[the domain] (only for NTLM) - services.conf ファイルを保存して閉じます。
- Qlik Sense Service Dispatcher を再起動します。
- マルチノード インストールがある場合、インストールですべてのノードにこれらのステップを繰り返してください。
%Program Files%\QlikView\ServiceDispatcher\service.conf
[licenses.parameters]
-qv-mode=true
-app-settings="..\Licenses\appsettings.json"
[licenses.parameters]
-qv-mode=true
-proxy-uri=http://myproxy.example.com:8888
-app-settings="..\Licenses\appsettings.json"
「http://myproxy.example.com」は貴社のプロキシのアドレスであり、「8888」はプロキシで使用されるポートです。