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チャートでの chi2-test 関数の使用例

chi2-test 関数は、カイ二乗統計分析に関連した値の計算に使用します。このセクションでは、サンプル データを用いて QlikView で使用可能なカイ二乗分布検定関数の値を特定するためのチャートの作成方法を説明します。構文と引数については、各 chi2-test チャート関数のトピックを参照してください。

サンプル データのロード

3 つの異なる統計サンプルをスクリプトにロードする方法を説明するために、3 組のサンプル データを使用します。

次の手順を実行します。

  1. 新規ドキュメントを作成します。
  2. ツールバーで [ロード スクリプトの編集] を選択し、次のスクリプトを入力します。

    // Sample_1 data is pre-aggregated... Note: make sure you set your DecimalSep='.' at the top of the script.

    Sample_1:

    LOAD * inline [

    Grp,Grade,Count

    I,A,15

    I,B,7

    I,C,9

    I,D,20

    I,E,26

    I,F,19

    II,A,10

    II,B,11

    II,C,7

    II,D,15

    II,E,21

    II,F,16

    ];

    // Sample_2 data is pre-aggregated: If raw data is used, it must be aggregated using count()...

    Sample_2:

    LOAD * inline [

    Sex,Opinion,OpCount

    1,2,58

    1,1,11

    1,0,10

    2,2,35

    2,1,25

    2,0,23 ] (delimiter is ',');

    // Sample_3a data is transformed using the crosstable statement...

    Sample_3a:

    crosstable(Gender, Actual) LOAD

    Description,

    [Men (Actual)] as Men,

    [Women (Actual)] as Women;

    LOAD * inline [

    Men (Actual),Women (Actual),Description

    58,35,Agree

    11,25,Neutral

    10,23,Disagree ] (delimiter is ',');

    // Sample_3b data is transformed using the crosstable statement...

    Sample_3b:

    crosstable(Gender, Expected) LOAD

    Description,

    [Men (Expected)] as Men,

    [Women (Expected)] as Women;

    LOAD * inline [

    Men (Expected),Women (Expected),Description

    45.35,47.65,Agree

    17.56,18.44,Neutral

    16.09,16.91,Disagree ] (delimiter is ',');

    // Sample_3a and Sample_3b will result in a (fairly harmless) Synthetic Key...

  3. スクリプトを保存し、[リロード] をクリックしてデータをロードします。

chi2-testチャート関数チャートの作成

サンプル 1

次の手順を実行します。

  1. シートにテーブル ボックスを追加し、軸として GrpGradeCount を追加します。

    このテーブルにはサンプル データが表示されています。

  2. 以下の計算軸でストレート テーブルを追加します。

    ValueList('p','df','Chi2')

    その際、3 つの chi2-test 関数の名前を持つ軸のラベルを作成するために合成軸関数を使用します。

  3. 以下の数式を追加します。

    IF(ValueList('p','df','Chi2')='p',Chi2Test_p(Grp,Grade,Count),

    IF(ValueList('p','df','Chi2')='df',Chi2Test_df(Grp,Grade,Count),

    Chi2Test_Chi2(Grp,Grade,Count)))

    これにより、各 chi2-test 関数の結果値が関連する合成軸の横のテーブルに表示されます。

  4. 数式の数値の書式を [数値] に、[有効桁数][3] に設定します。
ヒント メモこの数式では、代わりに次の数式を使用できます。
Pick(Match(ValueList('p','df','Chi2'),'p','df','Chi2'),Chi2Test_p(Grp,Grade,Count),Chi2Test_df(Grp,Grade,Count),Chi2Test_Chi2(Grp,Grade,Count))

結果:

サンプル 1 の chi2-test 関数の結果テーブルには次の値が含まれます。

結果の例
p df Chi2
0.820 5 2.21

サンプル 2

次の手順を実行します。

  1. シートに別のテーブル ボックスを追加し、軸として SexOpinionOpCount を追加します。
  2. サンプル 1 の結果ストレート テーブルを [クリップボードにコピー]/[オブジェクト][シート オブジェクトの貼り付け] コマンドでコピーします。数式を編集し、3 つの chi2-test 関数すべての引数をサンプル 2 データで使用されている名前 (例えば、Chi2Test_p(Sex,Opinion,OpCount)) に置き換えます。

結果:

サンプル 2 の chi2-test 関数の結果テーブルには次の値が含まれます。

結果の例
p df Chi2
0.000309 2 16.2

サンプル 3

次の手順を実行します。

  1. サンプル 1 および 2 と同じ方法でテーブル ボックスとストレート テーブルをさらに 1 つずつ作成します。テーブル ボックスで、GenderDescriptionActual、および Expected
  2. 結果ストレート テーブルで、サンプル 3 データで使用した項目名を使用します。例:Chi2Test_p(Gender,Description,Actual,Expected)

結果:

サンプル 3 の chi2-test 関数の結果テーブルには次の値が含まれます。

結果の例
p df Chi2
0.000308 2 16.2

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