PixelPerfect 機能を理解する
PixelPerfect は、QlikView または Qlik Sense データから美しい完全なレポートを作成し、レポートを PDF にエクスポートする Qlik NPrinting ソリューションです。PixelPerfect はバンド レポートの実装であり、レイアウトや外観をピクセル レベルでコントロールできます。
たとえば、フォント サイズ、色、画像の位置と寸法、グラフの種類、オプションなどを設定できます。
機能の説明
テンプレート エディター
PixelPerfect テンプレート エディターを使用して構造化されたテンプレートを設計できます。Field リスト ツリー ビューを使用して、画像、セル、変数、数式をドラッグアンドドロップできます。
またレベルを追加して表を作成したり、フィールドや表の各値に対するセグメントをレベルとして繰り返すことができます。レベルは互いにネストされ、階層ビューを作り出します。
プロパティで使用される各オブジェクトの外観や動作を設定できます。それらは、エディターの下部にある Property Grid パネルに入力されます。
レベル
レベルを追加するには、以下を実行します。
- [レベル] ノードを右クリックし、[レベルの追加] をクリックします。
- 表示されるリストからオブジェクトを選択します。
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QlikView フィールドを挿入すると、レポート セグメントはフィールドの各値に対して繰り返されます。
たとえば、フィールド Year を選択すると、データセット内に存在する各年度に対してセグメントを取得します。
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QlikView 表を選択した場合、レポート セグメントは表の各行に対して繰り返されます。
フィールドのグループのさまざまな組み合わせに対し、セグメントを繰り返すことができます。たとえば、国と営業担当者列が入った表を選択すると、国/営業担当者の値の各組合せを表で表示できるようになります。
レベルは階層にすることができます。サブレベルを追加するには、以下を実行します。
- 既存のレベルの名前を右クリックしてから、Add Level を選択します。
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挿入するフィールドまたは表を選択します。
たとえば、Year にレベルを追加し、その下に Product Category をネストさせることができます。各年度に対してセグメントを繰り返し、その中で各製品カテゴリーに対して多くのセグメントを繰り返すことができます。
- レベルをテンプレートに追加する前に、展開先バンドを選択して右クリックします。
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Insert Detail Report をクリックし、追加するレベルの名前を選択します。
新しいバンドが作成され、レベルの各値によってサイクルされます。
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レベルのコンテンツをドラッグし、最終レポートに変換されるバンドへドロップします。
フィールド情報を含む新しいラベルが作成されます。
最終レポートで表を作成したい場合は、レベルを使用する必要があります。
テーブル
PixelPerfect テンプレートでは、表はグラフやスパークラインのデータ ソースです。レポートで表を作成したい場合は、レベルを使用する必要があります。[表] ノードのソース QlikView 表を追加する必要はありません。
表を追加するには、以下を実行します。
- [表] ノードを右クリックし、[オブジェクトの追加] を選択します。
- 表示されるリストから希望するオブジェクトを選択します。
画像
QlikView オブジェクトを画像としてテンプレートに追加できます。
以下を実行します。
- [画像] ノードを右クリックし、[オブジェクトの追加] を選択します。
-
表示されたリストから QlikView オブジェクトを選択し、新しい画像をドラッグしてテンプレートにドロップします。
新しい画像ボックスが作成されます。
- 画像の位置を指定するには、マウスで画像エリアを選択し、希望する位置まで動かします。
- 画像エリアを変更するには、角、または側面中央にある青い四角形をのいずれかを選択し、希望する位置になるよう調節します。
- Sizing プロパティを使用して画像の動作を設定します。
考えられる値:
- Normal: 画像は元のサイズで挿入されます。エリアが小さすぎて画像をクリップできない場合、位置合わせは左上隅で行われます。
- Stretch Image: コンテンツ エリアの幅と高さになるよう画像を引きのばします。アスペクト比が変更されます。
- AutoSize: 最終的な画像は QlikView からエクスポートされた画像の元のサイズを維持します。最終レポート内のその他のデータは、レポートの整合性を維持するために動かされます。
- Center Image: 画像は、QlikView 寸法のデリアの中央 (縦横両方) に表示されます。画像がエリアよりも大きい場合、画像はトリミングされます。
- Zoom Image: 画像はアスペクト比を維持しながら、エリアに合わせて比例的にサイズ調整されます。画像ビューは拡大または縮小できます。
- Squeeze: エリアが画像サイズよりも大きい場合、画像は中央に配置され、フルサイズで表示されます。そうでない場合、画像はエリアに合わせてサイズ変更されます。
画像の他のプロパティを設定するには、Property Grid を使用します。
変数
QlikView 変数をテンプレートに追加できます。レポートの生成時、QlikView 変数は値に置き換えられます。
以下を実行します。
- [変数] ノードを右クリックし、[オブジェクトの追加] をクリックします。
-
表示されるリストから追加する変数を選択します。
変数をドラッグアンドドロップすると、変数に関する情報を含む新しいラベルが作成されます。
Property Grid を使用して他の変数プロパティを設定できます。
数式
QlikView 数式をテンプレートに追加できます。
各数式:
- レポートの生成時に評価されます。
- QlikView 数式構文を使用する必要があります。
- 1 つの値を返す必要があります。
数式を追加するには、以下を実行します。
- Formulas ノード (Field リスト内) を右クリックします。
- Add Formula を選択してから、QlikView 構文を使用して名前と数式を挿入します。
-
ドラッグしてテンプレートにドロップします。
数式の情報を含む新しいラベルが作成されます。
- 数式を右クリックし、[数式の編集] を選択して数式を編集できます。
セル
QlikView オブジェクトから特定のセルをテンプレートに追加できます。
以下を実行します。
- [セル] ノードを右クリックし、[セルの追加] をクリックします。
- 名前を挿入するには、[オブジェクト] ラベルの右側のドットをクリックします。
- 表示された QlikView オブジェクトから選択します。
- 列の数に加え、上部と下部の希望する列の数を挿入します。
-
各セルをドラッグし、Report エリアにドロップします。
各セルの情報を含む新しいラベルが作成されます。Property Grid を使用して他のセル プロパティを設定できます。
行番号が 0 のセルは、QlikView 表ヘッダーを参照します。
元の QlikView オブジェクトで 1 行目に合計が含まれる場合、行番号が 1 のセルには合計が含まれます。この場合、データが入った最初のセルは、行番号として「2」 が入ったものです。
複数をドラッグアンドドロップする
以下を実行します。
- Shift または Ctrol ボタンを押し、Field リスト内の 1 つ以上のエンティティを選択します。
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それらをテンプレートにドロップします。
ドロップすると、選択したエンティティを含む表が作成されます。
- 列ヘッダーをドラッグ アンド ドロップするには、列を選択し、Shift を押すか、マウスを右クリックしてそれらをドラッグします。
また、Shift や Ctrl を使用してリストから複数のオブジェクトを選択し、ノードに移動させることもできます。たとえば、Ctrl を押しながら画像のリストから選択することで、多くの画像を追加できます。
エンティティを削除する
以下を実行します。
- エンティティを右クリックし、Remove Object または Remove Levels を選択し、Field リストからエンティティを削除します。
ツールボックス コントロールを使用する
エディターの右側にあるツールボックスを使用すると、一部のコントロール オブジェクトをテンプレートに挿入できます。たとえば、グラフ、スパークライン、改行、ラベル、その他のオブジェクトを挿入できます。
テンプレートにコントロールを挿入するには、ツールボックスから選択し、ドラッグしてテンプレートにドロップします。
Property Grid を使用してコントロール プロパティを設定できます。
ラベル
ラベルは、ソースに固定テキストを挿入し、バインドさせるために使用されます。たとえば、フィールド、変数、数式から動的なテキストを挿入できます。
新しいラベルを挿入するには、次を実行します。
- Toolbar かラベルを選択してドラッグし、テンプレートにドロップします。
-
コントロールをダブルクリックし、テキストを入力して独自のテキストを挿入します。
スマート タグ (右上隅の小さな矢印) を選択してクリックしてから、Data Binding メニューを開くことで、ラベルをデータ ソースにバインドさせることができます。正しいデータ ソースを選択するようにしてください。Property Grid を使用して他のラベル プロパティを設定できます。
グラフ
PixelPerfect を使用して QlikView データからグラフを作成できます。QlikView ドキュメント内に存在しないグラフでも追加することができます。PixelPerfect はグラフのデータ ソースとして QlikView 表を使用します。さまざまなグラフのタイプから選択し、外観をカスタマイズできます。
新しいグラフを追加するには、以下を実行します。
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Toolbox からグラフ オブジェクトをテンプレートにドラッグします。
ウィザードが表示されます。手順に従い、データ シリーズを選択してプロパティを設定します。Data タブに移動し、Series Binding を選択してから、各シリーズの引数と値を選択することで、データ シリーズをバインドできます。
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Field リストに既に挿入されている表の列を選択します。
他の手順に従い、プレゼンテーションのプロパティをカスタマイズできます。また、Property Grid パネルを使用するか、ウィザードをもう一度開いてスマート タグをクリックし、Run Wizard を選択してプロパティを変更することもできます。ウィザード内の特定のプロパティにジャンプするには、左側の列にある名前をクリックします。レベル内にグラフを挿入できます。
スパークライン
スパークラインは非常に小さな折れ線グラフ (一般的には軸なしで描画される)で、一般的には時間経過に伴う、測定の変化を示します。PixelPerfect はレポートにスパークラインを挿入できるよう、スパークラインをサポートしています。
スパークラインには、データ ソースとしてテーブルが必要です。最初に Tables ノードに表を追加し、Toolbar でスパークライン オブジェクトを選択してからドラッグし、テンプレートにドロップします。データとバインドさせるには、スマート タグ (右上隅にある小さな矢印) をクリックしてから、Data Member および Value Member プロパティを設定します。
レベル内にスパークラインを挿入することにより、表の各行に対してスパクラインを表示できます。
Rich text
Rich text を使用して、異なる形式で情報を表示できます。
- Toolbar から Rich Text ボタンを選択、ドラッグしてテンプレートにドロップし、次にダブルクリックして編集モードでデータを入力します。
編集モードでは、固定テキストを入力したり、Field リストからエンティティをドラッグアンドドロップできます。角かっこで囲まれれたフィールドが表示されます。変数、フィールド、数式、画像、セルの値をドラッグアンドドロップできます。Property Grid またはリボン バーを使用して他の Rich Text プロパティを設定できます。Rich Text はネストされたレベルにも対応しています。
その他のコントロール
改ページ、郵便番号、パネル、線を使用してテンプレートをカスタマイズします。
エクスポート形式
PixelPerfect は PDF、HTML、Xls、Xlsx、Png、Gif、jpg、および Tiff 形式をサポートします。既定では、外観を完全にコントロールしたい場合に最適な PDF に設定されています。Excel または HTML レポートを作成することを目指している場合は、Excel または HTML テンプレートの使用をお勧めします。
別の形式でプレビューするには、レンズの下にある矢印をクリックするか、タスクで特定の出力形式を設定します。