Qlik NPrinting のアップグレード
Qlik NPrinting April 2018 (18.9.5) 以降からのアップグレードは、Qlik NPrinting 設定プログラムで実行できます。アップグレードの際、旧バージョンは新しいバージョンに完全に置き換えられます。
April 2018 以前のバージョンからアップグレードするには、アップグレードの計画 を参照してください
構成ファイル
次のファイルの内容は、アップグレード プロセス中に上書きされます。
- NewsStand プロキシ構成ファイル
%ProgramFiles%\NPrintingServer\proxy\newsstandproxy\src\qlik.com\newsstandproxy\conf\app.conf
- Qlik NPrinting ウェブ コンソール プロキシ構成ファイル
%ProgramFiles%\NPrintingServer\proxy\webconsoleproxy\src\qlik.com\webconsoleproxy\conf\app.conf
Qlik NPrinting April 2018 以降にアップグレードする過程では、次の新規フォルダーが自動的に作成されます。
- %ProgramData%\NPrinting\newsstandproxy\
- %ProgramData%\NPrinting\webconsoleproxy\
app.conf ファイルのコピーが、コメントと共に各フォルダーに挿入されます。app.conf ファイルでコメントされていない設定は古いファイルよりも優先順位が高いため、古いファイルの同じ設定を上書きします。最初のアップグレード後、新しい app.conf ファイルの設定は保持されます。
ユーザー インターフェイス経由でアップグレードする
以下を実行します。
- リポジトリをバックアップしているか確認してください。 警告メモ続行する前にデータをバックアップする必要があります。アップグレード中に問題が発生するとデータが損傷する場合があります。その場合リポジトリを復元するためのバックアップが必要となります。「リポジトリのバックアップと復元」を参照してください。
- Windows サービスを開きます。
- 次の Qlik NPrinting サービスを右クリックし、[停止] をクリックして停止します。
- Qlik NPrinting Engine
- Qlik NPrinting Scheduler
- Qlik NPrinting WebEngine
- Qlik NPrinting MessagingService
- Qlik NPrinting RepoService
- Qlik NPrinting License Service
-
Windows サービスを閉じます。
Windows はこのプログラムが閉じられるまでサービスを停止しないため、開いたままにしないでください。
-
Windows タスク マネージャーを開き、以下を実行します。
- [プロセス] タブを開きます。
- [全ユーザーのプロセスを表示する] をクリックして、実行中のプロセスがすべて表示されるようにします。
- 以下のプロセスのいずれかが実行されている場合は、右クリックして [プロセス ツリーの終了] を選択することで終了させてください。
- Qlik.NPrinting.Engine.exe
- Qlik.NPrinting.Scheduler.exe
- Qlik.NPrinting.WebEngine.exe
- Qlik.NPrinting.Cefsharp.exe. この名前で複数のプロセスが表示される場合、Qlik NPrinting サービスの Windows ユーザーが所有するプロセスを選択します。
- webconsoleproxy.exe
- newsstandproxy.exe
Qlik.NPrinting.License.exe
licenses.exe
警告メモ上記のすべてのプロセスが停止していることを確認してから手順を進めてください。停止していない場合リポジトリが破損する可能性があります。警告メモWindows サービスやプロセスの実行中に Qlik NPrinting のアップグレードを試みるとインストールが失敗する場合があるため、必要に応じて実行中のサービスやプロセスを手動で閉じてからアップグレードを行ってください。
- 「Qlik NPrinting のインストール」の記述に沿って Qlik NPrinting をインストールします。
- アップグレードが完了したらすべての Qlik NPrinting サービスが実行されていることを確認します。手動でそれぞれ起動する必要がある場合があります。
コマンド ライン経由でアップグレードする
コマンド ライン引数の表示
コマンド ライン引数のリストを表示するには、次のコマンド行を実行します。
QlikNPrintingServer_x64.exe /help
QlikNPrintingEngine_x64.exe /help
/quiet のインストールまたはアンインストールは、UI が表示されていないことを意味します。
/passive のインストールまたはアンインストールは、進捗状況バー付きで最小限の UI が表示されるが、ウィザードやユーザー インタラクションがないことを意味します。
Qlik NPrinting サーバー のアップグレード
管理者としてコマンド ラインで次のコマンドを実行します。
QlikNPrintingServer_x64.exe /install {/quiet|/passive} accept-eula=1 service-username="{DOMAIN\USERNAME}" service-password="{USER_PASSWORD}" [/log"{PATH_TO_LOG_FILE}"]
例
QlikNPrintingServer_x64.exe /install /passive accept-eula=1 service-username="qtsel\admin" service-password="s3cr3t" /log ".\server.log"
Qlik NPrinting Engine のアップグレード
管理者としてコマンド ラインで次のコマンドを実行します。
QlikNPrintingEngine_x64.exe /install {/quiet/passive} accept-eula=1 service-username="{DOMAIN\USERNAME}" service-password="{USER_PASSWORD}" engine-certs-password="{CERTS_PASSWORD}" server-hostname="{HOSTNAME}" [/log"{PATH_TO_LOG_FILE}"]
例
QlikNPrintingEngine_x64.exe /install /passive accept-eula=1 service-username="qtsel\admin" service-password="s3cr3t" engine-certs-password="s3cr3t" server-hostname="np-server" /log ".\engine.log"
トラブルシューティング - アップグレードのキャンセル
Qlik NPrinting サーバー または Qlik NPrinting Engine アップグレードのキャンセルに続くロールバックにより、関連する Qlik NPrinting インストールが破損する可能性があります。ロールバックは、アップグレード実行中にエラーが発生した場合、または [取り消し] ボタンをクリックした場合に開始します。ロールバックによってインストールが破損した場合、サービスは、アンインストールを行わないと起動できなくなることがあります。エンジンとサーバーを復元する必要があります。
Qlik NPrinting サーバー を元の状態に戻す
以下を実行します。
-
最新のバックアップを用意します。
-
Qlik NPrinting サーバー をアンインストールします。詳しくは、次を参照してください: Qlik NPrinting サーバー のアンインストール
-
バックアップと同一の Qlik NPrinting サーバー のクリーン インストールを実行します。
-
バックアップを復元します。
Qlik NPrinting Engine を元の状態に戻す
以下を実行します。
-
Qlik NPrinting Engine をアンインストールします。詳しくは、次を参照してください:Qlik NPrinting Engine のアンインストール
-
Qlik NPrinting Engine のクリーン インストールを実行します。