メイン コンテンツをスキップする

レポート用のデータマートとして使用できるようOracle OCIをインストールして設定

この記事では、インストール手順について説明します。詳細は、Oracleのインストールドキュメントをご覧ください。 Profilingパースペクティブで実行するレポートの履歴を保持するデータベースとしてOracle OCIを使用できるようになるには、まずOracle OCIクライアント環境をインストールし、Talendで正しく動作するよう設定する必要があります。
環境

この記事は、データクオリティを搭載したバージョン5.6以降の全プラットフォームのTalend Studioに適用されます。

手順

Oracle OCIを使ってレポートデータマートを定義する場合は、まずOCIクライアントをインストールし、以下のようにTalend Studio.iniファイルを設定する必要があります。

LinuxでのOracle OCI

この例では、Oracle 11gr2を使用していること、そしてLinux x86でOCIを設定することを想定しています。

  1. Linux x86用の適切なインスタントクライアントのzipファイルをダウンロードします。

    ダウンロードリンクやインストールに関する詳細情報は、Instant Client Downloads for Linux x86 (英語のみ) (Instant Client Downloads for Linux x86-64 (英語のみ))をご覧ください。

    最も重要なファイルは.soヘッドファイルと.hヘッドファイルであるoracle-instantclient11.2-basic-11.2.0.2.0.2.0.i386.rpmoracle-instantclient11.2-devel-11.2.0.2.0.2.0.i386.rpmです。

  2. Oracle OCIクライアントをインストールして設定します。alien dpkg aio を使います。

    1. alien をインストールします。

      sudo apt-get install alien
    2. rpm deb に変換します。

      sudo alien ./oracle-instantclient11.2-basic-11.2.0.2.0.i386.rpm
      sudo alien ./oracle-instantclient11.2-devel-11.2.0.2.0.i386.rpm
    3. debファイルをインストールします。

      sudo dpkg -i ./oracle-instantclient11.2-basic_11.2.0.2.0-2_i386.deb
      sudo dpkg -i ./oracle-instantclient11.2-devel_11.2.0.2.0-2_i386.deb
      
    4. aioをインストールします。

      sudo apt-get install libaio-dev
      

      インストール後、2つの.debファイルはそれぞれ/usr/lib/oracle/11.2/client/lib/user/include/oracle/11.2/clientに配置されます。

  3. LD_LIBRARY_PATH環境変数のパスを設定します。たとえば次のように使用できます。

    vim ~/.bashrc
    export LD_LIBRARY_PATH=/opt/oracle/instantclient_12_1:$LD_LIBRARY_PATH 

    このパスはldconfigを使用して追加することもできますが、影響を受ける他のOracleソフトウェアがないかどうか最初に確認しておく必要があります。

WindowsでのOracle OCI

この例では、Oracle 10gr2を使用していること、そしてWindows x86でOCIを設定することを想定しています。

  1. Windows x86用の適切なインスタントクライアントのzipファイルをダウンロードします。インストールにはbasic パッケージが必要です。

    ダウンロードリンクやインストールに関する詳細情報は、Instant Client Downloads for Windows x86 (英語のみ) (Instant Client Downloads for Windows x86-64 (英語のみ))をご覧ください。

  2. Oracle OCIクライアントをインストールして設定します。

    1. すべてのファイルをフォルダー(c:\oracle_oci_client など)に解凍します。

    2. 次のシステム環境変数を追加します:
      • CLASSPATH

        c:/oracle_oci_client\ojdbc14.jar

      • LD_LIBRARY_PATH

        c:\oracle_oci_client

  3. Windowsの場合:

    1. Oracleドライバーをthin からoci に変更します。URLを次のように変更してください。

      thin: jdbc:oracle:thin:@ <host>:<port>:<db name>

      oci: jdbc:oracle:oci8:@ <tns name>

    2. tnsnames.ora c:\oracle_oci_client にコピーし、tns 設定を次のように追加します。

      OCI39 =
      
        (DESCRIPTION =
      
          (ADDRESS_LIST =
      
            (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = 192.168.31.39)(PORT = 1521))
      
          )
      
          (CONNECT_DATA =
      
            (SID = root)
      
          )
      
        )
Talend StudioでのOracle OCIの使用
  1. 上の説明に従い、システムに適したOracle OCIクライアントをインストールして設定します。
  2. Talend Studio.iniファイルに次のパラメーターを追加します。

    -Djava.library.path=c:\oracle_oci_clien
  3. Talend Studioを開始します。

  4. Profilingパースペクティブで、レポートエディターまたは[Preferences] (環境設定)ウィンドウでOracle OCIをレポートデータマートとして定義します。

このページは役に立ちましたか?

このページまたはコンテンツにタイポ、ステップの省略、技術的エラーなどの問題が見つかった場合はお知らせください。