Talend JobServer用に監視および監査システムを設定
Talend JobServerで実行された主な操作を記録するための監査ログシステムを設定します。
さらに、開発環境でジョブサーバーを使用する時に、統計やトレースメッセージの転送システムを設定することもできます。
Talend JobServerの監査ログを設定
Talend JobServerバージョン8.0.2.20250110_1323_patch (zipファイル名: Patch_20250114_TPS-6002_v4-8.0.1)以降では、監査ロギングを有効にすれば、クライアントアプリケーション(Talend StudioやTalend Administration Centerなど)によってトリガーされた操作を追跡できます。
それによって、重要なアクティビティの監視と監査が可能になります。監査ログでは次の操作が記録されます:
- ジョブの取得
- ジョブのデプロイ
- ジョブの実行
- 実行中であるジョブの中止
- ユーザーが操作を許可されているかどうかの確認
- デプロイメント前にエラーが発生した場合に有効なCRC (巡回冗長検査)を取得
このタスクについて
<Logger name="org.talend.audit" level="info" additivity="false">
<AppenderRef ref="Audit"/>
</Logger>
- 監査ログを有効または無効にする方法
- このロガーが使用する監査アペンダーをアップデートし、監査ログの保存を指定する方法
手順
タスクの結果
監査ログは、デフォルトで%X{userId,jobId,utcTime,jobServerId,clientIP,projectId,failed}というMDC形式を使用します。
MDCフィールドを取得して、カスタムログレイアウト(名前付きフィールドを持つJSONなど)を作成できます。
開発環境用に統計とトレースメッセージの転送を設定
リモートで実行されるジョブについて、Talend Studioが最新の統計とトレースメッセージをTalend JobServerからフェッチする際のポートを指定できます。
About this task
本番環境では、統計とトレースメッセージの転送をオフにしてください。これにより、メモリの過剰使用が回避され、ネットワーク接続が適切に保護されていない場合も外部からの接続から保護できるようになります。
リアルタイム統計を使用すると、JobServer側で過剰にメモリが使用されることがあります。ZeroMQ関連のメモリリークが発生した場合、Talend Administration Centerでのリアルタイム統計は利用できなくなりますが、JobServer の統計とトレースメッセージをオフにしてください。
Procedure
Results
- 統計の表示をご覧ください。
- Collecting Job execution statisticsをご覧ください。