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マーケティングソリューションへのアップロード前のメールアドレスの再作成

マーケティングリードデータセットはマーケティングキャンペーンから受信したファイルを表しますが、メールアドレスが欠けています。

このファイルをマーケティングソリューションにアップロードするには、これらのメールアドレスを作成する必要があります。メールアドレスは、見込み客の会社名や氏名、そしてその会社で通常使用されるメールの形式から推測できます。

marketing_leads.zipファイルとemails_reference.zipファイルをダウンロードします。

Marketing leads datasetのプレパレーションの追加

プレパレーションを追加し、データの準備とクレンジングを開始します。

Talend Data Preparationで既に使用可能になっているデータセットまたはローカルファイルからプレパレーションを作成できます。対応するボタンでプレパレーションを追加すると、現在作業しているフォルダーにプレパレーションが作成されます。また、プレパレーションはプレパレーションリストに自動的に保存され、変更した内容もすべて自動的に保存されます。

Before you begin

前にダウンロードしたファイルを使い、Talend Cloud Data Preparationmarketing_leadsというデータセットを作成しました。

Procedure

  1. ホームページで[Preparations] (プレパレーション)をクリックし、プレパレーションのリストを開きます。
  2. [Add preparation] (プレパレーションを追加)ボタンをクリックします。
  3. [Datasets] (データセット)のリストでmarketing_leadsを選択し、ソースマテリアルとして使います。
    [Add a preparation] (プレパレーションを追加)ウィンドウに、プレパレーションの作成に利用可能なデータセット(marketing_leadsを含む)のリストが表示されている状態。
    [Preparation name] (プレパレーション名)フィールドは自動で入力されますが、このプレパレーション名は変更することもできます。
  4. [Submit] (送信)をクリックします。

Results

レシピが空のデータセットが開くので、プレパレーションステップの追加を開始します。変更した内容はすべて自動的に保存されます。

データセットからの空のレコードの削除

クオリティバーのグレーの部分は、カラムに空のレコードが含まれていることを示しています。空の行を含んでいる行は削除できます。

クオリティバーがあるグリッドの一部のカラムに、空のセルがいくつか表示されている状態。

カラムタイプに一致するデータはクオリティバーで緑で表示されます。赤の場合、カラムタイプに一致しない無効なデータを示します。

Procedure

  1. first_nameカラムで、クオリティバーのグレーの部分をクリックします。
  2. [Delete the rows with empty cell] (空のセルを含む行を削除)をクリックして、データのない行を削除します。

    どのカラムに対してもこの操作を実行できますが、もっと簡単な方法でデータセットからすべての空の行を削除できます。

  3. グリッドの左上にあるメニューアイコンクリックして、[Display rows with empty values] (値が空の行を表示)を選択します。

    この操作によって、データセットのすべての空のエントリーにフィルターが適用されます。

    データセットに[rows with empty values] (値が空の行)フィルターが適用されている状態。
  4. 画面右上のファンクションパネルでDelete these filtered rowsと入力し、結果をクリックして関連ファンクションを実行します。

    空のセルを含んだ残りの行がデータセットから削除されます。

  5. フィルターバーのごみ箱アイコンをクリックしてフィルターを消去し、再びデータセット全体を表示します。

Results

空のレコードを含んだすべての行がデータセットから削除され、各カラムのクオリティバーが完全に緑になります。

見込み客の名前から空白を削除

各セルからのコンテンツの前後に、スペースが存在することがあります。

このスペースが存在するのは、他の人物が手動で入力したデータ(名前や電話番号など)を含むカラムである場合がほとんどです。これらのスペースは灰色の正方形で表示されます。

first_nameカラムとlast_nameカラムには、空白のエントリーがいくつかあります。

空白が含まれているデータ。

Procedure

  1. [first_name]カラムを選択します。
  2. [Ctrl]ボタンを押したまま、last_nameカラムのヘッダーをクリックします。

    2つのカラムが選択されたので、両方のカラムに1回の操作でファンクションを適用できます。

  3. ファンクションパネルで「Remove trailing and leading characters (末尾文字と先頭文字を削除)」と入力し、結果をクリックして関連ファンクションのオプションを開きます。
  4. [Padding character] (パディング文字)ドロップダウンリストで[Whitespace] (空白)を選択し、[Submit] (送信)をクリックします。

    このファンクションの結果を新しいカラムに出力するには、[Create new column] (新しいカラムを作成)チェックボックスをオンにします。

Results

選択したカラムからスペースが削除されます。

カラムを複製

特定のカラムのコピーが必要な場合は、そのカラムを複製できます。

2つのカラムを複製して、メールアドレスを再作成するためのベースとして使用します。

Procedure

  1. 複製するカラム(この例ではfirst_name)をクリックします。
  2. メニューアイコン、またはカラムを右クリックして、コンテキストメニューを開きます。
  3. [Duplicate Column] (カラムを複製)をクリックします。
    First Nameカラムメニューが開き、[Duplicate column] (カラムを複製)オプションが選択されている状態。

    カラムのコピー、first_name_copyが元データと同じデータで作成されます。

  4. これらの手順を繰り返してlast_nameカラムを複製します。

Results

2つのカラムが複製されます。これらの2つのカラムに格納された情報が、作成するメールアドレスのローカル部分の作成のために使用されます。

カラム名の変更

より識別しやすくなるよう、カラムの名前を変更します。

既に作成した2つのカラムの名前を変更して、より意味のある名前を付けます。これらの新しいカラムを使って、メールアドレスのローカルの部分を作成します。

Procedure

  1. 名前変更するカラム(この例ではfirst_name_copy)をクリックします。
  2. カラムコンテキストメニューのRename column (カラム名の変更)オプションを使用します。
    first_name_copyカラムメニューが開き、[Rename column] (カラム名を変更)オプションが選択されている状態。
  3. 新しいカラム名として「email_first_name」と入力し、Enterを押して適用します。
  4. これらのステップを繰り返して、last_name_copyカラムの名前をemail_last_nameに変更します。

Results

選択したカラムの名前が変更されます。

名前を小文字に変換

場合によっては、テキストの文字を小文字に変更しなければならないことがあります。この変更は、そのテキストを他のテキストに追加する場合に便利です。

名前が変更された2つのカラムに含まれるデータは大文字で始まります。2つのカラムを結合するために、すべてのテキストを小文字に変換します。

大文字の名前が含まれている2つのカラム。

Procedure

  1. 小文字に変換するテキストを含んだカラムを選択します。この例では、email_first_nameです。
  2. ファンクションパネルにChange to lower caseと入力し、結果をクリックして関連ファンクションを実行します。

    このファンクションの結果を新しいカラムに出力するには、[Create new column] (新しいカラムを作成)チェックボックスをオンにします。

  3. これらのステップを繰り返して、email_last_nameカラムを小文字に変えます。

Results

2つのカラムに含まれているテキストが小文字になります。
小文字の名前が含まれている2つのカラム。

他のデータセットのメールドメインを使用

ルックアップファンクションを使って、現在のデータセットのデータを、参照データセット内の同等のデータに一致させます。

一方では、現在作業中のmarketing_leadsデータセットがあります。このデータセットには、表示されている顧客の勤務先に関する情報が保管されています。もう一方のemails_referenceには、会社のリスト、および会社が使っているメールドメインが保管されています。

ここでは、emails_referenceデータセット上でルックアップを実行し、メールドメインに関する情報を抽出して、marketing_leadsデータセットの会社に一致させます。

Before you begin

emails_referenceでルックアップを実行するには、ホームページの[Datasets] (データセット)ビューの[Add dataset] (データセットを追加)ボタンを使ってインポートする必要があります。

[Datasets] (データセット)ビューで表示されているEmails referenceデータセット。

Procedure

  1. marketing_leadsプレパレーションを開きます。
  2. 画面右上にあるルックアップボタンをクリックし、ルックアップパネルを開きます。
    マウスが[Lookup] (ルックアップ)ボタンをポイントしている状態。
  3. [Select dataset] (データセットを選択)をクリックし、既存のデータセットを選択します。
    ルックアップ設定メニューの第1ステップ。
  4. ルックアップに使いたいデータセット(この例ではemails_referenceデータセット)を選択します。
  5. [Current preparation] (現在のプレパレーション)[Lookup dataset] (ルックアップデータセット)ドロップダウンリストから、メインのプレパレーションとルックアップデータセットで一致するカラム(この例ではcompanycompany_name)を選択します。
    ルックアップを実行するには、ブレンドするプレパレーションとデータセット内に一致データを持つカラムが少なくとも1つ存在している必要があります。
    ルックアップ設定メニューの第2ステップ。
  6. [Columns to add] (追加するカラム)ドロップダウンリストから、メールアドレスが含まれているカラムを選択し、現在のデータセット(この例ではemail_domain)に追加します。
    ルックアップ設定メニューの第3ステップ。
  7. フィルタリングされた行にのみ変更を適用するか、すべての行に適用するか選択します。
  8. [Submit] (送信)をクリックして変更を適用します。

Results

email_domainカラムがmarketing_leadsデータセットの[company] (会社)カラムのとなりに追加されます。
email_domainカラムが含まれているデータセットのグリッドビュー。

メールドメインに関するこの情報は、複製されたカラムからの姓名に追加されて、完全なメールアドレスが作成されます。

複数のカラムの内容のマージ

場合によっては、使用するデータが複数のカラムに分割されていることがあります。これらのカラムは、連結を使ってグルーピングできます。

メールアドレスの作成に必要な情報が整っているので、あとは組み立てるだけです。このシナリオの最初に作成した3つのカラムをマージします。

マージする3つのカラム

Procedure

  1. email_first_nameカラムを選択します。
    複数のカラムをマージする場合、最初に選択するカラム(この場合はemail_first_name)が、作成されるマージ済みカラムの最初の部分になります。
  2. ファンクションパネルで「Concatenate with (連結)」と入力し、結果をクリックして関連ファンクションのオプションを表示します。
  3. 次のようにファンクションを設定します。
    • [Create new column] (新しいカラムを作成)チェックボックスをオンにします。
    • [Prefix] (プレフィックス)フィールドを空のままにします。
    • [Use with] (次を使用)フィールドで、[Other column] (その他のカラム)を選択します。
    • [Column] (カラム)フィールドで、email_last_nameを選択します。
    • [Separator] (区切り)フィールドに、.と入力します。
    • [Add separator] (区切り記号を追加)フィールドで、[Both values not empty] (値は両方とも空ではない)を選択します。

    1回に2つのカラムのみ連結できるため、最初にemail_first_nameカラムとemail_last_nameを連結し、.を区切り文字として使用します。

  4. [Submit] (送信)ボタンをクリックして、ファンクションを適用します。

    2つのカラムの内容がマージされた新しいカラムが作成されます。

  5. 今作成したカラムを同じ方法でemail_domainカラムにマージしますが、今回は区切りとして@を使用します。

Results

3つのカラムの内容がマージされます。姓名と各会社のWebドメインに基づく有効なメールアドレスを含んだカラムが作成されました。

新しく作成されたメールアドレスが結果カラムに表示されている状態。

重複カラムを削除

必要のないカラムは削除できます。

カラムを連結用に使用し終えたのでこれらを削除して、結果だけを残すことができます。

Procedure

  1. 削除するカラム(email_first_nameなど)をクリックします。
  2. メニューアイコン、またはカラムを右クリックして、コンテキストメニューを開きます。
  3. [Delete Column] (カラムを削除)をクリックします。
    email_first_nameカラムメニューが開き、[Delete column] (カラムを削除)オプションが選択されている状態。
  4. email_last_nameカラムとemail_domainカラムを削除した時と同じ手順を実行します。

Results

選択したカラムが削除されます。

準備されたメールアドレスをエクスポート

プレパレーションが完成したら、クレンジングしたデータをエクスポートできます。

最初にかけていた情報(この場合は顧客のメールアドレス)を再作成するためのデータセットの準備ができました。

Procedure

  1. [Export] (エクスポート)ボタンをクリックします。
  2. データのエクスポートで使う形式を選択します:
    • [Local CSV file] (ローカルCSVファイル)を選択した場合は、使用するフィールド区切り、テキスト囲み文字、およびエスケープ文字を選択し、エクスポートするファイルの名前を入力します。
    • [Local XLSX file] (ローカルXLSXファイル)を選択する場合は、エクスポートするファイルの名前を入力します。
    • Amazon S3を選択する場合は、認証情報とその他の情報を入力して、ファイルをAmazon S3に保存します。

Results

プレパレーションを使ってクレンジングしたデータがローカルファイルにエクスポートされます。

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