IDocファイルの必須フィールドの値
IDocファイルをSAPシステムに送る時は、きちんと形成され、必須フィールドの値を含んでいる必要があります。
これらの値は、マッピング値の式を使って明示的に提供するか、Talend Data MapperがIDocファイルを出力する時に生成させます。
次の表は、値の式を自分で指定しない場合にTalend Data Mapperが代わりに入力するフィールドと共に、値を取得する方法のルールを示しています。ほとんどの場合、値はTalend Studio内で設定したコンテキストパラメーター、またはIDocs表記のプロパティから取得されます。
コンテキストパラメーターの設定方法は、コンテキストと変数を使用をご覧ください。
EDI_DC40セグメント
フィールド |
ルール |
例 |
---|---|---|
TABNAM | 定数値 | EDI_DC40 |
MANDT | コンテキストパラメーター"sap_client" | 800 |
DOCNUM | 1で始まるシーケンス番号。番号は各マップの実行に対してユニークです。 | 0000000000000001 |
DOCREL | コンテキストパラメーター"sap_release" | 731 |
DIRECT | 方向を与える定数値(SAPの観点からインバウンド) | 2 |
IDOCTYP | IDocs表記のプロパティに保存(元のIDoc型名) | BANK_CREATE01 |
CIMTYP | IDocs表記のプロパティに保存(元のIDoc拡張子) | - |
MESTYP | IDocs表記のプロパティに保存(元のIDocメッセージ型) | BANK_CREATE |
SNDPOR | コンテキストパラメーター"sap_sender_port" | SAPCEI |
SNDPRT | コンテキストパラメーター"sap_sender_partner_type" | LS |
SNDPRN | コンテキストパラメーター"sap_sender_partner_number" | CEICLNT800 |
RCVPOR | コンテキストパラメーター"sap_receiver_port" | TALENDF |
RCVPRT | コンテキストパラメーター"sap_receiver_partner_type" | LS |
RCVPRN | コンテキストパラメーター"sap_receiver_partner_number" | EEICLNT800 |
CREDAT | 作成日 | - |
CRETIM | 作成時刻 | - |
すべてのデータセグメント
フィールド |
ルール |
例 |
---|---|---|
SEGNAM |
定数値 - イニシエーター内に保存 |
E2BANK_CREATE001 |
MANDT |
EDI_DC40/MANDTと同じ |
800 |
DOCNUM |
EDI_DC40/DOCNUMと同じ |
0000000000814490 |
SEGNUM |
このIDocインスタンス用の1で始まる連番 |
- |
PSGNUM |
ネスト化されたセグメント用の親SEGNUM、トップレベルのセグメントには0 |
- |
HLEVEL |
2で始まるセグメントの深度(非ルーピングセグメントには1) |
- |