メイン コンテンツをスキップする

X12_5010_HIPAA Examplesプロジェクトのコンテンツ

このセクションでは、X12_5010_HIPAA Examplesプロジェクトのコンテンツについて説明し、各X12 5010 HIPAA仕様のEDI/XML変換を示します。各トランザクションにつき、単純なXMLドキュメントで、EDIのよく使われる部分を説明します。

ここに挙げる例は、さまざまな共通のマッピング状況を示すと共に、医療EDIと関連付けられた命名マップと整理マップのベストプラクティスを示すことを目的としています。これらはトランザクションセットのペアに編成され、たとえば270 Health Care Benefit Eligibility Inquiry271 Health Care Benefit Eligibility Responseのように、リクエストトランザクションセットがその対応するレスポンスとペアリングされています。各トランザクションに、入力および出力としてのEDIを持つマップがあります。また、可能な場合はマッピング命令を再利用するためにマップ継承と反転マッピングが使用されます。

以下のテーブルは、プロジェクトにおけるさまざまなHIPAAトランザクションとストラクチャーの対応状況を示したものです。

トランザクション

仕様バージョン

構造

説明

270

5010X279A1

270-B1

医療適格性給付の照会

271

5010X279A1

271-B1

医療適格性給付のレスポンス

276

5010X212

276-A1

医療クレームステータスのリクエスト

277

5010X212

277-B3

医療クレームステータスのレスポンス

278

5010X217

278-A1

医療サービスのレビュー情報のリクエスト

278

5010X217

278-A3

医療サービスのレビュー情報のレスポンス

835

5010X221A1

835-W1

医療クレーム: Payment/Advice

837

5010X222A1

837-Q1

医療クレーム: Professional

837

5010X223A1

837-Q2

医療クレーム: Institutional

837

5010X224A1

837-Q3

医療クレーム: Dental

また、マップの実行で返されるExecutionStatusオブジェクトから生成される997および999肯定応答トランザクションのサンプルがあります。ExecutionStatusオブジェクトのXMLマニフェストからエラーと説明を997または999に変換する方法を示すサンプルです。ExecutionStatus.exportToXml()メソッドを使用して、ExecutionStatusオブジェクトからXMLを取得できます。

各トランザクションペアと関連付けられたマップは以下のとおりです。
  • EDI-XML-Base (例: 270-Eligibility-Base) -これは、リクエストとレスポンスの両方に共通のマッピングを提供するトランザクションセットレベルのベースマップです。なぜなら、医療EDIの場合、トランザクションセットの順序とコンテンツはリクエスト(例: 270)とレスポンス(例: 271)の間で非常に似ているからです。このマップは、EDIからXMLのリクエストおよびレスポンストランザクションの両方に継承されています。

  • EDI-XMLRequest (例: 270-EligibilityRequest) -インバウンドリクエストのEDIからXMLへのマッピングが含まれています。これはベースマップから継承します(上述)。実際のマッピング命令すべてがそのマップからのものです。

  • XMLRequest-EDI (例: EligibilityRequest-270) -これを行うには、EDIからXMLリクエストマップへの反転マップを作成し、必要なマッピングを追加または修正して正しいEDIを生成します。

  • EDI-XMLResponse (例: 271-EligibilityResponse) -インバウンドレスポンスのEDIからXMLへのマッピングが含まれています。対応するリクエストの場合と同様、これもベースマップから継承します。レスポンスに提供されるエレメントを処理するには、追加のマッピングが必要です。

  • XMLResponse-EDI (例: EligibilityResponse-271) -これを行うには、EDIからXMLレスポンスマップへの反転マップを作成し、必要なマッピングを追加または修正して正しいEDIを生成します。

以下のテーブルは、デモとして挙げているさまざまなマッピングのケースを示したものです。

#

条件

説明

メソッド

1

シンプル

X12からXMLで、1つのループレベルで1回の出現

ソースに1つのHLループ

-

2

ループ

X12からXMLでループが複数出現

1つのInfo Source Name (ABC InsuranceによるNM1セグメント)、1つのReceiver (Marcus A JonesによるNM1)、1つのSubscriber (John L SmithによるNMI)、および2つのDependents (Jim SmithKathy SmithによるNM1)のループ

-

Info Source内に複数の連絡先情報(PER)のループ

3

出力形式

CCYYMMDDYで表したX12からXMLへの日付形式

トランザクションセット作成日(BHT04)

ストラクチャーのフィールドデータデフォルト

YYMMDDで表したX12からXMLへの日付形式

サブスクライバーの日付(DTP)

ストラクチャーのフィールドデータ形式YYMMDD

X12からXMLへのコードマッピング値、コードから説明へ

[Info Source Name] (情報ソース名)エンティティIDコード(NM101)の出力がコードPRからPayingPersonに変わりました

フィルターと定数を使用するループ

Info Source Communication Contact Telephone Number Qualifier TE (PER03)がTelephoneNoにマップされました

4

コードの値

X12からXMLで、出力フィールドがコードの値に依存

複数の日付から選択し、PlanIssueDateに出力したSubscriber Plan Begin Date修飾子(コード102DTP01)

-

5

[Function] (関数)

X12からXMLへの連結フィールド

Name (レシーバーループ内にNM1)でSubscriberのファースト、ミドルイニシャル、ラストネームを連結

[concat]関数を使用して出力フィールドをマップ

subscriberの住所、市、県、郵便番号を連結するAddress (N3N4)

-

このページは役に立ちましたか?

このページまたはコンテンツにタイポ、ステップの省略、技術的エラーなどの問題が見つかった場合はお知らせください。