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データを処理してMicrosoft Dynamics CRMに挿入

このシナリオは、パイプラインでコネクターを簡単にセットアップして使用できるようにすることを目的としています。お使いの環境とユースケースに適応させてください。

以下の手順で作成されるパイプラインの例。

手順

  1. [Connections] (接続) > [Add connection] (接続を追加)をクリックします。
  2. 開いたパネルで、作成する接続のタイプを選択します。

    MS Dynamics CRM
  3. [Engine] (エンジン)リストでエンジンを選択します。
    情報メモ注:
    • データの高度処理の場合は、Cloud Engine for DesignではなくRemote Engine Gen2を使用することをお勧めします。
    • Talend Management Consoleから作成されたRemote Engine Gen2がないか、存在していても稼働中ではないステータスの場合は、リストで接続の[Connection type] (接続タイプ)を選択することも、新しい接続を保存することもできません。
    • 使用可能な接続タイプのリストは、選択したエンジンによって異なります。
  4. 作成する接続のタイプを選択します。
    ここでは、Azure Dynamics 365を選択します。
  5. Dynamics 365プロパティの説明に従って、接続のプロパティを入力し、Microsoft CRMアカウントにアクセスし、接続をチェックして、[Add dataset] (データセットを追加)をクリックします。
    [Add Dataset ] (データセットを追加)アイコンにアクセスできる[Edit connection properties] (接続のプロパティを編集)メニュー。
  6. [Add a new dataset] (新しいデータセットを追加)パネルで、データセットに名前を付けます。この例では、contactsという名前のエンティティが使用されています。

    CRMデータセット
  7. 必要なプロパティを入力してMicrosoft CRMアカウントにあるエンティティセットのデータを取得し、[View sample] (サンプルを表示)をクリックしてデータセットサンプルのプレビューを表示させます。
  8. [Validate] (検証)をクリックしてデータセットを保存します。
  9. 同じようにして、テスト接続、およびパイプライン内でソースとして使用するデータセットを追加し、CRMに実装します。
    この例では次のCSVスキーマを伴うデータセットが使用されています:
    CSV Schema:
    firstname;lastname;assistantname;business;callback;childrensnames;company;birthdate
    Values:
    n/a;n/a;E_VE;Energy;n/a;null;Axiom;30-07-2008
    Miranda;Priestly;Emmy_Charlton;Fashion;null;n/a;Runway;26-05-1985
    Miranda;Priestly;Andy_Sachs;Fashion;null;n/a;Runway;27-09-1995
    Jay;Twistle;Chris_Gardner;Finance;null;n/a;Dean Witter Reynolds;25-12-1978
    Don;Draper;Peggy_Olsen;Advertising;null;n/a;Sterling Cooper;19-07-1994
    Bradford;Meade;Betty_Suarez;Fashion;null;n/a;Mode;28-09-1998
    Franklin;Hart;Doralee_Rhodes;n/a;null;n/a;Consolidated Companies;12-12-1980
  10. [Pipelines] (パイプライン)ページで[Add pipeline] (パイプラインを追加)をクリックします。新しいパイプラインが開きます。
  11. パイプラインに意味のある名前を付けます。

    データを処理してMicrosoft Dynamics CRMに挿入
  12. [ADD SOURCE] (ソースを追加)をクリックし、パネルが開いたら、DRM data inputというソースデータセットを選択します。
  13. [Add Processor] (プロセッサーを追加)をクリックし、パイプラインにプロセッサーを追加します。たとえば Splitプロセッサーを追加すれば、アシスタントのフルネームのレコードが2つの部分に分割されます。
    [Output data] (出力データ)プレビューで、アシスタントのフルネームレコードの分割バージョンが追加されています。
  14. [Add Processor] (プロセッサーを追加)をクリックしてField selectorプロセッサーを追加し、CRMに挿入する特定のフィールドを選択して名前を変更します。

    ここでは、firstnamelastnamecompanybirthdatechildrensnames、アシスタント名のレコードのみ保持されます(assistantname_split_2はCRMレコードの構文と一致するようassistantnameに名前が変更されます)。

    ファーストネームとラストネームのカラムが[Output data] (出力データ)プレビューに表示されています。
  15. データをCRMに送信する前に、Type converterプロセッサーを追加してbirthdateレコードを日付型に変換します。

    ここでは、文字列型を持つbirthdateレコードはdd-MM-yyyyという形式を使って日付型に変換されます。

    生年月日データが、[Output data] (出力データ)プレビューでString型からDate型に変換されています。
  16. パイプラインで[ADD DESTINATION] (デスティネーションを追加)アイテムをクリックしてパネルを開き、自分の出力データの挿入先となるCRMテーブルを選択します。
  17. デスティネーションの[Configuration] (設定)タブで[Main] (メイン)をクリックし、[Action] (アクション)リストで[Insert] (挿入)を選択します。これによってパイプラインの実行時にデータが既存のデータセットに挿入されます。
  18. [Save] (保存)をクリックして設定を保存します。
  19. Talend Cloud Pipeline Designerの上部ツールバーで[Run] (実行)ボタンをクリックするとパネルが開き、実行プロファイルを選択できるようになります。
  20. リストで実行プロファイルを選択し(詳細は実行プロファイルをご覧ください)、[Run] (実行)をクリックしてパイプラインを実行します。

タスクの結果

パイプラインは実行中となり、データは処理およびクリーンアップされ、出力フローは定義したMicrosoft CRMデータセットに挿入されます。

Microsoft Dynamicsアカウントにログインすれば、挿入した連絡先を表示できます。
Microsoft Dynamics 365の最新コンタクトリストに、ファーストネームのカラムとラストネームのカラムが表示されます。

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