WRank - スクリプト関数
WRank() は、ロード スクリプトでテーブルの行を評価し、それぞれの行に対して、ロード スクリプトで評価された項目の値の相対位置を示します。この関数はテーブルの評価時に、結果を現在のパーティションに含まれるその他の行の結果と比較して、セグメント内の現在の行のランキングを返します。
WRank は Window 関数でのみ使用できます。Window 関数には、ソート タイプとソート数式が含まれている必要があります。ソート数式にはランキングが適用されます。
構文:
WRank ([mode[, fmt]])
戻り値データ型: dual
引数:
引数 | 説明 |
---|---|
mode | 必要に応じて、関数の結果の数値表現を指定します。 |
fmt | 必要に応じて、関数の結果のテキスト表現を指定します。 |
TOTAL |
テーブルが 1 軸の場合、またはスクリプトの前に TOTAL 修飾子が付加されている場合は、関数は列全体に沿って評価されます。 テーブルまたはテーブルに相当するアイテムに複数の縦軸が含まれる場合、現在のパーティションには、項目ソート順の最後の軸を表示する列を除く、すべての軸列の現在行と同じ値を持つ行のみが含まれます。 |
ランキングは、dual 値として返されます。行ごとに固有のランキングがある場合、1 から現在のパーティション内の行数を示す整数になります。
複数の行がランキングを共有する場合は、テキストおよび数値表現を mode および fmt のパラメータで制御できます。
mode
最初の引数 mode は、次のいずれかの値になります。
値 | 説明 |
---|---|
0 (デフォルト) |
共有グループ内のすべての順位がランキング全体の中間値以下に入る場合、いずれの行も共有グループ内の最低順位を取得します。 共有グループ内のすべての順位が順位付け全体の中間値以上に入る場合は、いずれの行も共有グループ内の最高順位を取得します。 共有グループ内の順位がランキング全体の中間値をまたぐ場合は、いずれの行もパーティション全体の最高順位と最低順位の平均に相当する値を取得します。 |
1 | すべての行における最低順位。 |
2 | すべての行における平均順位。 |
3 | すべての行における最高順位。 |
4 | 最初の行における最低順位、その後は行ごとに 1 ずつ増加。 |
fmt
2 番目の引数 fmt は、次の値を取ることができます。
値 | 説明 |
---|---|
0 (デフォルト) | すべての行における低い値 - 高い値 (例: 3 - 4)。 |
1 | すべての行における低い値。 |
2 | 最初の行における低い値、その後のグループ内の行は空白。 |
mode 4 と fmt 2 の行の順序は、テーブル項目のロード順で決定されます。
例 - ランク付けされた項目の追加
例 - 1 桁の結果に対して fmt を使用してランク付けされた項目を追加する
例 - 複数のパーティションを持つランク付けされた項目を追加する
制限事項
WRank には次の制限があります。
-
fmt 値が 0 で、二重結果のテキスト部分を WRank に使用する場合は、Text() と Window(WRank) を使用する必要があります。例: Text(Window(WRank(0), Unit, 'DESC', Age)) as UnitWRankedByAgeText。