ダイナミック ビューとダイナミック チャートの使用
ダイナミック チャートは、その他の Qlik Sense ビジュアライゼーションと同様にインタラクティブです。ユーザーはダイナミック ビューで、データを更新するタイミングを直接制御することもできます。ダイナミック ビューのテンプレート アプリにより、ロード スクリプトでバインド数式が使用される場合、ダイナミック ビューのデータを更新するクエリには通常、ベース アプリの選択ステートで選択した値を使用したフィルターの条件が含まれます。ユーザーがダイナミック ビューを更新すると、そのビューに関連するすべてのダイナミック チャートが新しいデータで更新されます。
スナップショットを取得したり、探索メニューを開いたりするため、チャート オプションのコンテキスト メニューにアクセスするには、チャートを右クリックし、[ダイナミック チャート] を選択します。
ダイナミック チャート経由でダイナミック ビューとインタラクションできます。ダイナミック チャートを右クリックし、[ダイナミック ビュー] を選択すると、チャートの更新、制約の表示、およびダイナミック ビューの前回の更新で使用したダイナミック ビューのバインド項目値の表示ができます。
ダイナミック ビューでの選択
ダイナミック チャートでは、標準 Qlik Sense チャートと同様の連想選択モデルを使用します。ダイナミック チャートでの選択は、ベース アプリの選択に影響を及ぼすことはなく、ベース アプリの選択バーには表示されません。ダイナミック ビューでの選択をクリアするには、そのビューからダイナミック チャートを右クリックし、[ダイナミック ビュー] 、[選択をクリア] の順に選択します。
ダイナミック ビューのテンプレート アプリにバインド数式がある場合、ベース アプリで選択した条件は、ダイナミック ビューにロードされたデータの次回更新時に影響を与えます。Qlik Sense は、各ダイナミック ビューの前回更新時に存在した選択ステートを常に追跡します。選択により、ダイナミック ビューが前回更新された時から、ダイナミック ビューのいずれかのバインド項目で使用する値が変更されるたびに、ダイナミック ビューのデータは古いものとみなされます。データが古くなるたびに、すべてのダイナミック ビューのチャートには古いデータを意味するアイコンが表示されます。古いチャートを更新すると、ビューの各バインド項目の更新済みの選択した値のセットを使用して、ダイナミック ビューからのすべてのチャートを更新します。ベース アプリの選択ステートを更新する代わりに、ダイナミック ビューが前回更新された時の状態に合わせて復元したい場合は、そのダイナミック ビューのいずれかのチャートでコンテキスト メニューを使用し、[ダイナミック ビュー]、[前回の選択を表示] の順に選択し、[適用] をクリックします。
行数が現在の選択の結果で最大行数を超えるなど、ダイナミック ビューのいずれかの制約が満たされていない場合、ビューのいずれのチャートにおいてもデータは表示されません。すべての制約を満たすようにベース アプリの選択ステートが変更されるまで、ダイナミック ビューの更新はできません。
ダイナミック ビューの詳細表示
更新履歴、制約、およびダイナミック ビューで使用される選択は、[ダイナミック ビューの詳細] で表示できます。詳細にアクセスするには、ダイナミック チャートの隅にある [ダイナミック ビューの詳細] アイコンをクリックします。
[更新] では、前回ダイナミック ビューのデータが更新された時を表示します。
制約では、ダイナミック ビューからコンテンツを生成する際に適用される項目と行の制約を表示します。
選択では、このビューのデータを生成するために適用された選択を表示します。ダイナミック ビューのデータが変更されるように新しい選択をして、ダイナミック ビューを更新していない場合は、[適用] をクリックしてダイナミック ビューの元の選択を復元できます。
ダイナミック ビューの更新
ダイナミック ビューのデータを更新するには、ビューからダイナミック チャートを選択してクリックします . ダイナミック チャートの更新オプションを使用すると、同じダイナミック ビューからのすべてのチャートを更新します。更新により、ダイナミック ビューのダイナミック チャート内で選んだあらゆる選択が削除されます。