Qlik Sense Desktop のインストール
このセクションでは、Qlik Sense Desktop をコンピューターにインストールする方法を説明しています。
システム要件
Qlik Sense Desktop を正常にインストールし作動させるには、このセクションに記載された要件を満たしている必要があります。
オペレーティング システム |
Microsoft Windows 10 (64-bit バージョンのみ) Microsoft Windows 11 |
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プロセッサ (CPU) |
Intel Core 2 Duo 以上を推奨 Advanced Vector Extensions (AVX) サポート。 |
メモリ |
最低 4 GB (データ容量によっては、より多くのメモリが必要となる場合があります。) 情報メモQlik Sense はインメモリ分析技術を使用しています。メモリ要件は、分析されるデータ量に直接関係しています。
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ディスク空き容量 | インストールには計 5.0 GB が必要 |
.NET フレームワーク |
4.8 以降 |
セキュリティ | インストールにはローカル管理者権限が必要です。 |
最低画面解像度 |
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対応ブラウザー |
ヒント メモ
既定では、Qlik Sense Desktop は専用のウィンドウで実行されますが、Web ブラウザーで開くこともできます。 詳しくは、 Qlik Sense Desktop の開始を参照してください。 警告メモMozilla Firefox (ハードウェア アクセラレーションが必要、仮想環境には対応していません)。
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Qlik Sense Desktop に含まれるもの
デスクトップ アイテムとスタート メニュー アイテム
Qlik Sense Desktop のインストール完了後、ショートカットをデスクトップと [スタート] メニュー ([スタート > すべてのプログラム]) から利用できるようになります。
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Qlik Sense Desktop のショートカット
ハブが Qlik Sense 実行の開始点になります。ここには作成した Qlik Sense アプリがすべて表示されます。
Qlik Sense Desktop のインストール場所
Qlik Sense Desktop のインストールが完了すると、Qlik Sense Desktop が Users\{user}\AppData\Local\Programs\Qlik にインストールされます。
[Custom Installation] (カスタム インストール) オプションでインストール場所を指定することもできます。
サンプル、アプリ、ログ
Qlik Sense Desktop のインストールには、いくつかのサンプル ファイルが含まれています。これらは Users\{user}\Documents\Qlik\Examples に保存されています。例えば、拡張コードの例がいくつか Extensions サブフォルダーにインストールされています。
Qlik Sense Desktop のインストールには、サンプル アプリも含まれています。これらは Users\{user}\Documents\Qlik\Sense\Apps に保存されています。
Qlik Sense Desktop のインストールでは、ログは Users\{user}\Documents\Qlik\Sense\Log にあります。
設定ファイルの入手
Qlik_Sense_Desktop_setup.exe ファイルは、製品のダウンロード から入手できます。お使いのコンピューターのフォルダーに保存してください。
詳細については、「インストール ファイルのダウンロード」を参照してください。
Qlik Sense Desktop のインストール
インストールとストレージの場所が既定のオプションに設定される標準インストールを実行するか、またはカスタム インストールで場所を指定することができます。
Qlik Sense Desktop の標準インストール
次の手順を実行します。
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Qlik_Sense_Desktop_setup.exe をダブルクリックして、インストールを開始します。
「ようこそ」のダイアログが表示されます。
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標準インストールを実行する場合は、[Install] をクリックします。
[License agreement] のダイアログが表示されます。
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使用許諾契約書を読み、[I accept the license agreement] を選択し、[Next] をクリックします。
ヒント メモまた、ローカル プリンターで使用許諾契約書を印刷することも可能です。 - [インストール準備完了] 画面で、必要に応じて、デスクトップ ショートカットの作成を選択します。[インストール] をクリックします。
- [Extension bundles] (拡張バンドル) セクションで、必要に応じて、拡張バンドルのインストールを選択します。次に、Qlik Sense インストールについて利用可能な拡張バンドルの一覧からインストールしたい拡張バンドルを選択します。
- 拡張バンドルをインストールしない場合は、[インストール] をクリックします。そうでない場合は、[次へ] をクリックします。
- いずれかの拡張バンドルをインストールする場合は、拡張バンドル使用許諾契約書に同意します。[インストール] をクリックします。
-
インストールが完了すると、[Installation summary] が表示されます。
[Finish] をクリックして [Installation summary] を閉じます。
拡張バンドルは、後からいつでも Qlik Sense インストールに対して追加、削除できます。参照先: 拡張バンドル インストールの修正.
これで、お使いのコンピューターに Qlik Sense Desktop が正しくインストールされました。
Qlik Sense Desktop のカスタム インストール
次の手順を実行します。
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Qlik_Sense_Desktop_setup.exe をダブルクリックして、インストールを開始します。
「ようこそ」のダイアログが表示されます。
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[Custom Installation] をクリックします。
[License agreement] のダイアログが表示されます。
-
使用許諾契約書を読み、[I accept the license agreement] チェック ボックスを選択し、[Next] をクリックします。
ヒント メモまた、ローカル プリンターで使用許諾契約書を印刷することも可能です。 -
Qlik Sense Desktop をインストールする場所を入力するか、または参照して、[Next] (次へ) をクリックします。
情報メモQlik Sense Desktop は、管理者権限の必要な場所 (例: C:\Program Files) にはインストールできません。 - Qlik Sense Desktop でアプリのコンテンツを保存する場所を入力するか、または参照して、[Next] (次へ) をクリックします。
- [インストール準備完了] 画面で、必要に応じて、デスクトップ ショートカットの作成を選択します。[インストール] をクリックします。
- [インストール準備完了] 画面の [Extension bundles] (拡張バンドル) セクションで、必要に応じて、デスクトップ ショートカットの作成を選択します。次に、Qlik Sense インストールについて利用可能な拡張バンドルの一覧からインストールしたい拡張バンドルを選択します。
- 拡張バンドルをインストールしない場合は、[インストール] をクリックします。そうでない場合は、[次へ] をクリックします。
- いずれかの拡張バンドルをインストールする場合は、拡張バンドル使用許諾契約書に同意します。[インストール] をクリックします。
-
インストールが完了すると、[Installation summary] が表示されます。
[Finish] をクリックして [Installation summary] を閉じます。
拡張バンドルは、後からいつでも Qlik Sense インストールに対して追加、削除できます。参照先: 拡張バンドル インストールの修正.
これで、カスタマイズしたインストールとストレージの場所を使用して、Qlik Sense Desktop がコンピューターに正常にインストールされました。
Qlik Sense Desktop のアップグレード
アップグレード オプションは、Qlik Sense があらかじめインストールされていて新しいバージョンの Qlik_Sense_Desktop_setup.exe セットアップ ファイルが実行されたときに使用可能になります。
次の手順を実行します。
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Qlik_Sense_Desktop_setup.exe をダブルクリックして、インストールを開始します。
「ようこそ」のダイアログが表示されます。
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[UPGRADE] をクリックします。
[License agreement] のダイアログが表示されます。
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ライセンス使用許諾書を読み、同意する場合は [I accept the license agreement] のチェック ボックスをオンにし、[Next] をクリックします。
ヒント メモまた、ローカル プリンターで使用許諾契約書を印刷することも可能です。[Ready to install] のダイアログが表示されます。
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[Upgrade] をクリックすると、インストールが始まります。
インストールが完了すると、[Installation summary] が表示されます。
- [Finish] をクリックして [Installation summary] を閉じます。
これで、Qlik Sense Desktop の新しいバージョンに正常にアップグレードされました。
アプリの移行
Qlik Sense Desktop のアップグレード後は、互換性を確保するためにアプリを移行する必要があります。 ハブでは、アプリを移行する前にサムネイルが表示されません。
移行は、アップグレード後に最初にアプリを開いたときに自動で行われます。アプリの移行の前には、バックアップ コピーが Users\{user}\Documents\Qlik\Sense\AppsBackup に作成されます。アプリを以前のバージョンの Qlik Sense Desktop で開きたい場合は、バックアップ コピーを利用できます。
Qlik Sense Desktop ポート
Qlik Sense Desktop は、既定のポート 4848 を使用します。
Qlik Sense Desktop ストレージ
このセクションでは、Qlik Sense Desktop の実行中に Qlik Sense アプリが保存される場所について説明します。
既定のストレージ
Qlik Sense では、既定でアプリはローカル ファイル システム (C:\Users\{user}\Documents\Qlik\Sense) に保存されます。
ポータブル形式
Qlik Sense のアプリは、ローカル ファイル システムに当社独自の .qvf 形式 (ポータブル形式) で保存できます。
単一のアプリは<AppName>.qvf として保存されます (<AppName> はアプリのタイトルです)。
拡張バンドル インストールの修正
拡張バンドルは、いつでも Qlik Sense Desktop インストールに対して追加、削除できます。
次の手順を実行します。
- [コントロール パネル] の [プログラムと機能] を開きます。
- プログラムの一覧の中から、修正する拡張バンドルをダブルクリックします。
- [Extension Bundle Setup Wizard] (拡張バンドル設定ウィザード) が開きます。[次へ] をクリックします。
- [変更] を選択します。
- [カスタム セットアップ] 画面でバンドルのアイコンをクリックし、バンドル インストールをどう修正するかを選択します。
- バンドルがインストールされている場合、[インストールしない] を選択してそのバンドルをアンインストールします。
- バンドルがインストールされていない場合、[ローカル ハード ドライブにすべてインストール] を選択し、バンドルをインストールします。
[次へ] をクリックします。
- [Change] (変更) をクリックします。
- [完了] をクリックし、[Extension Bundle Setup Wizard] (拡張バンドル設定ウィザード) を終了します。
Qlik Sense Desktop の修復
Repair オプションを実行すると、欠如しているすべてのファイル、ショートカット、レジストリ値が復元されます。
次の手順を実行します。
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プログラムの修復を開始するには、[コントロール パネル] を開き、[プログラムのアンインストール] を選択します。次に、プログラム リストから Qlik Sense Desktop を選択して、[変更] をクリックします。
[Qlik Sense Desktop Setup maintenance] のダイアログが表示されます。
ヒント メモこの操作は、Qlik_Sense_Desktop_setup.exe ファイルをダブルクリックして実行することもできます。 -
[REPAIR] をクリックします。
[Ready to repair] のダイアログが表示されます。
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[Repair] をクリックします。
修復が始まり、進捗状況が表示されます。
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修復プロセスが完了すると、[Repair summary] ダイアログが表示され、Qlik Sense Desktop の修復が正常に完了したことが示されます。
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[Finish] をクリックします。
これで、Qlik Sense Desktop インストールの修復が完了しました。
Qlik Sense Desktop のアンインストール
次の手順を実行します。
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Qlik Sense Desktop をアンインストールするには、[コントロール パネル] を開き、[プログラムのアンインストール] を選択します。次に、プログラム リストから Qlik Sense Desktop を選択して、[アンインストール] をクリックします。
Qlik Sense Desktop をコンピューターからアンインストールしてもよいかどうかを尋ねる確認ダイアログが表示されます。
ヒント メモQlik Sense Desktop のアンインストールは、Qlik_Sense_Desktop_setup.exe ファイルをダブルクリックして、[Maintenance] (メンテナンス) ダイアログで [Uninstall] をクリックして実行することも可能です。この場合、Qlik Sense Desktop インストールを変更する際は、設定ファイルの正しいバージョン (Qlik Sense Desktop インストール時に使用したものと同じバージョン) を使用する必要があります。 -
[Uninstall] をクリックします。
アンインストール プロセスが開始し、進捗状況が表示されます。
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アンインストール プロセスが完了すると、[Uninstall summary] ダイアログが表示され、Qlik Sense Desktop のアンインストールが正常に完了したことが示されます。
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[Finish] をクリックします。
これで、Qlik Sense Desktop のアンインストールが完了しました。
Qlik Sense Desktop のサイレント インストール
サイレント インストールの実行時には、Qlik Sense Desktop はダイアログを全く表示しないで、インストールされます。つまり、サイレント インストールを行う際には、機能やプロパティ、ユーザーの選択内容をすべて知っている必要があります。 インストーラのユーザー インターフェースで利用できるすべての設定オプションは、サイレント操作で実行できます。
次の手順を実行します。
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[スタート] > [すべてのプログラム] > [アクセサリ] > [コマンド プロンプト] の順に選択します。
[コマンド プロンプト] のウィンドウが表示されます。
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[コマンド プロンプト] のウィンドウで、Qlik_Sense_Desktop_setup.exe ファイルを含むフォルダに移動します。
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Qlik_Sense_Desktop_setup.exe と入力して、適切なサイレント インストールの構文を続けます。
構文
Qlik_Sense_Desktop_setup.exe [-silent] [-uninstall] [-repair] {-log path\filename} {layout=path} {accepteula=1|0} {desktopshortcut=1|0} {installdir=path} {storagepath=path} {bundleinstall=dashboard|visualization} |
Qlik_Sense_Desktop_setup.exe -?または-h | 画面上のサイレント セットアップ ヘルプを開きます。 |
コマンド
-silent (または -s) | UI を使用しないコマンドラインによる設定 (必須)。 | |
-uninstall | 製品をサイレント アンインストールします。-silent コマンドとともに使用する必要があります。 | |
-repair | 製品をサイレントに修復します。-silent コマンドとともに使用する必要があります。 | |
-log (または -l) | [パス付きのログ ファイル名] |
ログ ファイル ディレクトリおよびログ ファイル名。 情報メモユーザーはこのディレクトリへのアクセス権を持つ必要があります。
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-layout | [保存先ディレクトリ] |
ファイル (.msiファイルを含む) を保存先のディレクトリに抽出します。
情報メモその他のコマンド ラインの引数と組み合わせることはできません。
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引数
引数はスペースで区切られ、[Argument]="[Value]" の形式で表示されます。通常、二重引用符 (") は省略できますが、パスにスペースが含まれている場合は必要です。
既定値は、セットアップ ユーザー インターフェースで使用した値になっています。
accepteula | 1|0 |
Qlik ユーザー ライセンス契約に同意します。 警告メモこの引数はインストールまたはアップグレード時には必須であり、正常にインストールするには QULA を受け入れる必要があります。
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desktopshortcut | 1|0 (クリーン インストールではデフォルト値の 1 になります) | デスクトップ ショートカットをインストールします。 |
installdir | [カスタム インストール ディレクトリへのパス] | 既定のインストール ディレクトリを使用しない場合のディレクトリを定義します。既定のインストール ディレクトリ: %LocalAppData%\Programs。 |
storagepath | [アプリ、ログ、拡張機能に使用されるカスタム ディレクトリへのパス] | アプリ、ログ、拡張機能に使用されるカスタム ディレクトリへのパスを定義します。installdir パラメータを指定する必要があります。既定のストレージ パス:C:\Users\{user}\Documents\Qlik\Sense. |
bundleinstall | dashboard,visualization |
ダッシュボードとビジュアライゼーションのバンドルを含めます。 |
例
Qlik Sense Desktop のインストールまたはアップグレード
次の例では、Qlik Sense Desktop をインストールするか、現在のセットアップをアップグレードします。
Qlik_Sense_Desktop_setup.exe -s accepteula=1
オブジェクト バンドルを使用して Qlik Sense Desktop をインストール
次の例では、ダッシュボードとビジュアライゼーション オブジェクト バンドルを含む Qlik Sense Desktop をインストールします。
Qlik_Sense_Desktop_setup.exe -s accepteula=1 bundleinstall=dashboard,visualization
デスクトップ ショートカットなしで Qlik Sense Desktop をインストール
次の例は、デスクトップ ショートカットなしで Qlik Sense Desktop をインストールします。さらに、インストール ログはカスタム フォルダに作成されます。
Qlik_Sense_Desktop_setup.exe -s -l c:\mylogpath desktopshortcut=0 accepteula=1
Qlik Sense Desktop の修復
次の例では、Qlik Sense Desktop の既存のインストールを修復します。
Qlik_Sense_Desktop_setup.exe -s -repair
Qlik Sense Desktop のアンインストール
次の例では、Qlik Sense Desktop をアンインストールします。
Qlik_Sense_Desktop_setup.exe -s -uninstall