スクリプトを使用したデータのロードと変換
Qlik Sense では、データ ロード エディタで管理するデータ ロード スクリプトを使用し、さまざまなデータ ソースに接続してデータを取得します。データ ソースは、例えば Excel ファイルや .csv ファイルなどのデータ ファイルの場合があります。また、データ ソースは Google BigQuery や Salesforce データベースなどのデータベースの場合もあります。
データ マネージャーを使用してデータをロードすることもできますが、データ ロード スクリプトの作成、編集、実行には、データ ロード エディターを使用します。
ロード対象の項目とテーブルは、スクリプト内で指定します。スクリプトは主にデータ ソースからロードするデータを指定する目的で使用されます。データ構造は、スクリプト ステートメントを使用して操作することも可能です。
データのロード中、Qlik Senseは異なるテーブル間で共通する項目 (キー項目) を特定し、データを関連付けます。アプリにおける結果データのデータ構造は、データ モデル ビューアで監視できます。項目名を変更し、テーブル間に異なる関連付けを設定することで、データ構造を変更できます。
Qlik Sense にロードされたデータは、アプリに保存されます。
- データ ロード エディターの詳細については、「 データ ロード エディタの使用」を参照してください。
- スクリプト構文とデータ構造の詳細については、「スクリプト構文とデータ構造を理解する」を参照してください。
- データと項目の詳細については、「データおよび項目のガイドライン」を参照してください。
Qlik Sense の分析は常に、アプリがデータ ソースに直接接続されていない間に行われます。よって、データを更新するには、スクリプトを実行してデータをリロードする必要があります。
[データ マネージャー] およびデータ ロード スクリプト間の操作
[データ マネージャー] でデータ テーブルを追加すると、データ ロード スクリプト コードが生成されます。データ ロード エディタの [自動生成セクション] でスクリプト コードを表示できます。生成されたスクリプト コードをロック解除して編集することもできますが、その場合、データ テーブルは [データ マネージャー] で管理されなくなります。
デフォルトでは、ロード スクリプトで定義されたデータ テーブルは、[データ マネージャー] で管理されません。これは、データの概要でテーブルを閲覧することはできても、[データ マネージャー] 内でテーブルを削除したり編集したりはできないことを意味します。また、スクリプトでロードしたテーブルに対しては、関連付けは提案されません。ただし、スクリプト テーブルを [データ マネージャー] と同期する場合、そのテーブルはマネージド スクリプト テーブルとして [データ マネージャー] に追加されます。
テーブルを同期した場合、[データ マネージャー] を別のタブで開いた状態で、データ ロード エディターで変更を行わないでください。
同期されたテーブルの詳細については、「[データ マネージャー] でのスクリプト化されたテーブルの同期」を参照してください。
スクリプト セクションの追加や、[データ マネージャー] で作成したデータ モデルを強化したり、通信やコードの開発は可能ですが、注意を必要とするエリアがあります。ユーザー記述のスクリプト コードは、例えば、次のような場合に [データ マネージャー] のデータ モデルを妨害し、問題を生じさせる可能性があります。
- [データ マネージャー] を使って追加したテーブルの名前をスクリプトで変更したりテーブルをドロップした場合。
- [データ マネージャー] を使って追加したテーブルから項目をドロップした場合。
- [データ マネージャー] を使って追加したテーブルとスクリプトにロードしたテーブルを連結した場合。
- [データ マネージャー] を使って追加したテーブル内にある項目と Qualify ステートメントを併用した場合。
- スクリプトで Resident を使用している [データ マネージャー] を使って追加したテーブルをロードした場合。
- 生成されたコード セクションの後にスクリプト コードを追加した場合。データ モデルの変更結果は、[データ マネージャー] に反映されません。
データ ロード スクリプトの詳細については、「データ ロード スクリプトの編集」を参照してください。