Qlik Sense Enterprise on Windows での Qlik License Service 通信のプロキシの構成
Qlik License Service と License Back-end 間の通信は、プロキシを使用して処理できます。
Qlik License Service は Qlik Sense Enterprise February 2019 以降のリリースに含まれており、Qlik Sense が署名付きキー ライセンスを使用してアクティブ化されるときに使用されます。Qlik License Service は、製品アクティブ化と資格管理のために、Qlik にホストされている License Back-end Service に接続します。License Back-end Service へのアクセスとライセンス情報の取得には、ポート 443 が使用されます。
Qlik Sense Enterprise on Windows マルチノード展開では、Qlik License Service がノードごとにインストールされます。Qlik License Service のステータスを管理するには、Windows マシンで実行中のサービスのリストにある、Qlik Sense Service Dispatcher を開始または停止します。
Qlik Sense June 2019 以降では、Qlik License Service と Qlik License Back-end 間の通信を、プロキシによって処理されるように構成できます。
Qlik Sense Enterprise on Windows では、Qlik License Service のプロキシの構成は、コマンド ライン パラメータを使用して行います。HTTP および HTTPS の両方のスキームに対応しています。
Qlik Sense June 2020 以降では、HTTP トンネルを介して通信するときのライセンスサービスへの NTLM および基本認証機能を使用できます。これにより、トンネリング プロキシで認証を要求して、より安全な環境を構成できます。
次の手順を実行します。
- Qlik Sense Service Dispatcher を停止します。これで Qlik License Service の実行を処理します。
- services.conf ファイルに移動します。既定では次の場所にあります:
- [licenses.parameters] セクションを探します。既定では次の行が含まれています。
- 以下に示すように行 -proxy-uri=http://myproxy.example.com:8888 を追加します。
-
外部プロキシで暗号化されたパスワードを適用する必要がある場合は、%ProgramFiles%\Qlik\Sense\Licenses に移動し、Encrypt-Password.ps1 [password for proxy access] を実行します。
Encrypt-Password.ps1 123456生成された暗号化されたパスワードをコピーして、次のステップで使用します。
- トンネリング プロキシで認証を要求するには、services.conf ファイルに次の行を追加します:
プロキシ パスワードの暗号化が必要な場合:
-proxy-uri=[the uri of the proxy]
-proxy-auth-mode=ntlm|basic|(leave empty for no authentication)
-proxy-user=[username without domain]
-proxy-encrypted-password=[password]
-proxy-domain=[the domain] (only for NTLM)暗号化を使用していない場合:
-proxy-uri=[the uri of the proxy]
-proxy-auth-mode=ntlm|basic|(leave empty for no authentication)
-proxy-user=[username without domain]
-proxy-password=[password]
-proxy-domain=[the domain] (only for NTLM)
- [services.conf] ファイルを保存して閉じます。
- Qlik Sense Service Dispatcher を再起動します。
- マルチノード インストールがある場合は、インストール内のすべてのノードに以上のステップを繰り返し実行します。
%Program Files%\Qlik\Sense\ServiceDispatcher\services.conf
[licenses.parameters]
-qsefw-mode
-app-settings="..\Licenses\appsettings.json"
[licenses.parameters]
-qsefw-mode
-proxy-uri=http://myproxy.example.com:8888
-app-settings="..\Licenses\appsettings.json"
ここで、「http://myproxy.example.com」は会社のプロキシのアドレスであり、「8888」はプロキシが使用するポートです。