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Azure での PostgreSQL のインストールと構成

このトピックでは、Microsoft Azure での PostgreSQL のインストール方法と構成方法を説明します。

PostgreSQL のインストールと構成に関する一般的な指示については、PostgreSQL のインストールと構成 を参照してください。

データベース

PostgreSQLリポジトリ (QSR)、SenseServices、QSMQ、ライセンス データベースを専用のリモート サーバーにインストールすることで、Qlik Sense マルチノード展開でのパフォーマンスを向上させることができます。

情報メモQlik Sense Enterprise でマルチクラウド展開のコンポーネントをすべて構成するかどうかはオプションです。ただし、Multi-Cloud かオンプレミスかに関係なく、すべての展開で SenseServices データベースと QSMQ データベースをインストールする必要があります。

Qlik Sense リポジトリ データベース (QSR)

QSR は Qlik Sense 展開のプライマリ データベースです。

PostgreSQL サーバー/ホストの詳細を Qlik Sense インストーラーに入力する必要があるため、QSR データベースを専用の PostgreSQL サーバーにインストールする場合は、Qlik Sense をインストールする前に PostgreSQL をインストールして構成する必要があります。

Qlik Sense サービス データベース (SenseServices)

SenseServices データベースには、各 Qlik Sense サービスのスキーマが含まれており、同じ PostgreSQL インスタンスとログイン ロールを共有したまま、Qlik Sense Repository Database から独立して拡張することができます。

Qlik Sense メッセージ キュー データベース (QSMQ)

QSMQ データベースを利用すると、Qlik Sense Enterprise 内のサービス間におけるメッセージの内部送信が容易になります。PostgreSQL の NOTIFY と LISTEN の機能により、メッセージング テーブルに書き込まれた新しいメッセージをサービスに通知できます。

ライセンス サービス データベース (Licenses)

Licenses データベースには、応答時間を短縮するとともに堅牢性を高めるため、ライセンス データのローカル コピーが保管されます。ライセンス サービスのみがアクセスします。

情報メモQSR、SenseServices、および QSMQ データベースは同じログイン ロールを共有しており、同じ PostgreSQL インスタンスにインストールする必要があります。
情報メモ以前の展開の一部としてすでに PostgreSQL データベースがインストールされている場合、それを引き続き使用することができます。
警告メモQlik SensePostgreSQL データベースを専用のインフラストラクチャで使用する場合、 PostgreSQL バージョン 12.x を使用できますPostgreSQL のインスタンスを、Windows、Linux、クラウド ホスト サービス (例: Amazon RDS) などのプラットフォームで実行できます。ただし、PostgreSQL が Windows 上で実行されていないと、Qlik は構成に対応できません。Linux や Amazon RDS を使用する場合、Qlik Sense 用の PostgreSQL の実行インスタンスを使用するためにインストールし、構成するのはユーザーの責任です。

Azure での PostgreSQL データベースの設定

Qlik Sense をインストールする前に、Azure でデータベースを設定する必要があります。

次の手順を実行します。

  1. Azure のポータル (https://portal.azure.com) に移動します。

  2. Azure Database for PostgreSQL を検索します。

  3. [PostgreSQL server] 入力フィールドに、自分の値を入力します。次の 3 つの値を入力する必要があります。

    • Server name (サーバー名): <自分の一意のインスタンス名、例: qliksensedemo>
    • Server admin login name (サーバー管理者ログイン名): postgres
    • Version (バージョン): 12
  4. [接続セキュリティ] で、[クライアント IP の追加] をクリックして接続を許可リストに追加します。

  5. SSL 暗号化を無効にします。

pgadmin 4.x を使用したデータベースへの接続

次の手順を実行します。

  1. まだインストールしていない場合は、次のサイト https://www.pgadmin.org/download/pgadmin-4-windows/ から pgAdmin ツールをダウンロードしてインストールします。

  2. チェックアウトしたインスタンスへの接続を作成します (この場合は、qliksensedemo.postgres.database.azure.com)。

  3. ユーザーを「postgres@qliksensedemo」と入力します

  4. データベースの設定時に使用したパスワードを入力します。

    情報メモSense データベースのインストール時には、Azure PostgreSQL インスタンスでは qliksenserepository としたまま、ユーザーを「qliksenserepository@dbinstance」と指定する必要があります。
  5. Azure インスタンスに接続されたら、データベースを開いてからクエリ ツールを開きます。

  6. クエリ エディタで、次のコード行を追加します。

    -- one by one, for creating the DB CREATE DATABASE "QSR" ENCODING = 'UTF8'; CREATE DATABASE "SenseServices" ENCODING = 'UTF8'; CREATE DATABASE "QSMQ" ENCODING = 'UTF8'; CREATE DATABASE "Licenses" ENCODING = 'UTF8'; //one at a time -- from here the whole script CREATE ROLE "qliksenserepository" WITH LOGIN NOINHERIT NOSUPERUSER NOCREATEDB NOCREATEROLE NOREPLICATION VALID UNTIL 'infinity'; -- change <qliksenserepository_user_pass> to your password for the repository service user ALTER ROLE "qliksenserepository" WITH ENCRYPTED PASSWORD '<qliksenserepository_user_pass>'; GRANT qliksenserepository TO postgres; ALTER DATABASE "QSR" OWNER TO "qliksenserepository"; ALTER DATABASE "SenseServices" OWNER TO "qliksenserepository"; ALTER DATABASE "QSMQ" OWNER TO "qliksenserepository"; ALTER DATABASE "Licenses" OWNER TO qliksenserepository; GRANT TEMPORARY, CONNECT ON DATABASE "QSMQ" TO PUBLIC; GRANT ALL ON DATABASE "QSMQ" TO postgres; GRANT CREATE ON DATABASE "QSMQ" TO "qliksenserepository"; GRANT TEMPORARY, CONNECT ON DATABASE "SenseServices" TO PUBLIC; GRANT ALL ON DATABASE "SenseServices" TO postgres; GRANT CREATE ON DATABASE "SenseServices" TO "qliksenserepository"; GRANT TEMPORARY, CONNECT ON DATABASE "Licenses" TO PUBLIC; GRANT ALL ON DATABASE "Licenses" TO postgres; GRANT CREATE ON DATABASE "Licenses" TO qliksenserepository;

Qlik Sense のインストール

これで、PostgreSQL データベースが Azure で設定され、Qlik Sense をインストールすることができます。

次の手順を実行します。

  1. シングル ノードへの Qlik Sense Enterprise on Windows のインストール」のインストール手順に従ってください。
  2. [共有持続性データベース接続設定] では、次の値を使用する必要があります。
    • Database host name (データベースのホスト名): qliksensedemo.postgres.database.azure.com
    • Database port (データベース ポート): 5432
    • Database user (データベース ユーザー): qliksenserepository@qliksensedemo

Qlik Sense をインストールすれば、セットアップは完了です。

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