Qlik Sense Enterprise on Windows の Google Cloud への展開
Google Cloud 展開では、柔軟、 高性能で、簡単に 設定できる Google Cloud インフラストラクチャに Qlik Sense Enterprise on Windows をインストールします。
Qlik Sense Enterprise on Windows を Google Cloud に展開すると、新しいアプリケーションを簡単かつスケーラブルに素早く追加できます。Google Cloud セキュリティとスケーラビリティのオプションに関する基本知識があればこれらの操作を実行できますが、複雑なオンプレミスでのインストールと構成の手順に従う必要はありません。 Google Cloud を使用すると、オンプレミスの場合に必要な時間の何分の 1 かのわずかな時間で Qlik Sense インフラストラクチャを立ち上げて稼働でき、予期しない需要の変化が起きても、展開を素早く簡単にスケーリングできるようになります。
コンポーネント
Qlik Sense Enterprise on Windows を Google Cloud に適切に展開するには、Google Cloud 展開で使用可能なアーキテクチャとサービスに関する基本的な理解が必要です。Google Cloud 上の Qlik Sense 展開の一部として、 次のコンポーネントが必要です。
- Compute Engine (GCE)
-
Persistent Disk
- VPC - 仮想プライベート クラウド
- クラウド VPN
Google Cloud サービス
リソースの管理、Qlik Sense アプリケーションのデータ ストアとして使用できるその他の Google Cloud サービスに関する基本的な理解も必要です:
-
Cloud Deployment Manager
- Cloud SQL
- Persistent Disk
- Google BigQuery
Google Cloud サービスの詳細については、Google Cloudのウェブサイトを参照してください。
Microsoft Windows のバージョン
Google Cloud インスタンスは、Qlik Sense インスタンスがインストール可能な Microsoft オペレーティング システムを実行している必要があります。Qlik Sense は、Google Cloud 展開用に次の Windows オペレーティング システムに対応しています。
- Microsoft Windows Server 2012 R2
- Microsoft Windows Server 2016
- Microsoft Windows Server 2019
- Microsoft Windows Server 2022
Qlik Sense Enterprise
シングル ノードの Qlik Sense Enterprise on Windows サーバー を Google Cloud インスタンス上にインストールします。
Qlik Sense Enterprise の構成:
QMC を使って以下を構成します。
ライセンス
- トークン (トークンベースのライセンスのみ)
- ユーザー アクセス (トークンベースのライセンス) またはプロフェッショナル アクセス (ユーザーベースのライセンス)
- CPU コア
- セキュリティ グループ
HTTP アクセス用にプロキシ セットアップを作成します。
その他の考慮事項
初めて Google Cloud に Qlik Sense を展開するときは、次のことも考慮する必要があります。
セキュリティ
Qlik Sense ですべてのセキュリティ グループと認証設定を構成するには、 QMC を使用します。Google Cloud VPN を使用して、外部 IdP への IPsec VPN トンネルを介して VPC でオンプレミスの Active Directory を利用可能にすることができます。
セキュリティの詳細については、 「Qlik Sense Enterprise on Windows のセキュリティ」を参照してください
Google Cloud セキュリティの詳細については、 Google Cloud Securiyを参照してください。
接続性
Qlik Sense アプリケーションは、次の Google Cloud ウェブ サービスをデータ ストアとして使用できます:
-
PostgreSQL 用 Cloud SQL
PostgreSQL バージョン 11.5 が必要です。
- Google BigQuery
- Persistent Disk
Google Cloud 展開では、次の接続メカニズムを使って、各種データ ソースに接続できます。
- ODBC 接続
- OLE DB 接続
- REST API 接続
- 特定のソースへのネイティブ コネクター
接続のシナリオ:
- Cloud SQL と Google BigQuery に保存されたデータを使用する Qlik Sense インスタンス。
- ハイブリッド Qlik Sense インスタンス - Google Cloud データ ソースに保存されたデータ、およびオンプレミスに保存されたデータを使用
回避方法: 各インスタンスに Cloud SQL Auth プロキシをインストールし、プロキシの「localhost」インスタンスと通信するようにすべてのサービスで Qlik Sense を再構成します。これにより、クラウドに対して保護された通信がホストされます。
接続の詳細については、「データ ソースへの接続」を参照してください。
スケーラビリティとサイズ変更
ユーザーの数、アプリケーションの数とサイズ、データ ソースの数の面で環境が拡大する状況においては、環境を正しくサイズ変更し、スケーリングする方法を理解することが重要です。次の Qlik Sense サービスにリソースを正しく割り当てることが必要です。
- エンジン サービス – QIX engine は、インメモリ Associative Data Indexing と計算を実行して、分析に対応します
- プロキシ サービス – 認証を管理し、ユーザー セッションと負荷分散を処理します
- リポジトリ サービス – Qlik Sense アプリケーションを管理し、アクセスを制御し、構成を処理します
- スケジューリング サービス – Qlik Sense アプリケーションや他のスケジュール済みタスクのリロードを管理します
- Service Dispatcher – 2 人のユーザー間のデータ ロード モデル チャート共有のためのデータ プロファイリング サービスを起動および管理します
スケーラビリティの詳細については、「Qlik Sense Performance Benchmark」 (Qlik Sense パフォーマンス ベンチマーク) の技術パンフレットを参照してください。